自分の得意を「1時間のお話し相手」から商品にしてみる方法
得意なことを商品にしたいけれど、何から始めればいいかわからない。そんなときにおすすめしたいのが、いきなり形を決めないという方法です。
完成形を決めるのは、あとからでも遅くありません。肩の力を抜いて、まず一歩だけ踏み出してみましょう。
縁側でのお茶飲み話が、始まりだった
昔の縁側では、お茶を飲みながらの世間話が、いつのまにか誰かの相談ごとになっていた、ということがよくありました。かしこまった相談室ではなく、ただの立ち話から、悩みがほどけていく場面。
特別な肩書きの人がその役割を担っていたわけではありません。
ただ、話を聞くのが上手な人のところに、自然と人が集まっていただけです。
商品づくりの最初の一歩も、これくらい肩の力の抜けたところから始めて構いません。
「1時間、お話し相手になります」
それだけで、立派な商品の種になります。
資格も肩書きもいりません。必要なのは、相手の話を最後まで聞く姿勢だけです。
完成形を決めずに、まず話を聞く
最初から講座やカリキュラムを作ろうとすると、内容を詰め込みすぎて、かえって動きにくくなります。まずは「話を聞く」というシンプルな形から始めてみてください。
話す中で、相手が何度も繰り返す悩みや、こちらが自然にアドバイスしていた部分が見えてきます。それこそが、あなたの得意の輪郭です。
自分では当たり前だと思っていた受け答えが、相手にとっては一番助かった部分だった、ということも少なくありません。得意は、自分の外側からの反応によって、初めて輪郭を持ち始めます。
繰り返す中で、輪郭が見えてくる
学びの分野には、経験学習という考え方があります。
実際にやってみて、そこから振り返り、次はこうしてみようと考えを更新しながら、少しずつ上達していくという流れです。
1時間のお話し相手は、まさにこの繰り返しにあたります。値段も内容も、最初から完璧に決める必要はありません。一回ごとの手応えを振り返るうちに、自然と得意な進め方が定まっていきます。
うまく話せなかった回があっても、それも立派な情報です。次に向けて、進め方を少し変える手がかりになります。
話し相手から、商品への育て方
何度かお話し相手を続けていると、「これはもっと詳しく聞きたい」「ここは決まった形にしたほうがよさそうだ」という部分が見えてきます。そこから、時間を区切ったメニューや、テーマを絞った相談へと育てていけます。
最初から仕組みを整えようとした人より、まず話すことから始めた人のほうが、結果的に自分に合った形にたどり着きやすいものです。
縁側での立ち話が、いつのまにか頼りにされる時間になっていたように、あなたの1時間も、少しずつ形を変えながら、商品として育っていきます。何度もお茶を淹れ直すように、少しずつ形を整えていけば十分です。
【今日の小さな問い】
もし1時間、誰かのお話し相手になるとしたら、どんな話を聞いてみたいですか?
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。 この記事が、小さな一歩を考えるきっかけになりますように。
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