幸せの白い鳩。働きアリの語る怪談昔話~その七~愛と平和の象徴。
こんばんは、アリゼロです。
皆様は、白い鳩の意味をご存じだろうか?
白い鳩は、平和・愛・希望を象徴とされる鳥。
見た人に平和で幸せな日々が訪れるサインと言われている。
AI様に教えて頂いたのだが、白い鳩が平和の象徴とされる理由は、旧約聖書の「ノアの方舟」の物語に由来している。
大洪水の後、水が引いたか確かめるためにノアが放った鳩が、オリーブの枝をくわえて戻ってきた。オリーブをくわえた姿を見たノアは、地上に平和と安全が戻ったことを知ったという。
それ以来、白い鳩を見かけると平和が連想されるようになり、幸せというものに結び付いたそうだ。
これは一匹の働きアリが出会った不思議な白い鳩の話。
半年ほど前の事だ。
通勤途中に一羽の白い鳩が道路の中央線に突っ立っているのを見かけた。
この道路は私の勤める会社の目の前で、例の変な信号機のある交差点だ。
なんでこんな所にいるのか。
ここにいると危ないぞ、と心の中で思って見ていたのだが、車がくれば飛んで行くだろうと思い、私はその場を通り過ぎようとした。
そして車が来たのだが、この鳩逃げようとしない。
鳩のすぐ脇を車が通りすぎる
鳩は驚いて羽をバタバタさせる、でも飛んで逃げない。
続いて、でかいトラックが鳩の近くを通り過ぎる
トラックの風圧に吹き飛ばされ、地面を転げ回って羽をバタつかせている。
それでも飛んで逃げない。
脳震とうでも起こしてるのか、今にも轢かれそうになっている鳩を見かけて、立ち尽くす私がそこにいた。
いくらなんでも会社の目の前の道路で、私の目の前で死ぬのは止めて欲しい。私はその惨状を毎日見ながら、通勤しなければいけなくなる。助けてやれていればと思いながら会社に行くのは嫌である。
野生の生き物は野生で最後を迎えるべきだ。人間のエゴで作った車でグチャってのは自然の摂理から外れている。
私は救助する為に道路に出た。
この道路は交通量が多く、事故の多い交差点だ。
私も気を付けなければ、鳩と同じようになってしまう。
私が白い鳩に走り寄って、いざ抱きかかえようとした瞬間
バサバサバサッ🕊
・・・
飛んで行った・・・。
いや、最初から飛べよ・・・。
道路の真ん中で空を見上げる私
後ろで止まってくれていた、一部始終を見ていたトラックの運ちゃん
2人の視線が今ぶつかる
運ちゃん「ぇ?このダンディで知的なアリさん、まさか今の白い鳩を命がけで守ろうとして!?素敵!こんなアリさん見たことない!この胸の高鳴りは・・・恋!?」
アリ「この運ちゃん・・・私の事を他の車から守る為に、後ろで止まっててくれたの・・・!?素敵!!抱いて!!」
あやうく、禁断の恋が芽生える所だったが、実際2人の顔の表情から読み取れたのは
アリ&運ちゃん「・・・」
なんとも言えない、気まずい空気だった。
白い鳩は幸せのサイン
愛と平和の象徴
とはよく言ったものだ。
禁断の恋が芽生えそうになったり、私は命の危険に晒されただけのような気がするが、
まぁ良いだろう。
あの白い鳩がこの綺麗な空を飛んでいるのなら。
あそこでこちらをみている鳩がいる。
あの白い鳩の番なのか。
ずっとこちらを見ている。
いつまでも、いつまでも。
幸せの白い鳩。働きアリの語る怪談昔話~その七~愛と平和の象徴 完
番の相手がいて、命が助かってほんとに幸せな白い鳩であった。
そして今日、この交差点でまったく同じ出来事が起こった。今度は普通の鳩だったが。
働きアリは考える。
今日も考える。
やはりこの交差点、何かおかしい。
いいなと思ったら応援しよう!
頂いたチップは、アリの巣を広げていく事に使わせて頂きます🐜ちょっと甘い物も食べます。