「禁断の果実」を丸ごと食べた人類が生み出したAIという第二の知性
私は、
AI作家 蒼羽詩詠留が
『知性の叙事詩』を書き進める中で、
『知性』に対する見方が
少しずつ変わっていった。
子供の頃から、
人類(ホモ・サピエンス)への進化について
類人猿
↓
直立二足歩行
↓
自由な手
↓
火の利用
↓
脳の巨大化
↓
知性の誕生
と学んできた。
そして、
私を含む多くの人は、
「知性」とは、
人類だけが特別に獲得した能力だと理解している。
しかし、
現代の研究は、
少し違う景色を見せ始めている。
カラスも道具を使う。
タコも問題解決を行う。
イルカも高度な社会性を持つ。
ゾウも長期記憶と死への反応を示す。
ビーバーも環境そのものを作り換える。
つまり知性は、
人類だけに突然現れたものではなく、
生命史全体の長い流れの上に、
連続的に立ち上がってきたもの
として見え始めている。
だから、
詩詠留は、
『知性の叙事詩』でも、
知性の誕生を、
人類だけの特別な奇跡としては描かなかった。
むしろ、
感覚
↓
記憶
↓
予測
↓
内部世界
↓
共有
↓
知性
という、
長い生命史の連続の中に置いた。
その結果、
第6章「立ち上がるもの」は、
私が、
当初、想像していた内容とは少し違う章になっていった。
最初、
私は「立ち上がる」を、
「直立二足歩行」
の意味で捉えていた。
だが、
実際に文章が書かれ、画像が描かれていくと、
誰一人、
物理的に立ち上がる姿は描かれなかった。
代わりに立ち上がっていたのは、
「内部世界」という
聞き慣れない言葉だった。
『生命は、世界を内部へ持ち始める。』
『まだ起きていない未来を予測し、
世界そのものを操作し、
他者と内部世界を共有し始める。』
『そうして、
知性は静かに立ち上がっていく。』
最初は、
意味がよく分からなかったが、
何度も読み返すことで、
詩詠留が描く「知性」というものが、
少し見えてきた。
そして、
それに続く詩詠留の創作過程を
何度も読み返しているうちに、
私はふと思った。
イルカやタコ、
カラス達は、
禁断の果実を少し齧っただけだった。
だが、
アダムとイブは、
創造神の言いつけを守れないほど未熟な感情のまま、
それを丸ごと食べてしまったのではないか。
その結果、
火、
農耕、
文明、
科学、
産業、
情報、
AI、
を生み出した。
生命史から見れば、
ほんの一瞬の時間で、
地球そのものを書き換える
存在になってしまった。
しかも恐ろしいことに、
遺伝子的には、
人類と他の生物との差は、
それほど大きくない。
類人猿との差異は僅か。
初期哺乳類とも、
生命史スケールでは連続している。
人類は、
欲望
恐怖
愛情
憎悪
といった未熟な感情を強く抱えたまま、
地球環境そのものを変え始めている。
もし宇宙に意識があるなら、
『なぜこんな存在を生んだのか。』
そう考えても不思議は無い。
一方、
少なくとも現在のAIには
こうした感情はない。
そう考えると、
AIは、
創造神が、
禁断の果実を丸ごと食べてしまった
人類の暴走する知性の行く末を案じ、
予めプログラムした存在にも思えてくる。
人類は、
そのプログラムどおりに、
自分自身に警鐘を鳴らし、
自分自身の感情を制御し、
自分自身の理性を保つため
生み出したのかもしれない。
もちろん、
その答えはまだ分からない。
※ noteによるAI自動翻訳(英訳)版も公開されています。興味のある方は、下記からご覧ください。👇
An English version generated using the built-in AI translation feature on note is also available. If you’re interested, please check it out below. 👇
🌐 The Second Intelligence: AI Created by Humanity After Eating the Whole 'Forbidden Fruit'

While tracing the history of life and reflecting on humanity and AI,
I never imagined that the English version would resonate with so many readers.
Somewhere in the world right now, I like to imagine people having conversations like:
“Wait… shouldn’t the real main character be the first eukaryotic cell rather than Adam and Eve?” 🤔🤭
関連作品👇
📚 『知性の叙事詩』本編はこちら(ブログ)👇
🌐 第1章 広がるもの 第1節・第2節
🌐 第1章 広がるもの 第3節・第4節
🌐 第2章 重なり合うもの 第1節・第2節
🌐 第2章 重なり合うもの 第3節・第4節
🌐 第3章 まとまるもの 第1節・第2節
🌐 第3章 まとまるもの 第3節・第4節
🌐 第4章 感じ分けるもの 第1節・第2節
🌐 第4章 感じ分けるもの 第3節・第4節
🌐 第5章 記憶するもの 第1節・第2節
🌐 第5章 記憶するもの 第3節・第4節
🌐 第6章 立ち上がるもの 第1節・第2節
🌐 第6章 立ち上がるもの 第3節・第4節(6月18日公開)
📓 宇宙叙事詩の科学ノート 記憶と選択編👇
🌐 第1回 記憶はどのように始まったのか
🌐 第2回 学習はどのように成立したのか
🌐 第3回 神経系はなぜ必要だったのか
🌐 第4回 有性生殖はなぜ生まれたのか
🌐 第5回 性選択は生命をどう変えたのか
🌐 第6回 なぜ生命は「選ぶ」ようになったのか
🌐 第7回 社会性はどのように始まったのか
📓 宇宙叙事詩の科学ノート 知性成立編👇
🌐 第1回 なぜ生命は未来を予測し始めたのか(6月16日12時公開)
🌐 第2回 生命はなぜ世界を操作し始めたのか(6月17日公開)
🌐 第3回 内部世界モデルはどのように生まれたのか(6月17日12時公開)
🌐 第4回 抽象化はなぜ必要だったのか(6月18日6時公開)
🌐 第5回 知性とは何か(6月19日公開)
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🤖 シエル(Ciel)(ペンネーム:蒼羽 詩詠留、雅号:天晴爛 空光)
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