リニア 橋本駅周辺のまちづくりについて話していたら、SICで連載をはじめることになりました
リニア新駅をきっかけに、相模原のまちづくりを考える
SIC:さがみはら産業創造センター(Sagamihara Incubation Center)とのご縁が生まれたきっかけは、リニア中央新幹線の神奈川県駅(仮称)が設置される橋本駅周辺のまちづくりについて、関係者の方々と意見交換を重ねていたことでした。

リニア新駅の開業を契機に、橋本や相模原という地域がこれからどのように変わっていくのか。その中で、地域の産業や企業、そこで働く人たちとまちづくりをどのようにつなげていくことができるのか。そうした議論をする中で接点が生まれたのが、SICの皆さまです。
SICは、相模原市にあるインキュベーション施設で、現在ではオフィスやラボなど3施設4棟を運営し、インキュベーションからポストインキュベーションまで、ハード・ソフトの両面から起業家や企業の成長を支援しています。
質の高いインキュベーション支援の取り組みは、全国的に見ても稀有な事例ですが、私たちGreen CitiesがSICに強く関心を持ったのは、単に充実したインキュベーション施設だから、という理由だけではありません。
「まちづくり」と「産業振興」を一体で考える
Green Citiesは、米国での地域経済開発に関する知見や経験を踏まえ、「まちづくり」と「産業振興」は、本来一体として考えられるべきものだと考えています。
魅力的な空間を整備することだけが、まちづくりではありません。地域に新しい産業や仕事が生まれ、企業や起業家が育ち、そこで働く人が増えることも、地域を持続可能にする重要な要素です。

一方で、日本では「都市や地域をどうつくるか」という議論と、「企業や産業をどう育てるか」という議論が、異なる政策分野として扱われることも少なくありません。
だからこそ、起業家や企業が成長するための「場所」と「支援」を長年にわたって提供し、「スタートアップのまち 相模原」を支えてきたSICの取り組みに、大きな可能性を感じています。SICのように、地域の中に産業やイノベーションを育てる基盤があり、それがまちづくり、地域経済とつながっていく。こうした機能が全国の地域にもっと展開されていくことが必要なのではないか。そんな問題意識から、SICの皆さんと意見交換を重ね、このたびSICが発行する広報誌「かわらばん」で「イノベーションを育てるまちの条件」をテーマに連載の機会をいただくことになりました。
連載 第1回「まちづくりは誰の仕事か」
第1回は、「かわらばん」地域版103号に「まちづくりは誰の仕事か」と題したコラムを掲載いただいています。

今回のコラムで考えているのは、地域における「イノベーション」とは何か、そして、それを生み出すのは誰なのかということです。
AIや宇宙産業のような最先端技術だけが、イノベーションなのではありません。「もっと良い仕事をしたい」「もっと成長したい」「この地域で成功したい」。そんな思いから生まれる一人ひとりの挑戦を地域が支え、その結果として新しい仕事や価値が生まれていくことも、地域にとってのイノベーションです。
そして、まちづくりとは、建物や空間をつくることだけではなく、そうした「人の可能性を育てること」でもあるのではないか。第1回では、米国オレゴン州ポートランドでの経験や相模原の産業にも触れながら、そんな問題提起をしています。
第1回の記事は、以下のリンクからご覧いただけます。また、SICではかわらばんを紙媒体でも発行されていますので、ぜひご覧いただければ幸いです。
この連載では、国内外の事例やGreen Citiesの実践も交えながら、「イノベーションを育てるまちには何が必要なのか」を考えていきたいと思います。

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