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理学療法士が解説!「大転子が出っ張っている」とは?

こんにちは、ぎんです。

最近SNSで
「大転子が出ている」
「大転子を引っ込める」
といった言葉を目にする機会が増えました。

正直に言うと、理学療法士としてこの表現を初めて見たとき、
「何を指しているのか分からなかった」というのが本音です。

キャッチーなフレーズなのでついつい気になっちゃいますよね。
一昔前では「肩甲骨はがし」なんてものも流行ってましたね。

そこで今回は「大転子を引っ込める」と語られている内容を丁寧に
医学的に翻訳していきたいと思います。

「大転子が出ている」とは何が起きているのか

そもそも大転子とは大腿骨にある外側に出っ張っている場所を指します。
ちなみにこの大転子にはお尻の筋肉などが付着している部分です。

大転子とは?


多くの場合、この大転子が
変形したり、外に飛び出したりしている話ではありません。

みなさんがが気にしているのは、
• 正面から見たときのシルエット
• パンツを履いたときの外張り感
• 股関節外側のボリューム感

つまり、
股関節外側が張り出して“見える”現象です。


なぜ大転子が出て見えるのか。

それは大腿骨の向きが関係してきます。
詳しく説明すると股関節が内旋していると感じます。

骨盤周りの出っ張りと股関節の秘密


大転子というのは本来、
大腿骨の外側〜やや後方に位置しています。

大転子の位置


ところが、股関節が内旋(内股になる)すると、
大腿骨全体が内側へ回旋し、
大転子は側方〜やや前方へ回り込みます。

すると、
大転子が側方に位置し、横に出っ張ったようになります。

この側方に位置した状態が、
「大転子が出ている」と感じる正体だと思います。

股関節内旋すると大転子は横へ移動する


出てきたのではなく、
見える位置に移動しただけなのです

内旋位を作りやすい筋肉の存在


股関節をまっすぐした状態で内旋作用を持つ代表的な筋は、
中殿筋 
小殿筋 
が主にあります。

これらの筋は、
すべて大転子付近に付着しています。

内旋位で活動・緊張が高まると、
骨の位置変化に影響します。

「大転子が出ている感じ」が強まるのは、このためです。

骨盤が股関節にも影響する?!


「大転子が出て見える」状態は、
骨盤との関わりもあると思います。
それは骨盤が前傾していると股関節は内旋位になりやすいからです。

骨盤前傾が股関節内旋位を作りやすい理由

骨盤前傾によって股関節が内旋されやすい要因としては運動連鎖という仕組みがあります。

骨盤は大腿骨と関節を作る受け皿のような丸く凹んだ部分(寛骨臼)があります。
骨盤が前傾するとその受け皿の向きも変化して股関節が曲がった状態(屈曲)や内股(内旋)しやすい位置関係になります。

そのような連鎖が足にまで影響します。
そのことを運動連鎖といいます。

運動連鎖


まとめ


「大転子が出ている」という言葉は、医学的にはあまり正確ではありません。

筋肉の影響や骨の位置関係によって大転子が出っ張っているように見えます。
・股関節の内旋(内股)による影響
・骨盤前傾による影響
これらの要因が考えられます。

次回はこの股関節内旋や骨盤前傾への対策も紹介したいと思います!


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