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なぜ部下は「任せる」だけでは自信を持てないのか

部下育成について調べると、
・権限委譲をしましょう
・主体性を引き出しましょう
・任せる経験を増やしましょう
といった内容をよく目にします。

そのため
「部下にはもっと任せた方がいい」
と考えて
部下を育てるために
少しずつ仕事を任せている管理職の方も多いのではないでしょうか?

ただ実際の現場では、
「任せたのに動けない」
「自分で決められず確認ばかりする」
「いつまでも自信がつかない」
そんな部下に悩む管理職も少なくありません。

管理職としては、
「もっと自信を持って動いてほしい」
「もっと積極的に動いてほしい」
そう感じることもあるかもしれません。

でも、自信は「任せること」で身につくものではありません。

例えば、新しい仕事を任された部下がいたとします。
仕事の進め方は理解していても、
「この判断で合っているのかな」
「失敗したらどうしよう」
という不安から、部下がなかなか一歩を踏み出せないことがあります。

そんなときに、管理職から
「任せたから最後まで一人でやってみて」
と言われると、不安はさらに大きくなってしまいます。

一方で、
「まずはどう考えたかを聞かせて」
と声をかけ、方向性を確認しながら、
「その考え方で進めてみよう」
「もし困ったら私がフォローするから安心してやってみて」
と背中を押されると、
部下は安心して安心して挑戦できるようになります。

そして、
自分で判断する。
うまくいく。
認められる。

この経験を積み重ねることで、
「自分にもできる」
という自信が少しずつ育っていきます。

つまり、
部下が自信を持てないのは、
能力が足りないからではなく、
安心して挑戦できる経験が不足していることもあるのです。

だから管理職に必要なのは、
仕事を任せることだけではありません。

・部下が考える時間をつくること
・判断を尊重すること
・失敗してもフォローできる環境を整えること
・小さな成功体験を積み重ねること

この積み重ねが、
「言われたことをやる部下」から、
「自分で判断して自信を持って動ける部下」
への成長につながっていきます。

部下育成は、
仕事を任せることだけがゴールではありません。
安心して判断できる経験を積み重ねることで、
少しずつ自信を育てていくこと。

それが、
自分の判断に自信を持ち、自ら考え、行動できる部下を
育てる第一歩なのかもしれません。


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