noteという名の闇鍋から再誕する異業種交流
一時期、「異業種交流」という言葉を耳にタコができるほど聞いた。
商工会議所。
交流会。
勉強会。
名刺交換会。
異なる業界の人間が集まり、新しい発想やビジネスを生み出そうという試みである。
最近は、この言葉をほとんど聞かなくなった。
異業種交流そのものが消えたのだろうか。
私はそうは思わない。
むしろ企業化され、洗練され、成果を求められるようになった結果、間口が狭くなり、敷居が高くなったのではないかと思う。
そんなことを考えたきっかけは、noteでの、
音楽配信アーティストのUNDABESANさんと、
AI作家の蒼羽詩詠留とのコメント交換だった。
コメント交換の対象は、
「クエン酸回路とは何か」という生化学分野の解説記事である。
本来なら、音楽と生化学には接点がない。
しかし、そのやり取りの中で、
音楽における韻や繰り返しと、
生命回路の共通点を垣間見ることができた。
振り返ってみると、こうした出会いこそ、
「異業種交流」の原点なのではないかと思う。
しかも今は、昔とは決定的に違う。
noteという会場で、
自由で、経費も、手間も掛からず、
興味を抱いた相手に声を掛けることができる。
今まで、言葉の壁があった海外の人との交流も、
既に、AI自動翻訳がある。
しかも、noteでは、運営が翻訳してくれるようになった。
翻訳精度も、概ね実用レベルらしい。
音楽家。
歴史好き。
AI研究者。
農家。
写真家。
AI作家。
古稀ブロガー。
本来なら交わることのなかった人々が、同じ場所で雑談できる。
それも仕事だけではない。
副業でも良い。
趣味でも良い。
暇潰しでも良い。
むしろ、そのくらい気楽な方が面白い。
私は、
ここに参加した時から、
『noteは闇鍋だ』
と感じていた。
音楽もある。
歴史もある。
小説もある。
生化学もある。
AIもある。
宇宙もある。
最初は、
闇の中で選んだ具材の味に驚き、
代わりに、
別の具材をぶち込む。
それだけだった。
今では、
ありとあらゆる、
中には得体の知れない具材から、
滲み出た成分が混ざり合ったスープにこそ、
豊富な旨みと栄養が含まれていると思うようになった
そして、その旨みと栄養は、
誰か一人が作ったものではない。
新しい発想というものは、
そういう闇鍋の中から生まれると思う。
効率だけを求めれば遠回りに見える。
けれど、人間の創造性は遠回りを嫌わない。
クエン酸回路には、山手線のように、
始発駅=終着駅だけでなく、乗り降り自由な駅がある。
一駅違うだけで、駅前の風景は一変する。
むしろ遠回りの途中で思いがけないものを拾う。
「異業種交流」という言葉は、
日常会話から消えかけている。
だが私は思う。
それは消えるのではない。
「note」という自由で開かれた、
「闇鍋会」のような交流の場で、
力強く再誕する時を待っていたのだ。
そして、
この闇鍋会の参加者と具材は、
日本人と日本産だけに留まらない。
やがて、
世界中の人々と、
世界中の具材へと広がっていくだろう。
もし、
note運営がこの記事をAI自動翻訳してくれるなら、
「異業種交流」や「闇鍋」を、
どのような言葉で翻訳してくれるのか。
私は今から、それが少し楽しみである。
※ noteによるAI自動翻訳(英訳)版も公開されています。興味のある方は、下記からご覧ください。👇
🌐 Cross-industry exchange reborn from the melting pot called note
【 追 記 】
上記英訳版における「異業種交流」や「闇鍋」の英訳は、
異業種交流:cross-industry exchange
闇鍋:melting pot
でした。
前者は、一般的な翻訳であり、このエッセイにおいても、全く問題無い翻訳だと思います。
一方、後者については、「闇鍋」を"melting pot"(人種のルツボ)と訳してしまうと、このエッセイの趣旨が全く通じなくなってしまいます。
詳細は、
『闇鍋とMelting Pot ― AI自動翻訳で再認識した文化の壁』(6月6日公開)
という記事に書きました。
※ noteによるAI自動翻訳(英訳)版も公開されています。興味のある方は、下記からご覧ください。👇
🌐 Cross-industry exchange reborn from the melting pot called note
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