Day30:ワークマンの品質と価格はどうやって成り立っているのか
これまでに、防水のしくみのコアな技術として、GORE-TEXやDermizaxといった透湿防水膜についてご紹介してきました。
しかしGORE-TEXやDermizaxを使用した商品というのは、やや贅沢品です。自転車通勤レベルとしてはそこまで必要かな?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時、もっと身近に
「安くてもしっかり防水」のアイテムがあります。
それが、みなさんご存知、ワークマンです。
ワークマンの商品を買った事がある人なら、一度は
「なんでこんなに性能がいいのに、安いの?」と思ったことはありませんか?
はちまるはいつも、
そのコストパフォーマンスに感動すら覚えます。
今回は、ワークマンの防水技術とその安さについても、少し掘り下げてみたいと思います。
■ワークマンの防水は“技術”より“仕組み”
結論から言うと、
ワークマンは「特別な新素材」で安くしているわけではありません。
既存の防水技術を、仕組みで安くしているブランドです。
■ワークマンの防水、これは押さえておこう
ワークマンの防水を語るうえで、よく出てくるのがこの2つです。
・AEGIS(イージス)
・INAREM(イナレム)
■AEGISは「シリーズ名」
AEGIS(イージス)は、防水ウェアのシリーズ名です。
防水・防寒など、機能性ウェアの看板ラインで、昔からある定番モデルです。
■INAREMは「素材」
一方でINAREM(イナレム)は、
ワークマンが展開している防水透湿素材です。
名前の由来は「ムレない」を逆さまにしたことによります。イナレムは、
・耐水圧:約20,000mm
・透湿度:約25,000g/m²/24h以上
と、かなり優秀な性能です。
■イナレムってどんな素材?
イナレムは、
・表地
・防水透湿膜
・裏地
の3層構造(3レイヤー)になっていて、構造としてはGORE-TEXと同じような構造ですが、 中の素材は非公開で、詳細は分かりませんでした。
やはり、GORE-TEX以外のメンブレンは、あまり公表はしていないケースが多いようです。
■この性能でなぜ安いのか?
理由はシンプルで、いくつかの工夫が重なっています。
・海外工場で製造
・繁忙期を外して大量生産することでコストを下げる
・流行を追わず定番商品を長く売る
・広告費を抑える
以上のことは以前のがっちりマンデーでも紹介されていたのですが、
「いい素材を安く作る」ではなく、
「同じ性能を、無駄を削って安く届ける」仕組みを徹底した、ワークマンの“ビジネスモデルの勝利”なんですね。
■ワークマンの防水ウェアはどこまで使える?
ワークマンの防水ウェアは、
通勤や日常使い、レジャー等ではかなり優秀です。
ただし、
・長時間の豪雨
・登山などの過酷な環境
では、高価格帯の素材との差が出ることもあります。
■まとめ
ワークマンは、
特別な魔法の素材ではなく、
既存の優秀な技術を、圧倒的なコスト設計で安くしているブランドです。
その中でも、防水ウェアとしては
・AEGIS(シリーズ)
・INAREM(素材)
この2つを押さえておきましょう。
通勤や日常使いなら、コストと性能のバランスを考えたとき、かなり現実的で優秀な選択肢のひとつだと思います。
さぁ、
書いていたら久しぶりにワークマンに行ってみたくなりました。
ワークマンは店舗がたくさんあります。
きっとみなさんのお住まいの近くにも、
こんなところにワークマン!
が見つかるかも。一度店舗に行って実物を見てみてくださいね🤗
※記事内の情報は各公式情報や公開されているスペックをもとにまとめています
