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写真詩「ハマナスとバルバレスコ」(12) ー 見えない所でガンバル

名も知れぬ

誰かの汗で

ボクの命が

ある

プールのポンプとヒーター

世の中、見えないところで、頑張ってるものや人がいっぱいいるのだろうな、と思う。

これは、我が家のプールを支えている、ポンプやヒーターです。

ここからは見えませんが、塩水から殺菌用クロリンを作っている装置もあります。

24時間、がんばってくれていて、そのおかげで、美しい水をたたえるプールを保ってくれています。

世の中は、こういうものなんだろうなと感じます。

ボクが見えない所で、がんばってくれているものに支えられて生きている。

量子も。
太陽も。
夜中に道路を修理してくれている人たちも。
夜遅くまで実験を続けているサイエンティストも。
光合成をしている葉っぱも。
歌を作っているシンガーソングライターも。
人を笑顔にしたいコメディアンも。
映画のために人生を削っている人たちも。
重力も。
ミミズも、ダニも。
トゲトゲの薔薇も。
美味しいを夢見て試してるシェフも。
極寒の海で蟹を獲る漁師も。
泥の中で蓮根を育てている農家も。

そして、たぶん。

夜中に勝手にアップデートしているスマホも。

ボクが寝ている間に、
せっせと腸内で働いている細菌たちも。

誰にも褒められず、
名前も知られず、
でも確かに世界を支えている。

そう考えると、

「主役」

という言葉も、
少し怪しくなってくる。

本当は、

みんなが脇役で、
みんなが主役なのかもしれないですね。

今日もプールは青い。

けれど、

その青さを作っているのは、
庭の片隅で黙々と働くポンプたちです。

ボクも、がんばってますが。

たぶん人生も同じで、

誰かの笑顔の向こうには、
見えない誰かの頑張りがある。

感謝というのは、

その見えないものに、
ふと気づくことなのかもしれない。

だから今日は、

プールポンプにだけは、
少しだけ敬語で接しようと思う。

「いつも、本当にありがとうございます。」

さあ、泳ごう。

春衣

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「言葉になる前の気持ち」を、写真にして、短い詩をつけました。

写真詩「ハマナスとバルバレスコ」は、
そんな瞬間たちを、そっと掬いあげた小さな記録です。

うまく説明できないけれど、なぜか心に残る景色がある。

このマガジンが、
あなたの中の静かな何かに触れられたら嬉しいです。

春衣

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