詩: 朝焼けのユニコーン
朝焼けをすくい取ったような
淡い金色の霧の中を
ユニコーンは静かに歩いています
角はまだ眠りの余韻をまとい
薄桃色の光を
ぽつ ぽつ とこぼしています
ユニコーンが歩くたび
草の葉の朝露がかすかに震え
目覚めの気配をゆらします
やがてユニコーンは立ち止まり
朝の空へ向けて ひとつ
細い息を放ちました
その息は光の糸
空の端でほどけて
小さな虹の欠片になり
朝焼けに溶けていきました
(玲 2026.8.3)
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