誰かが欲しがっていれば、それはもうごみじゃない――フリマアプリの「せどりサークル」に加入した翠。物の価値を見極める活動に高揚する一方、休職中の夫への愛情は下降し……。 ★★★あなたの価値は星いくつ?★★★ 芥川賞候補作『##NAME##』に続く超快作! 人気作詞家・児玉雨子が描き出すノンストップ転売ストーリー!! 〈グラフの波形バッキバキ。いい商品選びましたね〉〈私たちと“電撃”しませんか?〉 夫の休職をきっかけに、フリマアプリ「メチャカイ」で小金稼ぎを始めた会社員・翠(すい)。 ある日立ち寄ったドン・キホーテで、“爆仕入れ・爆転売”に燃える女たちの〈せどりサークル〉にスカウトされる。 掘り出し物から利益を生む快楽にのめり込む一方、働けないのに浪費する夫への葛藤を抑えられなくなっていき……。 「買う女から売る女へ。資本主義と売る女たちの反乱を問う優れた小説」――渡邊英理(大阪大学教授) ★★★全国書店からの反響続々!★★★ 「苛烈なコスパ社会を代弁してくれるような、私達の生活に密接した風刺小説。商品が最終的に行き着く場所の目撃者になったようなラストに、寂寞感がこみ上げました。」――宗岡敦子(紀伊國屋書店 福岡本店) 「モノの価値だけではなく、自分の価値までも問われているような、ヒリヒリとした物語。」――渡部知華(TSUTAYAサンリブ宗像店) 「そもそも無理をすれば友情も愛情も商売も憎まれることになるのは、同じなのかもしれない。」――猪田みゆき(正和堂書店) 「物はいらなくなれば、捨てても、売っても、譲ってもいい。でも、人間関係は?」――藤井亜希(紀伊国屋書店 相模女子大学ブックセンター) 「物語の中から「私を助けて」と彼女たちの声が聞こえてくるようです。どこか人ごとに思えない、強烈な印象の残る物語でした。」――森島恵(未来屋書店 宇品店)
※2026年8月5日 6:32時点
あいまいな〈友情〉のかたちを捉える 「家族」や「恋人」という枠組みには収まらないつながりが切実に考えられつつある今、〈友情〉はいかなる可能性もしくは問題を秘めているのか――。シスターフッドの再評価やホモソーシャルへの批判といった昨今の潮流に目を向けつつ、これまで見過ごされてきた関係のあり方や〈友情〉という概念そのものに正面から向き合いたい。 目次予定* 【討議】 中村香住+西井 開 【往復書簡】 児玉雨子+ゆっきゅん 【寄稿】 浅野智彦/石岡 学/打越正行/大田ステファニー歓人/太田省一/大塚生子/久保田裕之/小西真理子/逆卷しとね/佐川魅恵/佐々木チワワ/鈴木亜矢子/筒井晴香/野村 駿/ひらりさ/深海菊絵/森山至貴/山本貴光
※2026年8月30日 23:32時点
17人の書き手が自らの「身体」と向き合って記す、生きるためのリレーエッセイ 私の身体はほんとうに私のもの? 私の身体はどんな視線にさらされ、どのように規定され、内面化されているのか。17人の人気小説家・美術作家・コラムニスト・漫画家・発明家が自らの「身体」と向き合い、ときにユーモラスに、ときに激しく、そしてかつてない真摯さで文章をつむぐ。「文學界」人気連載がついに単行本化。 著者は島本理生、村田沙耶香、藤野可織、西加奈子、鈴木涼美、金原ひとみ、千早茜、朝吹真理子、エリイ、能町みね子、李琴峰、山下紘加、鳥飼茜、柴崎友香、宇佐見りん、藤原麻里菜、児玉雨子の17人。 自分と自分の身体の関係を見つめる言葉が、これまで読んだことのない衝撃と共感をもたらす。
※2026年8月25日 23:32時点
大注目の作詞家・小説家が読み解く、破天荒な江戸文芸の世界! ・平賀源内が書いた異種ヤンデレ純愛幼馴染ハーレムBL?! ・俳諧はJ-POPに似ている? ・『東海道中膝栗毛』のイキリ散らしたクズ男たち? ……etc. 新感覚文芸エッセイ12本に加え、芥川賞候補にもなった著者による3本のリメイク短編小説を収録。 「この本が近世文芸に触れるはじめの扉になればうれしいです」(はじめに) 【本書で紹介する江戸(近世)文芸】 ▼「蛙飛ンだる」→「蛙飛こむ」? 編集を繰り返す松尾芭蕉 ▼風来山人(=平賀源内)による衝撃の異種ヤンデレ純愛幼馴染ハーレムBL『根南志具佐』 ▼千手観音の手をめぐるドタバタコメディ、芝全交『大悲千禄本』 ▼井原西鶴『世間胸算用』が映す、カネに振り回される人間世界の切なさ ▼江戸時代のスラング盛沢山! 恋川春町『金々先生栄花夢』 ▼南杣笑楚満人『敵討義女英』が応えた女性読者のニーズ ▼アンドロギュノス×心中の奇想、曲亭馬琴『比翌紋目黒色揚』 ▼式亭三馬が老若男女のリアルな姿を描破する、『浮世風呂』の〈糞リアリズム〉 ▼遊女たちのシスターフッド、山東京伝『青楼昼之世界錦之裏』 ▼麻布競馬場作品に通じる十返舎一九『東海道中膝栗毛』と〈都会コンプレックス〉 【著者プロフィール】 児玉雨子(こだま・あめこ) 作詞家、小説家。1993年生まれ。神奈川県出身。明治大学大学院文学研究科修士課程修了。アイドル、声優、テレビアニメ主題歌やキャラクターソングを中心に幅広く作詞提供。2021年『誰にも奪われたくない/凸撃』で小説家デビュー。2023年『##NAME##』が第169回芥川賞候補作となる。
※2026年8月5日 18:32時点
光に照らされ君といたあの時間を、ひとは”闇”と呼ぶ――。かつてジュニアアイドルの活動をしていた雪那。少年漫画の夢小説にハマり、名前を空欄のまま読んでいる。第169回芥川賞候補作
※2026年8月1日 2:33時点
どうして私たちは、ひとりきりで存在できないの。業界関係者の新年会で知り合った作曲家のレイカとアイドルの真子。二人は倦んだ日々からこぼれる本当の言葉を分け合う。気鋭の作詞家初小説。
※2026年8月5日 2:33時点
【巻頭表現】 いとうひでみ 【創作】 佐藤亜紀 瀬尾夏美 滝口悠生 【特集ことばと演劇】 ◎戯曲 飴屋法水 岡田利規 ◎小説 綾門優季 犬飼勝哉 鳥山フキ 中村大地 松原俊太郎 宮﨑玲奈 本橋龍 ◎対談 山下澄人×佐々木敦 【第一回ことばと新人賞】 佳作 金名サメリ 永井太郎 【翻訳】 アリ・スミス木原善彦訳 【本がなければ生きていけない】 久保明教 児玉雨子
※2026年8月29日 9:32時点