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文化人とコーヒーのエピソード 3



さらに続けます。
コーヒーやカフェと切っても切り離せないユニークなエピソードを持つ著名な文化人を3人ご紹介します。

​ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(詩人・文豪)
​「世界初のカフェイン発見者?」

ドイツ最大の文豪ゲーテは、実は大のコーヒー愛好家であると同時に、科学的な探求心も非常に強い人物でした。当時、コーヒーが人体や神経に与える影響に興味津々だった彼は、親交のあった化学者のフリードリープ・ルンゲに「コーヒー豆の中から、覚醒作用の正体を突き止めてほしい」と頼み込みました。
このゲーテの依頼(あるいは助言)をきっかけとして、ルンゲは1820年に世界で初めてコーヒー豆からの「カフェインの単離(抽出すること)」に成功しました。文豪の知的な好奇心が、近代化学の扉を開くひとつのきっかけになったという、非常に知的なロマンのあるエピソードです。



​ジャン=ポール・サルトル(哲学者・思想家)
​「カフェ『フロール』の哲学者と、無限のカフェイン」

20世紀のフランスを代表する実存主義の哲学者サルトルは、パリのサン=ジェルマン・デ・プレにあるカフェ「カフェ・ド・フロール」や「レ・ドゥ・マゴ」を我が家のように陣取り、朝から晩までそこで執筆活動を行っていました。
彼は一日あたり「タバコ2箱、パイプ、酒、そしてカフェ・オ・レを数リットル(すさまじい杯数)」を胃に流し込みながら、代表作『存在と無』などの重厚な哲学書を書き上げました。彼にとってカフェのテーブルと無限に注がれるコーヒーこそが、現実の不条理と向き合い、自由について思考し続けるための戦場でした。


​マーク・トウェイン(小説家)
​「コーヒーは文学のエンジンだが、ホテルのコーヒーには毒を吐く」

『トム・ソーヤの冒険』などで知られるアメリカの大文豪マーク・トウェインもまた、強烈なコーヒー中毒者でした。彼は旅先でも自宅でも常にコーヒーをそばに置き、執筆のエネルギー源にしていました。
​ユーモア溢れる毒舌:
一方で、彼は美味しいコーヒーには目がありませんでしたが、旅先のホテルなどで出されるまずいコーヒーに対しては容赦なく毒舌を吐きました。ヨーロッパを旅行した際のエッセイでは、「ドイツやイタリアのひどいコーヒーを飲むくらいなら、いっそ泥水をすする方がましだ」といった調子で、コーヒーへのこだわりと辛口なユーモアを遺しています。




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selva セルバ店主 ​予想だにしなかった出会いや劇的な変化を心待ちにしつつ、地道に言葉とコーヒーを淹れ続けています。 ​もしこの文章や世界観に共感していただけましたら、未来へのカンフル剤として、あなたのチップという名の「小さな洗礼」を投下していただけると非常に喜びます。