女性の発言は、なぜ〈標的〉になるのか “言いがかり”が生み出す利得、男性支配のメディア、オンラインミソジニーの収益化―― 萎縮と沈黙に抗う、女性たちの試み ◎主な目次 第1部 政治権力と女性の言論――介入と萎縮の構造 三浦まり………………………政治家のハラスメント行為と女性の言論の自由 〈コラム〉津久井進……SNSデマゴーグ時代の選挙 中野麻美………………………性暴力と報道の自由の侵害 〈コラム〉松元ちえ……「自分ごと」とした仲間からの連帯に声を取り戻す 岡野八代………………………「フェミ科研費裁判」があぶりだしたこと 第2部 メディア空間と女性の言論ーー攻撃と沈黙の構造 浜田敬子…………………………萎縮する報道現場 〈コラム〉李美淑…………女性ジャーナリストの連帯 〈コラム〉大井真理子…なぜ旧ジャニーズ問題を報じることができたのか 田中東子………………………オンライン空間に広がる暴力と収益化するミソジニー 〈コラム〉古賀史健……フジテレビ問題とハラスメントの構造 〈コラム〉阿久沢悦子…被災地のおっぱいパブで経済支援? 林香里……………………………「沈黙させられない権利」としての「表現の自由」
※2026年8月25日 7:33時点
政府は2003年から、政治家や企業の経営層・管理職など 指導的立場における女性の比率を30%にする 「202030(にーまるにーまるさんまる)」という目標を掲げていたが、 2020年になってもその目標は一向に達成されず、あっさりと達成時期は 「2020年代のできるだけ早い時期に」と延期された。 ジェンダーギャップが解消するどころか、 日本企業に根強く残るのはなぜか? なぜ他国と比較して日本の女性登用はこれほどに進まないのか。 グローバル企業を目指す中で、業界の中での生き残りをかけて、 そしてコロナ禍でのリモートワーク普及の追い風を受けて―― 本気で変わり始めた日本型企業。 メルカリ、NTTコミュニケーションズ、富士通、丸紅、キリン、城崎温泉の豊岡市――。 「失われたジェンダー30年」を取り戻そうとする 奮闘と変化の過程を、自身の取材を交え、豊富な取材で描き出す。
※2026年7月28日 4:46時点
今当たり前になった「選択肢」を切り拓いてきた女性たちがいた。そのバトンを受け取った私たち。心が折れそうになった時に読み返したい、働くオンナのためのシスターフッド溢れる一冊。──辻愛沙子さん(株式会社arca CEO) 朝日新聞社に入社するも、自称ダメ記者だった著者は、やがてAERA初の女性編集長へ。メディアの最前線で三十年以上働き続ける中、女性を巡る職場環境はどう変わった/変わらなかったのか。「女性初」と言われるメリット・デメリット、〝ワーママ〟の葛藤、男社会である会社との付き合い方……。今以上に男女格差があった環境下で奮闘してきた均等法世代の体験記、そして次世代へ贈るメッセージ!
※2026年8月3日 17:32時点
〈みんな〉が心地よい表現を考える 男性中心に作られるジャーナリズムの「ふつう」は社会の実像とズレている。 メディアが世界を映す鏡なら、女性の「ふつう」も、マイノリティの「ふつう」も映してほしい。 ――女たちが考える〈みんな〉のためのジャーナリズム。 「家事をするのはお母さんだけ」と断言するCM、いじめを笑いの種にするテレビのバラエティ。 たびたび炎上するメディアのトップは、ほぼ男性で占められ、女性たちには決定権がない。 メディアには「理想の女性」が闊歩し、女たちのリアルも声も消されている。 メディアが世界の鏡なら、女やマイノリティの姿も映してほしい。 誰もが住みやすい社会にするために、メディアはどのように変わるべきなのか。 ジャーナリスト、研究者、エッセイストらが女性としての体験から、メディアのあるべき姿を考える。 【特別対談】 *女装パフォーマー・ライターのブルボンヌさん、企業の経営陣である伊東正仁さん、ライターの武田砂鉄さんたちに、 それぞれ、LGBT に関する表現や言論のあり方、企業のダイバーシティの重要性、自然に意見を言ったり声をあげたりするにはどうしたらいいか、お尋ねしています。 ●ブルボンヌさん、どうして、女装するのですか? ●伊東正仁さん、なぜ企業にとってダイバーシティは成長戦略のひとつなのですか? ●武田砂鉄さん、フェミニズムは怖いものですか? 【「足をどかしてくれませんか。」について】 タイトルの「足をどかしてくれませんか。」は、2018年に公開された映画「RBG最強の85才」の主人公ルース・ベイダー・ギンズバーグ(RBG)のセリフから発想しました。 実際は" All I ask of our brethren is that take their feet off our necks"と言っていて、日本の字幕では「男性の皆さん、私たちを踏み続けているその足をどけて」となっています。 RBGは生涯をかけて弁護士として女性やマイノリティのために闘いました。 そして彼女もまた奴隷制に反対したSarah Grimke、第一波のフェミニストたちに影響をあたえた活動家のセリフからこの言葉を引用しているのです。 【目次】 1 「女性メディア研究者」の居場所探し――MeDi(メディア表現とダイバーシティを抜本的に検討する会)発足に至るまで(林香里) 2 「女子アナ」から考察する日本社会――メディアと権力とジェンダーの関係について(小島慶子) 3 つながることで変わること――女性ジャーナリスト勉強会の20年(山本恵子) 特別対談01 ブルボンヌさん、どうして女装するのですか(?ブルボンヌ、家弓隆史、林香里、小島慶子) 4 炎上の影に「働き方」あり! ――メディアの働き方改革と表現を考える(白河桃子) 5 ジェンダー炎上する広告やCM――市民は何に怒っているのか(治部れんげ) 6 ネットミソジニー――行き場のない憎しみが女性に向かっている(浜田敬子、竹下郁子) 特別対談02 伊東さん、なぜ企業にとってダイバーシティは成長戦略の一つなのですか(?伊東正仁、浜田敬子) 7 「殻」を破ろうとする韓国の女性たち――消される「声」に抗して(李美淑) 8 パーソナルな思い出と、フェミニズムについてのブックガイドのようなもの(田中東子) 特別対談03 武田さん、フェミニズムは怖いものですか(?武田砂鉄、田中東子) 【書評・メディア情報】 WEZZY(2月9日)/書評(原宿なつき氏) 朝日新聞GLOBE(3月1日)/紹介 北海道新聞(3月8日)/書評(平尾隆弘氏・神戸市外大客員教授) ふぇみん(4月5日)/短評 日本農業新聞(6月7日)/短評 文春オンライン(7月27日)/小島慶子さん記事 ふぇみん(No.3249)/短評 高知新聞(6月14日)/紹介(近代ナリコ氏・ライター) 熊本日日新聞(6月14日)/紹介(近代ナリコ氏・ライター) 信濃毎日新聞(7月4日)/紹介(近代ナリコ氏・ライター)
※2026年8月26日 14:31時点
テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」や、TBS「あさチャン!」などのコメンテーターを務める「AERA」元編集長・浜田敬子さんの初の本! 入社3日で音を上げ欠勤、自称ダメ記者だった朝日新聞支局時代、週刊朝日編集部、AERA編集部を経て朝日新聞社を退社しデジタルメディアへ移籍。 メディア業界の一線で挑戦と続ける均等法世代の一人が次世代へ贈るメッセージ。 「この30年で何が変わったのか。何が変わっていないのか。なぜ変わっていないのか。これから変えていけるのか。 それを考えるためにも、すでに“歴史になりつつある私たちの世代の物語が、何かのヒントになればと思う。 今働くことに悩んでいる後輩世代たちに少しでも参考になれば、その一つのケースとして、少しでも役に立てればと思っている。 (本書「はじめに」より) ・目次 はじめに 第1章 ずっと逆風の中だった 夜中の電話 車内広告中止の決断 守る前に攻める 「いつものAERA」を疑え 支えとなった糸井重里さんの言葉 読者は喜んでくれるか 第2章「女性×働く」を切実にした出来事 「男性記者に代わってください」 とりあえず、お前行っといて 女はいいよな 喉元過ぎれば体制側 米同時多発テロと中東取材 第3章 “女性後進国”日本 管理職の醍醐味とストレス この上司と付き合っていれば得だ “2番手”の女 なぜ私ではないのだろう “男組”へようこそ 社内の横のネットワークを 求められる共感型上司 特別対談 国保祥子×浜田敬子 「働き続けたい」意思の世代間格差 「続ける」ではなく「辞めない」選択のアラフォー 出産前の仕事の経験値 第4章 ワーママと罪悪感 ばあばのうちには行きたくない 気配を消すワーママ “時間評価”と“過剰配慮” 「できません」と言うのが怖い 均等法世代が与えるプレッシャー 子どもを自分の手で育てたい 第5章 会社というモンスターとどう付き合うか 会社から見た“正しさ”と個人の“正しさ” このぐらい我慢しなくては 女性の敵は女性なのか 特別対談 篠田真貴子×浜田敬子 働き続ける人、辞める人 働くって楽しい 総合職か一般職で悩む人達 私だけ面白いネタがない やらないことを決める 両立とは何か、本当の答えはない 第6章 人生100年時代、いつまで働く? 定年後の生活を妄想する 儲けなくてはいけない 自分に足りない二つの要素 ワクワクする方、困難な方へ おわりに
※2026年7月25日 9:32時点