見出し画像

在宅ワークは好きな時間に働ける?勤務時間・シフトで確認したいこと

「在宅ワークなら、好きな時間に働けそう」

仕事を探していると、そんなイメージを持つことがあります。

通勤しなくていいなら、朝でも夜でも、自分の都合に合わせて働けるのかな。

でも求人を見てみると、

「9:00〜18:00」
「週3日以上」
「1日4時間から」
「シフト制」
「フレックスタイム制」

など、勤務時間についていろいろな条件が書かれています。

在宅で働けることと、働く時間を自由に決められることは同じではありません。

自宅で働く仕事でも勤務時間が決まっていることがありますし、ある程度調整できる仕事でも、完全に好きな時間だけ働けるとは限りません。

だから求人を見るときは、

「どこで働けるか」と「いつ働けるか」を分けて考える。

今回は、在宅ワークの勤務時間やシフトについて、求人を見るときに確認したいことを下調べします。

在宅ワークでも勤務時間が決まっていることがある

「在宅ワーク」という言葉は、基本的に働く場所についての話です。

そのため、自宅で働ける仕事だからといって、勤務時間まで自由とは限りません。

たとえば、

9:00〜18:00の間で勤務する
決められた時間に仕事を始める
オンライン会議の時間に参加する
決められた時間帯は連絡が取れる状態にする

など、在宅でも勤務する時間や時間帯が決められている求人があります。

特に会社に雇用されて働く場合は、オフィス勤務と同じように始業・終業時刻が設定されていることもあります。

つまり、

在宅勤務=勤務場所が自宅

であって、

在宅勤務=好きな時間に働ける

とは限らないということです。

求人を見るときは「在宅」「リモート」という文字だけでなく、

勤務時間は何時から何時までか
勤務する曜日は決まっているか
決められた時間帯に対応する必要があるか

まで確認しておきたいところです。

「家で働ける」と「時間を自由に選べる」は別々に確認する。

まずここを分けて考えると、在宅ワークの勤務条件も整理しやすくなります。

「週○日・1日○時間から」は、好きな時間という意味?

在宅ワークの求人では、

「週3日からOK」
「1日4時間からOK」
「週20時間以上」

といった条件を見かけることがあります。

数字だけを見ると、

「週3日なら、好きな曜日を選べる?」
「1日4時間なら、好きな時間に4時間働けばいい?」

と思うかもしれません。

でも、「何日・何時間働くか」と「いつ働くか」は別の条件です。

たとえば「1日4時間からOK」でも、

9:00〜18:00の間で4時間
10:00〜16:00の間で勤務
午前または午後の決められたシフト

など、働ける時間帯が指定されている場合があります。

「週3日からOK」も同じで、

平日のうち週3日
土日を含むシフト制
特定の曜日に勤務できることが条件

など、求人によって内容は異なります。

そのため、

最低何日・何時間働く必要があるのか
勤務できる曜日は決まっているのか
何時から何時までの間で働くのか
曜日や時間帯は自分で選べるのか
シフトはどのように決まるのか

まで確認しておきたいところです。

「週○日・1日○時間」という数字だけでは、時間の自由度までは分からない。

自分の生活に合わせられる仕事かどうかを見るなら、日数・時間数と一緒に、曜日や時間帯の条件まで確認することが大切です。

シフト制なら、働く時間を自由に決められる?

「シフト制」と書かれている求人を見ると、自分の予定に合わせて勤務日や時間を選べそうに感じます。

ただ、シフトの決まり方も求人によってさまざまです。

たとえば、

希望する勤務日を提出する
勤務できる曜日をあらかじめ決める
毎週・毎月決まったシフトで働く
会社側が作成したシフトに沿って働く

などがあります。

そのため、「シフト制」という言葉だけでは、どのくらい自分で勤務時間を調整できるのかまでは分かりません。

求人を見るときは、

シフトは誰が決めるのか
希望日は提出できるのか
固定の曜日・時間はあるのか
シフトはいつ決まるのか
変更や休みの希望はどのように出すのか

といったところまで確認しておきたいポイントです。

また、「シフト自由」「希望シフト制」と書かれていても、最低勤務日数や勤務時間帯など、別の条件が設定されていることがあります。

「シフト制かどうか」より、「シフトがどう決まるのか」を見る。

ここまで確認すると、自分の予定と両立できそうな仕事なのかイメージしやすくなります。

フレックスタイム制なら、好きな時間に働ける?

求人を見ていると、「フレックスタイム制」という言葉が出てくることがあります。

フレックスタイム制は、一定の期間についてあらかじめ決められた総労働時間の範囲内で、労働者が日々の始業・終業時刻を自分で決められる制度です。

ただし、

「いつでも好きなだけ働けばいい」という制度ではありません。

会社によっては、

必ず勤務する必要がある時間帯の「コアタイム」
出退勤できる時間帯の「フレキシブルタイム」

が設定されている場合があります。

一方で、コアタイムを設けないフレックスタイム制もあります。

そのため求人で「フレックスタイム制」と書かれていたら、

コアタイムはあるのか
フレキシブルタイムは何時から何時までか
1か月などの清算期間で必要な総労働時間はどのくらいか
会議など参加が必要な時間はあるのか

といった実際の運用まで確認しておきたいところです。

たとえば、朝に用事があるから午後から働きたいと思っていても、コアタイムが午前中に設定されていれば、自分が想像していた働き方とは違うかもしれません。

反対に、始業・終業時刻を調整できることで、生活に合わせやすくなる場合もあります。

「フレックス=完全自由」ではなく、「どの範囲で時間を調整できる制度なのか」を確認する。

名前だけで判断せず、その会社の勤務ルールまで見ることが大切です。

業務委託なら、働く時間は全部自由?

在宅ワークの募集には、会社に雇用されて働く仕事だけでなく、業務委託の仕事もあります。

業務委託というと、

「会社員ではないなら、好きな時間に働ける?」

と思うかもしれません。

ただ、業務委託だからといって、何も確認せず「時間は全部自由」と考えない方がよさそうです。

仕事によっては、

納品する期限が決まっている
決められた日時にオンラインミーティングがある
連絡や対応を求められる時間帯がある
取引先とのやり取りが必要になる

といった条件が設定されていることがあります。

たとえば、自分で作業する時間をある程度調整できても、納期や打ち合わせの時間まで自由とは限りません。

そのため業務委託の募集を見るときも、

いつまでに仕事を終える必要があるのか
対応が必要な曜日・時間帯はあるのか
定期的な会議はあるのか
連絡への対応について条件はあるのか

など、実際の契約内容を確認しておきたいところです。

また、「業務委託」と書かれていても、契約の名称だけで実際の働き方が決まるわけではありません。

「業務委託=時間が自由」と決めつけず、どんな条件で仕事を受けるのかを見る。

自分で調整できる部分と、相手との約束として決まっている部分を分けて確認しておくと、働き方をイメージしやすくなります。

業務委託の契約内容や報酬、支払条件などについては、こちらの記事で詳しく下調べしています。

👉 業務委託の求人、どこを確認する?契約・報酬で見ておきたいポイント

在宅ワークの勤務時間で確認したい6つのポイント

ここまで見てきたことを、実際に求人を見るときのチェックポイントにまとめます。

① 勤務する曜日
平日のみなのか、土日・祝日の勤務もあるのか。固定の曜日があるのか。

② 勤務する時間帯
何時から何時まで働くのか。勤務できる時間帯が指定されているのか。

③ 1日・1週間の勤務時間
「1日○時間」「週○時間」など、最低限必要な勤務時間はあるのか。

④ シフトの決まり方
希望を出せるのか、固定シフトなのか。誰がどのように決めるのか。

⑤ 時間を調整できる範囲
フレックスタイム制などの場合、コアタイムや勤務できる時間帯などのルールはあるのか。

⑥ 決まった時間に必要な対応
オンライン会議、電話対応、チャット対応など、参加・対応が必要な時間はあるのか。

「在宅」「シフト制」「フレックス」といった言葉だけでは、自分がどのくらい時間を調整できるのかまでは分かりません。

求人を見つけたら、

「何時間働く?」だけではなく、「いつ働く?どこまで自分で決められる?」

まで確認してみる。

自分の生活に合わせられる仕事なのかを考えるときの、ひとつの目安になります。

求人を見る前に「自分が働ける時間」も整理しておく

求人側の条件を確認するだけでなく、もうひとつ整理しておきたいのが、自分は実際にいつ働けるのかということです。

「できれば時間が自由な仕事がいい」と思っていても、それだけでは求人と比較しにくいことがあります。

たとえば、

平日の何曜日なら働けるか
何時から何時までなら働けるか
1日に何時間くらい働きたいか
週に何日くらい働きたいか
決まった時間の会議や電話対応はできるか
曜日や時間をどのくらい調整したいか

などを先に整理してみます。

すると求人を見たときに、

「週3日なら大丈夫」だけではなく、

「この曜日・この時間帯なら、実際に続けられそう」

というところまで比較しやすくなります。

特に、家事や育児、本業など別の予定と両立したい場合は、「空いている時間」だけで考えるのではなく、無理なく続けられる時間を考えておくことも大切です。

求人に自分を無理に合わせるのではなく、

求人の条件と、自分が働ける条件を照らし合わせる。

「在宅だからできそう」から一歩進んで、実際の生活の中で続けられそうかを見る。

これも、仕事を選ぶ前にしておきたい下調べです。

今回の下調べまとめ

在宅ワークは、自宅で働けるという点では通勤する仕事と大きく違います。

でも、

「在宅で働ける」=「好きな時間に働ける」

とは限りません。

今回確認したのは、

勤務する曜日
勤務する時間帯
1日・1週間の勤務時間
シフトの決まり方
時間を調整できる範囲
決まった時間に必要な対応

の6つです。

「週3日から」でも、好きな3日を自由に選べるとは限らない。

「1日4時間から」でも、好きな時間に4時間働けるとは限らない。

「シフト制」「フレックスタイム制」と書かれていても、実際にどこまで時間を調整できるのかは、勤務条件を確認しないと分かりません。

だから求人を見るときは、

「何時間働くのか」だけでなく、「いつ働くのか」「どこまで自分で決められるのか」まで確認する。

そして求人側の条件だけでなく、自分が無理なく働ける曜日・時間も整理しておく。

調べたら、在宅=時間も自由、ではありませんでした。

でも、勤務時間の見方が分かれば、自分の生活に合いそうな仕事かどうかは判断しやすくなります。

今回の下調べが、在宅ワークの求人を選ぶときの参考になればうれしいです。

関連する下調べ

「完全在宅」「フルリモート」の違いや、出社条件についてはこちら。

仕事内容・勤務地・給与など、在宅ワークの求人全体の見方はこちら。

👉 在宅ワークの求人、どこを見ればいい?応募前に確認したいポイントを整理

今回の下調べに使った主な情報

・厚生労働省「テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン」
テレワークにおける労働時間管理や、勤務ルールについて確認しました。

厚生労働省「テレワークガイドライン」

・厚生労働省「フレックスタイム制とは」
フレックスタイム制の仕組み、清算期間、コアタイム・フレキシブルタイムについて確認しました。

厚生労働省「フレックスタイム制とは」

・厚生労働省「テレワークを行う際はどういった労働時間制度の利用が考えられるでしょうか」
テレワークとフレックスタイム制の関係について確認しました。

厚生労働省「テレワーク総合ポータル Q&A」

※この記事は、公的機関が公開している情報をもとに、在宅ワークの勤務時間やシフトを見るときのポイントを初心者向けに整理したものです。実際の勤務時間、シフト、フレックスタイム制の運用方法などは勤務先や求人によって異なります。応募する際は、各求人・勤務先が提示する条件をご確認ください。

いいなと思ったら応援しよう!