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ECで一番怖いのは「売れている仕組み」を壊すこと~Amazon FBAからの撤退~

自分の中で今年の目標の一つだった施策を、ようやく実行しました。Amazonで運用していたFBAを廃止し、2アカウントで運営していた店舗を統一。私にとっては、今年一番大きな決断だったかもしれません。

実際、この数か月は「本当にやって大丈夫なのか」と何度も考えました。

EC担当者なら分かると思いますが、一番怖いのは新しい施策ではありません。今、売れている仕組みを壊すことです。


FBAを辞めた3つの理由

以前から何度か書いてきましたが、FBAを辞めようと思った理由は主に3つあります。

・FBAの商品管理が杜撰すぎる
・自社発送より配送品質が低いケースが目立つ
・Amazon側で勝手に複数購入ページが生成され、バリエーションエラーが発生したこと

もちろん、FBAは素晴らしいサービスです。
Amazonという巨大な物流網を利用できるメリットは非常に大きく、多くのショップにとって最適な選択肢でしょう。

ただ、私たちの運営スタイルには少しずつ合わなくなってきました。
「便利」と「自社にとって最適」は、必ずしもイコールではありません。


一番の不安はSEOへの影響だった

そこで数か月前から進めてきたのが、自社プライムへの移行です。
その為に引越しを決行したと言っても過言ではありません。
まずはFBA対象外の商品で検証を実施しました。

一番気になっていたのはSEOへの影響です。
「FBAを辞めたら検索順位は落ちるのでは?」。
そんな不安は当然ありました。

しかし、実際に数値を見てみると、自社プライムでもFBAとほぼ変わらない結果でした。

思い込みではなく、実際の数字で判断する。
改めて、EC運営では検証の大切さを実感しました。


「もうやる!」で踏み切った

ただ、一つだけ大きな壁がありました。

プライムマークを維持するためには、アウトレット販売も含めて運営していたもう一つのAmazonアカウントを停止しなければなりません。

もう1つのアカウントはいわゆる、ぶら下がりアカウント
こちら側の価格設定が安い場合は、広告も表示されないし、プライムマークも表示されない。

このアカウントを凍結する。
つまり、一度実行すると簡単には元へ戻せない。
売上比率を考えても、かなり勇気のいる決断でした。

最後は、

「もうやる!」
「辞める!」
「失敗したらすまん!!」。

そんな勢いで実行しました(笑)


恐る恐る管理画面を開いた朝

そして迎えたここ数日。
毎朝一番でAmazonの管理画面を開き、恐る恐る数字を確認。

結果は、ほぼ想定通り。
あえて、プライムセールの日に完全移行して数値を取るといった少しずるい対策を打ったので、当然数値は爆伸び

もちろん、まだ数日なので結論を出すには早すぎます。
それでも、一番心配していた大きな売上減少は見られず、まずは一安心しています。

胃がキリキリするような日々だっただけに、ここ数日の数字を見た瞬間は本当にホッとしました。


これはAmazon縮小のためではない

実は、この施策はAmazonを縮小するためではありません。
むしろ逆です。

私の年間計画では、Amazonは10月頃から成長が鈍化すると予測していました。去年の10月から自分が実施した施策が当たって売上が一気に伸びた。

だからこそ、今のうちに運営体制を見直し、自社プライムへ一本
化することで、今年の10月以降の伸びしろを作りたかったのです。

短期的な数字ではなく、中長期で成長するための土台作り。
今回の決断は、そのための一歩でした。


成功体験を惰性で続けることもリスク

EC運営をしていると、「今うまくいっていること」を変えるのは本当に勇気がいります。

でも、昔の成功体験を惰性で続けることもまた、大きなリスクです。

だから私は、定期的に自分へ問いかけるようにしています。
「本当に今も、このやり方が最適なのか?」

今回の答えは、「FBAを卒業する」でした。
この判断が半年後、一年後に正解だったと言えるよう、また数字を追い続けたいと思います。


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