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ドサクサ日記 2/2-8 2026

2日。
リキッドルームで当時にお世話になったki/oonのスタッフの還暦パーティー。アジカン、ユニコーン、PUFFY(バックバンドがユニコーン)、Creepy Nutsという豪華なラインナップでシークレットライブだった。年齢的に周回遅れの我々を見つけてくれた恩は、一生忘れることができないだろう。扉を開ける難しさは、現在の比ではなかった。彼らの物差しというのが、ある種のクオリティチェック的なフィルターであり、権威でもあった時代。もちろん功罪がある。僕らは運良く見つけてもらったが、見つけてもらえなかった才能もある。今は機会が昔より開かれたが、才能が揉まれないまま世に出て、成熟を待てずに打ち返されてしまうことも多い。大人の役割を考える。

3日。
ボイトレ、ポッドキャスト収録と取材。最近オープンしたラーメン屋に行っところ、オーナーが大きな声で調理担当のスタッフを怒鳴りつけていた。いろいろな技法と調味料によって、美味しくなるための努力が積み重ねられていることは想像できるが、こういった怒声が不味味(マズミ)調味料のように効いて、スープの旨味も再度来店したい気持ちも打ち消してしまう。

4日。
取材。賀屋君と長い時間話してとても楽しかった。そのあとはHINA-MATSURIのリハーサルへ。甲州街道は大渋滞で、移動の車が少しも進まなかった。夕飯を食べる時間もないなと考えながら抜けた渋滞の先には、消防車やパトカーがやたらと停まっていて、小さ目の自動車が路肩で燃え尽きていた。少し働き過ぎなので考え直さねばと思う。夜は白ワインを飲んで気絶。

5日。
朝からメンバーと一緒に取材。最後に訪れたFenderのショールームで素敵な衣服を頂いた。Fenderがアパレルをやっているのは知らなかった。ギターの試奏はとても楽しかった。建さんとEの3つでブルースセッション。全然バッキングをやってくれないので、強引にソロを弾いた。ちゃんとバッキングやってくれやと。大学時代を思い出す。一応、ブルース研究会の末席に居た。

6日。
久しぶりに丸亀製麺。冬は悩むことなく鴨葱饂飩を注文する。正月から奔放に飲食してしまっているので、ここはひとつ心も身体も引き締めようと天ぷらを皿に取るのをやめた。しかし、温泉卵を御飯の小を注文し、卵の黄身を飯の上で崩したあとに出汁醤油をかけ、鴨の肉を順次そのTKGの上に乗せて食べる。そうやって食欲&ボディ引き締め作戦は失敗に終わるのだった。

7日。
朝からパソコンのフォルダというフォルダをひっくり返して、GEZANの100時間ライブの時に読む詩を探す。なんとか言葉を捻り出そうと紙や画面に向かって試みたのだけれど、遂に前日になるまで一編の詩も書けなかった。以前に書いた詩を書き直そうかと思ったが、それもしっくりこない。なので、これまでに読んだ詩と、自室の本棚から相応しい言葉を探すことにした。

8日。
横浜のBAY HALLでHINA-MATSURI。とても楽しいライブだった。とにかく愉快な人しかおらず、雪の影響を乗り越えて集まった観客たちのバイブスも最高だった。終演後は楽屋で乾杯した後、東京の会場へ移動。GEZANの100時間生配信に出演。前日に用意した詩を読む。1時間越えの朗読だった。途中、目が疲れたり暗かったりで文庫本の文字が見えなくて困った。イーグルのギターに導かれて同じ詩なのに語気が変わる。すると意味も変容するように感じるから、言葉は不思議だ。ギターを手にしてからの終盤はゾーンに入って、とても良かったと思う。選挙は自民党の圧勝だった。中道の自滅というのは、本当のところだろう。どの政党が政権をとっても、より良い社会を目指してほしい。例外なく、俺も社会の一員なので、様々な方面で頑張りたい。選挙が終わって、全部彼らに任せて終わりというわけではない。国民の不断の努力で、自由と権利は守られる。誰かの権利や自由を踏んづけたりしないように、自分も精神的な豊かさや柔らかさの一部でありたい。多くの人の何かがカサカサに乾く瞬間に先回りして、ヒアルロン酸のような存在でありたい。自分もこの社会の当事者であること。肝に銘じて進む。

第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。 又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。

日本国憲法より


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