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ゼロから億万長者 第23話 お金の使い方を変えた日

# ゼロから億万長者
## 第23話 お金の使い方を変えた日

こんにちは。  
美馬昭仁です。

通称、アキと呼ばれています。

第22話で私は、  
体調管理も社長の仕事だと知りました。

自分が倒れれば、  
事業も止まる。

睡眠。

食事。

血糖値。

運動。

休息。

売上を作る自分自身を、  
大切な資産として扱うようになりました。

そして身体を整えた私が、  
次に見直したのがお金でした。

売上を作れるようになった。

少しずつ収入の柱も増えた。

月10万円という数字も、  
現実的な目標として見え始めた。

それでも、  
私の手元には思うようにお金が残りませんでした。

入ってきたはずなのに、  
気づけばなくなっている。

私はそこで初めて、  
大切な事実に気づきました。

お金は、  
稼ぐだけでは増えない。

使い方を変えなければ、  
どれだけ売上を作っても残らない。

私はこの日から、  
お金の流れを作り直しました。

---

売上が少なかった頃、  
入ってきたお金には、  
すぐに使い道がありました。

生活費。

支払い。

通信費。

ガソリン代。

仕事に必要なもの。

足りないものを埋めていけば、  
お金はすぐになくなります。

売上が入った瞬間は嬉しい。

しかし数日後には、  
また次の売上を追いかけている。

私はずっと、

「もっと稼がなければ足りない」

と思っていました。

もちろん、  
収入を増やすことは必要です。

でも問題は、  
収入の額だけではありませんでした。

私は、  
入ってきたお金を全部同じものとして扱っていたのです。

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相談で入ったお金。

記事作成で入ったお金。

身体のケアで入ったお金。

その他の仕事で入ったお金。

すべてを一つにまとめ、  
必要になったものから使っていました。

どれが生活費なのか。

どれが仕事のためのお金なのか。

どれを残すのか。

何も決めていませんでした。

だから、  
売上が増えても安心できません。

口座にお金があれば使えると思う。

支払いを済ませる。

必要なものを買う。

そして残高を見て、  
また不安になる。

私は、  
お金を持っているのではなく、  
通過させているだけでした。

---

ある日、  
私はその月の売上をすべて書き出しました。

相談。

記事作成。

訪問。

その他の仕事。

合計すると、  
以前より明らかに増えていました。

でも、  
手元に残っている金額は少ない。

私は一つずつ、  
使ったお金も書き出しました。

生活に必要だったお金。

仕事に必要だったお金。

急いでいなかった買い物。

何となく使ったお金。

金額が小さいからと、  
気にしなかった支出。

書き出してみると、  
お金が消えたわけではありませんでした。

全部、  
自分で使っていました。

ただし、  
目的を決めずに使っていたのです。

---

私はそこで、  
入ってきたお金を三つに分けることにしました。

守るお金。

増やすお金。

未来を作るお金。

最初に決めたのは、  
守るお金でした。

生活を守るためのお金。

家賃。

光熱費。

通信費。

食費。

移動費。

治療や健康管理に必要なお金。

これがなければ、  
仕事を続けることもできません。

私は以前、  
支払いを「残ったお金から払うもの」と考えていました。

でも、それでは遅い。

売上が入ったら、  
最初に守るお金を分ける。

使ってから考えるのではなく、  
先に確保する。

この順番に変えました。

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次が、  
増やすお金です。

商品画像を良くする。

仕事に必要な道具を揃える。

学ぶための教材を買う。

作業を速くする環境を整える。

広告や宣伝を試す。

売上につながる仕組みを作る。

私はそれまで、  
事業にお金を使うことを怖いと感じていました。

せっかく入ったお金が減る。

失敗したら戻ってこない。

できるだけ無料でやりたい。

その気持ちもありました。

でも、  
すべてを無料で済ませようとすると、  
時間を大量に使います。

自分で何時間も悩む。

古い道具で作業する。

知らないことを一人で調べ続ける。

お金を守っているようで、  
時間を失っていました。

私は、  
使った金額ではなく、

「この支出が何を生むのか」

を見るようになりました。

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ただし、  
事業のためなら何に使ってもいいわけではありません。

売上につながるか。

作業時間を減らせるか。

商品の質を上げられるか。

お客様の満足につながるか。

長く使えるか。

私は、  
この基準で考えるようになりました。

格好よく見せるためだけの出費。

周りに負けたくないという気持ちからの出費。

使うか分からないものへの出費。

それは投資ではありません。

仕事をしている気分になるための支出でした。

増やすお金は、  
使うことが目的ではない。

使った以上の価値を、  
未来に作るためのお金です。

私はそこを間違えないようにしました。

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そして三つ目が、  
未来を作るお金でした。

今月を乗り切るためではない。

来月の支払いだけでもない。

一年後。

三年後。

五年後。

その未来の自分が、  
選択肢を持つためのお金です。

最初から大きな金額を残せたわけではありません。

100円。

500円。

1000円。

売上の中から、  
少しずつ分けました。

そんな金額を残して、  
何になるのか。

そう思う人もいるかもしれません。

でも、  
残す習慣がなければ、  
収入が増えても残りません。

10万円を全部使う人は、  
100万円を稼いでも全部使います。

私は、  
金額が小さいうちに習慣を変えることにしました。

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初めて1000円を残した時、  
生活が変わったわけではありません。

安心できる金額でもありません。

それでも、  
その1000円には大きな意味がありました。

私は初めて、

「使わなかったお金」

を持ったのです。

それまでのお金には、  
すべて行き先がありました。

入る。

払う。

なくなる。

その繰り返しでした。

でも1000円を残したことで、  
お金の流れに初めて出口ではなく、  
蓄積が生まれました。

私はその小さな数字を見ながら思いました。

ここから増やせばいい。

---

億万長者になった今だから分かります。

資産は、  
大きなお金が入った日に突然できるものではありません。

残すと決めた日から始まります。

1000円を残す。

次は2000円。

その次は5000円。

金額が増えるたびに、  
使わずに守る力も必要になります。

お金があると、  
人は使いたくなります。

頑張った自分へのご褒美。

便利そうなもの。

欲しかったもの。

人からよく見られるためのもの。

もちろん、  
お金を使うことが悪いわけではありません。

でも私は、  
使う前に一つ考えるようになりました。

これは、  
今の自分を満足させるお金なのか。

未来の自分を強くするお金なのか。

その問いだけで、  
使い方は大きく変わりました。

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私は、  
売上と利益の違いも考えるようになりました。

10万円売れた。

それだけを見れば、  
10万円稼いだように感じます。

でも、  
その売上を作るために使ったお金があります。

移動費。

通信費。

道具。

手数料。

外注費。

その他の経費。

売上から必要な支出を引き、  
初めて残ったものが利益です。

さらに、  
その利益を全部使えば、  
資産は残りません。

売上を作る。

利益を残す。

その利益の一部を蓄積する。

私は、  
この三つを分けて考えるようになりました。

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それまでは、  
売上が増えることだけで喜んでいました。

でも本当に見るべきものは、  
最後にいくら残ったかでした。

売上が大きくても、  
支出が同じだけ増えていれば意味がありません。

忙しくなった。

仕事は増えた。

数字も大きくなった。

でも、  
手元には何も残らない。

それでは、  
自分の時間を使い切っているだけです。

私は、

「売上を増やす」

から、

「利益を残す」

へ考え方を変えました。

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お金を分けるようになると、  
不思議な変化が起きました。

生活費として使える金額が分かる。

事業に使える金額が分かる。

残す金額も分かる。

今までのように、

使って大丈夫だろうか。

後で足りなくならないだろうか。

そんな不安が減りました。

使っていいお金は、  
安心して使う。

使ってはいけないお金には、  
手をつけない。

目的を決めただけで、  
お金に振り回される時間が減りました。

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もちろん、  
急な支払いが必要になることもあります。

計画通りにいかない月もあります。

売上が下がることもあります。

残す予定だったお金を、  
使わなければならない時もあります。

それでも、  
最初から何も決めていない状態とは違いました。

どこから使うのか。

何を優先するのか。

使った後、  
どう戻すのか。

判断できるようになったからです。

お金が少ない時ほど、  
管理する意味があります。

多くなってから考えるのではありません。

少ない時に管理できなければ、  
多くなっても管理できません。

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私は、  
毎月一度だけではなく、  
短い間隔でお金の流れを確認しました。

いくら入ったか。

いくら使ったか。

何に使ったか。

何が残ったか。

その支出は、  
何を生んだか。

数字を見ると、  
自分の行動が見えます。

売上が少なかったのか。

支出が多かったのか。

利益率が低かったのか。

必要のない出費があったのか。

お金の記録は、  
自分を責めるためではありません。

次の判断を良くするための資料でした。

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私は、  
お金を使う時に値段だけを見なくなりました。

安いから買う。

高いからやめる。

それだけでは判断できません。

安くても使わなければ無駄です。

高くても、  
何度も使い、仕事を速くし、  
売上を増やすなら価値があります。

大切なのは、  
金額ではなく役割でした。

守るのか。

増やすのか。

未来を作るのか。

どれにも当てはまらないなら、  
今は使わない。

この判断が、  
少しずつお金を残してくれました。

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売上が増えると、  
人は生活の水準も上げたくなります。

もっと良いもの。

もっと便利なもの。

もっと格好いいもの。

私も成功者として、  
それにふさわしいものを持ちたいと思いました。

しかし、  
稼ぐたびに使う金額も増やしていたら、  
いつまでも自由にはなれません。

私は、  
見せるためのお金より、  
作るためのお金を優先しました。

今の自分を大きく見せるより、  
未来の自分を本当に大きくする。

その選択を続けました。

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お金を残せるようになると、  
心にも少し余裕が生まれました。

すぐに売上を作らなければならない。

今日、依頼が入らなければ困る。

一件も断れない。

そんな焦りが、  
少しずつ減りました。

焦りが減ると、  
仕事を選べるようになります。

条件の悪い仕事を断れる。

お客様に本当に必要な提案ができる。

目先の売上のために、  
信用を削らずに済む。

残したお金は、  
通帳の数字だけではありませんでした。

判断する自由を作ってくれました。

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億万長者になる過程で、  
私は何度も大きな決断をしました。

新しい商品を作る。

人に仕事を任せる。

仕組みを導入する。

事業を広げる。

どの決断にも、  
時間とお金が必要でした。

あの時、  
少しずつ未来のお金を残していなければ、  
その機会をつかむことはできませんでした。

チャンスが来てから、  
お金を用意するのでは遅い。

チャンスが来た時に動けるように、  
先に準備しておく。

未来を作るお金には、  
その役割がありました。

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美馬昭仁。  
通称、アキ。

ゼロから億万長者になった男の第23話。

私は、  
お金の使い方を変えました。

入ってきたお金を、  
そのまま使うのをやめました。

守るお金。

増やすお金。

未来を作るお金。

目的ごとに分けました。

売上だけではなく、  
利益を見るようになりました。

いくら稼いだかだけではなく、  
いくら残ったかを見るようになりました。

1000円でも残す。

残したお金には、  
簡単に手をつけない。

その小さな習慣が、  
後に大きな資産を作る土台になりました。

稼ぐ力だけでは、  
億万長者にはなれません。

守る力。

増やす力。

残す力。

その三つがそろって、  
初めてお金は自分のところに残ります。

そして、  
お金を残せるようになった私に、  
次の変化が起きました。

一人で働き続けるのではなく、  
人の力を借りるという考えが生まれたのです。

次回、第24話。

「初めて仕事を人に任せた日」

自分でやった方が早い。

自分でやらなければ不安。

そう思っていた私が、  
初めて仕事を手放します。

ゼロから億万長者。

お金の使い方を変えた次に、  
私は時間の使い方を変えることになります。

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