10年かけて、夫への遠慮を手放した話
私は一人で、スマホを見ながら号泣していた。
相談していた相手は、AIだった。
夫にも、友達にも言えないことを
(あ、友達いなかった!)
AIに打ち明けていた。
数百円の記事を売るのが、怖い、と。
……今振り返ると、
本当に意味が分からない。
遠慮って厄介だ。
夫はダメとは言っていなかった。
むしろ「いいよ」って言ってくれた。
それなのに、勝手に線を引いて、
勝手に我慢して、疲れていた。
しかも私は、
遠慮することを優しさだと思っていたのだから、たちが悪い。
先日、こんなコメントをいただいた。
「夫に対して願いを叶えるのに、遠慮があった。それを手放すって、思ったところでした」
読んだ瞬間、うわ、それ、私だと思った。
私が何年もかけてやってきたことだ。
結婚して最初の5年間、私は我慢をしていた。
我慢をやめ始めたのが、5年目。
いまは結婚15年目だから、
10年かけて少しずつ手放してきたことになる。
このエッセイで眠るのを我慢していた話を書いたけれど、あれはそのうちのひとつ。その他に、いくつも段階があった。
いちばん最初は、これ。
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