高校のクラスが大嫌いだった
こちらの企画に応募させていただきます🙇🏻♀️
興味を持っていたものの、なかなか参加する勇気がありませんでした。
「嫌い」を発信するのはなかなか勇気がいる行為です。しかし、逆に言えばこれはチャンスです。
企画を理由に、あまり人に打ち明けたことのない過去の鬱憤を晴らそうという魂胆です。
最終日にすべりこみで投稿を決意しました。
生暖かい目で見守っていただけますと幸いです…。
私が嫌いだったもの。
それは「高校のクラス」です。
なんで嫌いなのか?理由はシンプルです。
クラスの楽しい空気感に馴染めなかったから。
特定のクラスメイトが嫌いとかでもなく、
クラスの雰囲気そのものが大嫌いだった。
自分が馴染めない空気感、嫌いなのは当然ですよね。私が相容れない世界でキャッキャと楽しんでいる存在が、ただ疎ましかった。
楽しかった、体育祭! (体育祭!)
運動の出来るものは神と崇められ、できない者には冷水のような視線が浴びせられる。
それは年に一度、己の無能さと疎外感を自覚させられる悪夢のイベントだった。
放課後は強制いのこり。響く怒号。
練習に参加しなかった友人が、美容院に行っていたという理由だけでみんなの前で詰められた。
理不尽極まれり。
ピリピリするボス集団。鷹のような鋭い眼光で、クラス全体をグルリと見渡す。
「なんであいついないの?…帰った?…ハァ。」
イライラのピークで繰り出される、床ダァン!
銃声ではない。足を地面に叩きつける音だ。
ここは処刑場か?と錯覚するほどの殺伐とした教室。空気がピリピリしすぎてWi-Fiが見える。
大声で喚き散らしたのちに、まるで被害者かのように突然涙を流す取り巻きガール。それを囲む取り巻きガールズ。よくみるやつである。
そんな修羅場を経て、いざ本番。
あふれる笑顔。みんなのおかげで優勝できたね!と涙を流す委員長。集合写真では床に横たわり、はっちゃけたポーズでピースするボスガールズ。
さぞかし楽しかったのだろう。彼女らは。
笑顔の集合写真の裏に隠れた恐喝行為を、私は忘れない。
楽しかった、文化祭! (文化祭!)
まず、あまりに恐怖政治がすぎる。
文化祭の係決めが、あんな地獄の空気になることが、未だかつてあっただろうか。いやない。
たった1人で、あのピリつきを生み出せるクラス長、今思えばただ者ではない。確実に覇王色の覇気を纏っていた。将来はなんかそういう能力を活かして羽ばたいてほしい。
「あと手挙げてないの誰?全員やるんだよ。終わんないとみんな帰れないから。」
手を挙げてない数名。もちろん私もいる。
席を立たされ、公開ジャンケン。次々と処刑されるクラスメイトたち。無念。
クラスの出し物、案の定モメる。
またもや勃発する、「なんで参加しないの?」戦争。
私は、部活のブースにて幹部としての指示を出さねばならず、クラスの準備にはほぼ顔を出せなかった。
それでも帰りの会では、クラスの集合場所に行かねばならない。恐る恐る、ひっそりと集合した。
隅っこで大人しくしていたつもりだったが、鷹の目は誤魔化せなかった。
脳裏に焼きつく、あの子たちの冷たい目線。
参加しなかった者へ向けられる、無慈悲な眼光。
それを視界の端に認めた私は、目をパッと逸らし、全身が凍る思いで耐えた。先生の話は1mmも入ってこなかった。明日の集合場所もわからないまま逃げ帰った。
今でも人からの視線がトラウマである。
そんな修羅場を経て、いざ本番。
あふれる笑顔。みんなのおかげでやり遂げたね!と涙を流すボスガールズ。
打ち上げでは担任のおごりによる、真冬のかき氷パーティ。着任してまもない若い男の担任、ボスガールズには逆らえるはずもなく…。不憫。
他のクラスにはナイショね、と振る舞われた。
あの時のかき氷の冷たさ、私は忘れない。
楽しかった、卒業式! (卒業式!)
猛獣の檻に閉じ込められたような3年間だった。
やっと、この生き地獄から解放される…。
そんな晴々とした気持ちで臨んだ卒業式。
クラスは大嫌いだったが、好きな友達もいた。
でも泣くことはなかった。会いたい人とは、卒業後も普通に会えばいいのだ。
泣いている青春真っ只中のクラスメイトが羨ましくて、私だって泣きたかったが、眼球はカラッカラに乾いていた。花粉症で目が血走っていた。
ボス集団、取り巻きガールズたちは、ド派手に涙を流していた。海賊のように笑い、人目も憚らずに抱きしめ合い、楽しそうにじゃれあっていた。
今日だけは、周囲の人間に手当たり次第に銃口を向けるのをやめたらしい。
「うちら、卒業しても絶対一緒だよ!」
最後は、強制的にハッピーエンドにされてしまう。教室のど真ん中でデケェ声で悪口を言っていた子も、言われていた子も、教室の隅で本を読んでいた子も、みんな等しく笑っている。
卒業式はそういうものだ。私も笑顔だった。
最後に、クラスで集合写真を撮る流れに。
私は、なるべく後ろの端の方で、目立たないように立っていよう。と思った。
3年間過ごしたクラスなのに、突然知らない高校の卒業式に乱入してしまったような、いたたまれない居心地の悪さがあった。
みんなの楽しい思い出の1ページに、私という存在が載るべきではないな、と思った。
卒業式のあの日、集合写真を撮ったときのあの青い空。舞う桜。校庭の匂い。飛び交う歓声。
私は忘れない。
打ち上げで食べたしゃぶしゃぶの味も。
私は、この文章内で、何度も「ボス」という名前を出しているが、誰もそんなことは名乗っていない。私が勝手につけた称号だ。
「コワイ、仲良くなれない、私とは違う。」
向こうは、そんな私の警戒心を感じ取っていたはずだ。だから相容れなかった。
今思えば、もったいなかった。
卒業式で、あんなに純粋に笑い、涙を流せる子たちが、根っからの邪悪なわけがない。
私が勇気を出して、「いーれーて!」と言えば、
「いーいーよー!」と言ってもらえたかもしれないのに。
散々苦しめられた被害者ぶってきたが、早々に壁を作り、恐れ、彼女らを遠ざけていたのは私だけだったというオチだ。
結局は、楽しそうな彼女らが羨ましかったのだ。
私が嫌いなのは、本当にクラスだったのか?
クラスに馴染めない、自分という人間が嫌いではなかったか?
いや、否。
「自分が嫌いエンド」はたぶん、誰も望んでない。
今日はそういう気分じゃない。
みなさんは春一番のイライラを求めている。
私という人間には誰も興味がないはずだ。
だからここはひとつ、
盛大に嫌いを叫び、青春時代の鬱憤を晴らそうと思う。春一番のイライラを見せてやる。
ああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!
嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い
ピリピリ空気!女子高生!被害者ヅラ!ボスを崇める取り巻き!数の暴力!同調圧力!蔑んだ目!冷ややかな態度!ウチらイケてると言わんばかりのドヤ顔!高みの見物顔!短すぎるスカート!生徒指導にナメた口をきく奴!先生にタメ口のやつ!若い男教師をたぶらかす奴!若い男教師を推す奴!おじいちゃん教師をブチギレさせる奴!あのちゃんリスペクトの性格悪い黒髪ボブ!あのちゃんに罪はない!ボスの隣では威勢がいいが1人になると静かな奴!1人になるとすぐに友達を大声で呼び出す奴!テストの前日にノートを借りパクする奴!明らかに人で態度変える奴!教室でストーリー撮る奴!は?っていう奴!突然奇声をあげるのがカッコいいと思ってる奴!ねーえー!!って叫ぶ奴!本人がいるのに教室のど真ん中で「あいつウザいー!」と叫ぶ、自分が正義だと信じ取り巻きの数でしか競えない声がデカいだけの奴!教室に入ってきた人間をギロっと睨む奴!どう考えても自分が悪いのに怒ってきた教師をズタボロに陰口言う奴!悪口を言う自分カッコいいと思ってるタイプの奴!大声でTWICEの歌を歌いながら入り口付近で踊り狂う奴!TWICEに罪はない!明らかに迷惑なのに、クラスでの立場が上だと思い込んでるから何しても許されると勘違いしてる奴!謎のあだ名で呼び合う奴!抱きつくのが挨拶の奴!イライラしたら言うこと聞いてもらえると思ってる奴!勉強した奴ダサい呼ばわりする奴!テストの点数の低さでマウント合戦する奴!目で会話する奴!1人でいる子を笑う奴!1人じゃ何にも出来ない奴!一緒にいる人間で価値を測る奴!ぁあああああああああああああああああああああああああああでぇっきれぇだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
以上です。ご清聴ありがとうございました。
あまり嫌いなものについて発信したことがなかったのですが、書いてみるとなんだかスッキリした気持ち。書いてよかったです。
たまにはこんな日もあるある!
企画の意図には沿えていないかもしれない…。
他の候補生の方の作品もチラッと読んでみたけど、おもろすぎる。おもろいの中に突然、不発弾を投下してしまった。
せっかくの嫌いぶち撒けチャンスだったんだから、もっと己を解放すればよかった。
世間体を気にして照り焼き野郎になってしまった。
まだまだ精進したいです。
ここまで長い文章を読んでくださりありがとうございました!
なんと、審査員の方々より貴重なコメントをいただけてしまうらしい。ドキドキ。
どうかお手柔らかにお願いいたします。
