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北方領土を手放すことになった決め手は米軍基地移設問題 安倍晋三の27回にわたる日露会談は意味があったのか?

北方領土を含むクリール諸島はロシア領と確定していると言うことだ。ここ最近あまりメディアも取り上げなくなった北方領土問題。日本の領土だと主張していた安倍晋三は、ロシアのプーチン大統領と何度も交渉してきた。これをプーチンの強硬姿勢だと、北方領土を出し抜きにして外交をしていると批判する方たちの意見をネットではよく見かける。

北海道周辺にある4つの島、択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島を合わせて北方領土と言い、日本の敗戦後に1951年サンフランシスコ条約によって、日本は千島列島を放棄した。ロシア側の認識としては千島列島は北方領土も含まれる。しかし、条約後の日本政府は「千島列島は北方領土の中でも色丹島と歯舞諸島は含まれない」と「二島返還論」を主張した。鈴木宗男氏や佐藤優氏による「段階的返還論」は当時の首相森喜朗氏がロシア側に提唱したが、断られている。段階的返還論では北方領土全体が日本の領土であると主張し、色丹歯舞の二島を返還してもらい、その次に択捉国後の返還を求めるといったものだ。

またロシア側の「二島譲渡論」だが、色丹歯舞を返還してこの問題を終結させることだが、返還ではなく譲渡であること。もともと北方領土はロシア領だったということだが、ソ連の対日参戦が正当であると言うことはヤルタ会議ではイギリスもアメリカも認めており、そもそもソ連は連合国だったし、自由主義とか共産主義のイデオロギーそのものよりも打倒日帝が目的だったわけです。1945年7月26日にはポツダム宣言が発表されたのに、日本政府は黙殺していました。これをすぐさま受諾していれば広島や長崎の原爆投下はなかったかもしれないのです。甚大な被害を抑えることが出来たんです。

譲渡するにあたっての条件は何だったのかって言うと、米軍基地を置かないことだったんですけど、その要件を安倍晋三はのめなかったんですよね。ようは自国に基地を置くかどうかの権利って言うのは米国にある訳で、日本側にはない、主権は米国にあるってことじゃないですか。自分で何も決めることが出来ない、これほど無力であることを自覚することはないでしょうね。

とはいえ、ロシアに領土を取られたことが悔しいと言いたいのではなく、北方領土があることによって日本にとってどのような利益になるのかって言うのがあまり分からないって言うのが本音です。結局は北方領土海域の豊富な漁業資源と領土拡大による自己満足でしょう。とくに後者は戦前日本の植民地支配の思想が根強く残っているように思います。おまけに植民地支配によって台湾や朝鮮に近代文明を教えてやったと高飛車になっているあたりが、日本人の傲慢さを象徴している訳です。借り物の西洋思想を取り入れただけなのに、資本主義の成功モデルっていうのがかつての高度経済成長ですが、それを日本が凄いと結びつけることがお笑いなんです。

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