あるハワイ移民の遺言
- 著者
- 片山 久志 他
- 発売日
- 2005年5月15日
- ページ数
- 229
日本はブラジルや満州に先行して明治初年から大量の移民をハワイに送出した。真珠湾攻撃当時、全ハワイ島民の4割弱は日系人。 日系3世のケネスは戦前の日系社会で奔放に少年期を過ごし、終戦後に進駐軍CIC(情報部隊)の通訳として日本に渡り広島の惨状を直視する。除隊後、親交を結んだ長野県出身の1世老人が遺した意外な遺言を機縁として、存在しないと思われた親族との時空を越えた交流が始まる。 貧困や戦争に翻弄されながらも、力強く生きたハワイ移民の日常とその血脈を伸びやかに描くノンフィクション。戦後60年にあたる2005年はハワイ本格移民開始120年にあたる。