娘の二十歳祝い
娘の二十歳を、家族でお祝いしました。
20年前のあの日を思い出します。
三月下旬なのに、福岡は雪が降っていて、
夫は「寒い寒い」と言いながら、
上の子らを連れて毎日見舞いに来てくれました。
あれから、もう20年。
本当に、いろいろありました。
良いことも、嫌なことも。
覚えていることも、
忘れてしまったことも、
できれば消したい記憶も。
それでも、
この子たちがいたからこそ、
私は親にしてもらい、
ここまで成長させてもらったのだと思います。
しみじみと、感慨深いです。
お祝いのメニューは、我が家の定番、ピザ。
海外の方との付き合いが多かった父が、
自宅に招くときに
「宗教上の制限があっても、ピザなら食べられるだろう」と考え、
母が作り始めたのがきっかけです。
私が生まれる前から続く、我が家の味です。
オリジナルのピザソースは、
みじん切りの玉ねぎ、ニンニク、ベーコン、ピーマン、セロリを炒め、トマトケチャップ、トマトジュース、砂糖、塩、ペッパー、オレガノ、ローリエを加えて煮詰めます。
オリジナル具材は、
牛肉、オイルサーディン、トマト、ピーマン、玉ねぎ、チーズ。
生地は、
(大きな天板2枚分)
薄力粉200g、強力粉200g、卵黄1個、ぬるま湯200ml、砂糖小さじ2、ドライイースト小さじ2、塩少し。
具は、どんどん派生して、
シーチキンとコーン、明太子とじゃがいも、ツナやウインナーなど、いろいろな組み合わせが増えていきました。

昔は母がすべて作り、私は生地を伸ばしたり、具をトッピングをしたりするだけでした。
今では世代交代が進み、
今回は、ソースは母、生地は私、
そして、生地伸ばしから具材トッピング、焼き上げ、カットまで子どもたちが担当してくれました。
子どもたちが加わることで、具材のバリエーションも広がり、
「変わらない味」と「新しい味」が、同時に並ぶようになりました。
これが、
我が家の続いていくかたちなのだと思います。
義母と叔母も来てくれて、にぎやかな会になりました。
最後はケーキでお祝いを。

数字のロウソクでお祝い気分を盛り上げました
用意していたプレゼント、
ティファニーのオープンハートのネックレスを渡すと、とても喜んでくれました。
「金だから、あまり神経質に手入れしなくてもいいよ」
と伝えると、
「じゃあ温泉も入りたい放題だね!」
汗を気にしていたのですが、
どうやら心配の方向が違うようです。
そして、
ピザ生地づくりで残った卵白は、
ラングドシャに。
今回はシナモンとカルダモンを加えました。
誕生会のあと、
少し落ち着いた夜に、これをつまみに。

影の人気者で、直ぐ食べ尽くされます
この先もきっと、
こうして少しずつ形を変えながら、
我が家の味と時間は続いていくのだと思います。
