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ジャック・ドゥミの少年期(1991🇫🇷)

原題: JACQUOT DE NANTES(1991、フランス、120分)
●監督:アニエス・ヴァルダ
●出演:フィリップ・マロン、エドゥアール・ジョボー、ローラン・モニエ、ブリジット・ド・ヴィルポワ、ダニエル・デュブレ、ジャック・ドゥミ

ジャック・ドゥミの作品は『シェルブールの雨傘』と他数本しか見たことがなくそれほど思い入れもないまま”少年の思春期もの”かな程度の認識で鑑賞してみた。

監督自身をモチーフにした少年期映画ということで『フェリーニのアマルコルド』のような作品を想像していたが、もっとノンフィクション的というか、かつてNHKでやっていた『わたしが子どもだったころ』というドキュメンタリーシリーズに印象は近い。

フィクションとしての体裁ではなく現在(製作時点)のジャック・ドゥミやアニエス・ヴァルダの視点が合間にかなり入ってくる。

少年期のシーンを描いていく中で『シェルブールの雨傘』や『天使の入江』、『ローラ』といった作品のワンシーンも比較として時折挿入される。

ナレーションがアニエス・ヴァルダだったのがジャック・ドゥミ自身になったり、カラーと白黒がまぜこぜになってて正直あまり統一感を感じなかったというかコンセプトがよくわからなかったという印象。

”思春期もの”として淡々と見る分には普通によくできていてそこは十分面白い。

映画好きな少年ジャックの家族や友人、女の子たちとのいろんな日常を描いている。

シーンとシーンの繋ぎで子役が変わったことで数年経ったことを思わせる演出は映像的で良かった。

戦争の訪れという展開はあるものの日常が淡々と続き、ストーリーとして終わらせるには大分アッサリ感があったのも否めない。

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