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短編小説 : コメント欄は狭すぎる

ぼくは note をやっている

自分の記事を投稿したあと
note 世界をウロチョロしていた

いつも読んでいる noteさんのページを訪ねて
過去の記事を読んだ

おもしろかったのでスキをつける

その記事の末尾にあった文章が気になった

そこにはこう書いてあった

「この記事を読んだら」
「恥ずかしがらずにコメントしろよな」

それは、2ヶ月ほど前の記事
コメントはまだなかった

気になる
この記事の前後の投稿を見てみた

一つ前の投稿にも、一つあとの投稿にも
たくさんコメントがついていた

さすが、人気のnoteさんだな
楽しい姿を想像した

ぼくはコメントをあまり書かない

単純に、コミュ障というやつ
何を書いていいかわからないのだ

しかし、勇気をだして
コメントを書くことにした
なんとなく
「恥ずかしがらずにコメントしろよな」に
こたえたくなったから

きっとそれは言葉通りの意味ではなく
違う文脈で書かれたのだとは思うけど

恥ずかしいわけじゃない
なにを書いていいかわからないだけ

恥ずかしがり屋が
noteで文章なんか書かないじゃん?

恥ずかしいんじゃなくて

コメント欄は狭いんだ

一対一で、せまい
書く欄は小さい
せまくて、書きにくい

そんなことが浮かんだが
やはりコメント欄は小さく
うまく書けなかった

お茶を濁すようなことを書いて
送信を押す

しばらくして
著者から返信があった

「いつもありがとう」
「過去記事まで読むあなたは珍種です」

どっちが?

ぼくは珍しくなんかない
あなたの方が珍しいよ

どっちもか
文章なんか書いてる時点で
きっとみんな珍種なんだ




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