「心臓って何してるの?」6歳に聞かれたので考えてみた
「心臓って何してるの?」
「ママ、心臓って何してるの?」
子どもからの「なんで?」「どうして?」は、突然やってきます。
6歳の娘にそう聞かれて、私は少し考えました。
大人に向けて説明する機会はあります。
でも、難しい言葉を使わずに、子どもに伝わるように話すとなると意外と難しい。
今回は、我が子のために考えた「心臓のはたらきの伝え方」をご紹介します。
うまく伝わったかどうかはわかりませんが、娘の反応も最後に書いています。
心臓は「体中に血を届ける、ポンプ」です
まずは正確なところから。
心臓は、全身と肺に血液を送り出すポンプの役割を担っています。
右側が肺へ血を送り、左側が全身へ血を送る
——左右で役割が分かれた、二つのポンプが一つになった臓器です。
この小さなポンプ、1分間に約60〜80回、1日に約10万回以上、休まず動き続けます。
1年で約4,200万回。80歳まで生きると、生涯で34億回。
一度も「ちょっと休憩します」と言わずに。
例えば、こんな言葉で
「心臓ってなに?」と聞かれたら?
心臓はね、体の中の"宅配屋さん"で、お弁当を運ぶんだよ。
体の中の「血液」がお弁当役ね。
中身は「酸素と栄養」だよ。
酸素は、息を吸うときに、見えないけどこの空気の中に入っているの。
それが体にとってはとても大事。
心臓がシュポシュポとポンプになって、そのお弁当箱を体中に届けてくれる。
手にも、足にも、脳にも、みんなに酸素と栄養を届けているのが、心臓の仕事だよ。
「どうして酸素と栄養が必要なの?」と聞かれたら?
ガソリンって知ってる?
車はガソリンを入れてあげないと動かないよね。
酸素と栄養は、体の中の"ガソリン"なんだよ。
脳が考えるのも、手を動かすのも、全部そのガソリンを使っているの。
だから心臓が止まると、体に酸素や栄養が届かなくなって、体が動けなくなってしまうんだよ
そして、「走ったあとにドキドキするのはなぜ?」と聞かれたら?
「走ると体がたくさんエネルギーを使うから、心臓が急いでお弁当を届けようと頑張っているんだよ」

心臓の構造を簡略化して表現しています。
「胸に手を当てて」みてください
子どもと一緒に、胸に手を当ててみてください。
胸に耳をあててみてください。
トクン、トクン——確かに動いているのがわかるはず。
「これがあなたの心臓だよ」と伝えるだけで、子どもの目が変わります。
娘に説明してみると..
「え〜!ずっと休まないで動いてるの?寝ている間も?すごいね。」
そう言いながら、ママの胸に耳をあてて、しばらく黙って聞いていました。「ほんとだ、ドキドキしてる。」
説明が伝わったかどうかより、体の不思議に興味をもってくれてうれしかったです。
【親編】知っておくと安心なこと
子どもの心臓は大人と異なる点があります。
4〜8歳の安静時の心拍数は75〜120回/分が目安。
大人(60〜100回/分)より少し速めなのは正常です。
手首の内側(親指の付け根の下あたり)を少しおさえるように触ると、脈が数えられます。
小さい子ほど心拍数が高く、成長とともに落ち着いてきます。
走った後や、発熱していたりすると、通常よりも息があがり、脈が速くなることがあります。
基本的な知識を持っておくことは大切です。
ただし、ご両親の「いつもと違うな」は、何かのサインかもしれません。
顔色が悪い・唇が青い・ひどく息を切らすなどが続く場合は、医療機関にご相談ください。
この記事は、公益財団法人 日本心臓財団・NCBI(米国国立医学図書館)の情報をもとに作成しています。個人の症状については必ず医師・専門家にご相談ください。
出典
