見出し画像

「未経験OK」の在宅ワーク、本当に未経験でも応募できる?求人を見るときの注意点

「未経験OK」「未経験者歓迎」。

在宅ワークを探していると、ちょっと安心する言葉です。

「経験がなくても応募できるなら、私にもできるかも」

そう思って求人を開いてみたら、

「基本的なPC操作ができる方」
「○○の知識がある方歓迎」
「実務経験があれば尚可」

……あれ?
未経験OKじゃなかったの?

となることがあります。

そこで今回は、「未経験OK」「経験不問」と書かれた求人は、どこまで未経験でも応募できるのかを調べてみました。

先に分かったことを言うと、

「未経験OK」=「何の経験やスキルも必要ない」

とは限りません。

仕事そのものの経験は問われなくても、基本的なPC操作や資格、勤務できる時間など、別の応募条件が設定されていることがあります。

さらに、「業界は未経験でもOK」「職種は未経験でもOK」のように、何についての経験を問わないのかが違う場合もあります。

だから、「未経験OK」の文字を見つけたら、それだけで判断せず、

何が未経験でもいいのか。
ほかに必要な条件はないか。
仕事を覚えるための研修やサポートはあるか。

ここまで確認してみる。

今回は、未経験から在宅でできる仕事を探すときに、求人のどこを見ればいいのか下調べします。

「未経験OK」って、どこまで未経験?

「未経験OK」と書かれていると、その仕事を一度もやったことがなくても応募できる求人、というイメージがあります。

ただ、求人をよく見ると「未経験」の対象が少しずつ違うことがあります。

たとえば、

職種未経験
→ その職種で働いた経験がない

業界未経験
→ その業界で働いた経験がない

実務未経験
→ 知識やスキルはあっても、仕事として経験したことがない

といった使われ方です。

そのため、「未経験OK」と書かれていても、

「何について未経験でもいいのか」

を確認することが大切です。

たとえば、在宅の事務職そのものは未経験でも、基本的なパソコン操作を求められることがあります。

反対に、同じ業界で働いた経験がなくても、これまでの事務経験や接客経験などが活かせる求人もあります。

つまり、

「未経験OK」=「応募条件が何もない」

ではありません。

求人を見るときは「未経験OK」の文字だけではなく、その近くにある「応募資格」「必須条件」「歓迎条件」までセットで確認する。

まずはここを分けて考えると、「未経験OKって書いてあるのに条件があるの?」という疑問も整理しやすくなります。

「必須条件」と「歓迎条件」は同じじゃない

求人を見ていると、「応募資格」の中にもいろいろな条件が並んでいます。

特に区別して見たいのが、「必須条件」と「歓迎条件」です。

必須条件
→ 応募するうえで必要とされている条件

歓迎条件
→ 持っていると歓迎される経験やスキルなど

たとえば、

「基本的なPC操作ができる方」は必須条件。

その下に、

「事務経験がある方歓迎」

と書かれている求人があったとします。

この場合、事務経験がないからといって、それだけで応募条件を満たしていないとは限りません。

逆に「未経験OK」という文字が目立っていても、必須条件としてPCスキルや資格、勤務できる曜日・時間などが設定されていれば、そちらも確認する必要があります。

ここで見る順番を決めておくと分かりやすそうです。

① 何について「未経験OK」なのか

② 必須条件は何か

③ 歓迎条件は何か

④ 自分が必須条件を満たしているか

「歓迎」と書かれている条件を全部満たしていないからといって、すぐに候補から外す必要はありません。

まずは「応募するために必要な条件」と「あると歓迎される条件」を分けて読む。

求人票の情報量が多くても、少し整理して見られるようになります。

在宅ワークだからこそ、研修やサポートも確認したい

未経験から仕事を始めるなら、「応募できるか」だけでなく、採用されたあとにどうやって仕事を覚えるのかも気になります。

特に在宅ワークでは、同じ場所に先輩や上司がいるとは限りません。

そこで求人を見るときは、

研修はあるのか
研修はオンラインで受けられるのか
研修期間だけ出社が必要なのか
分からないことを質問できる体制があるのか
マニュアルなどは用意されているのか

といったところも確認しておきたいポイントです。

「未経験OK」と書かれていても、仕事を覚える方法やサポート体制は求人によって異なります。

反対に、経験したことのない仕事でも、研修内容や仕事を始めたあとのフォローについて具体的に書かれていれば、働き始めるイメージを持ちやすくなります。

また、「完全在宅」「フルリモート」と書かれていても、研修期間中の勤務場所まで同じとは限りません。

普段の仕事は自宅でも、

「最初の○日間は出社」
「研修期間中はオフィス勤務」

といった条件がないか、求人票の研修・勤務地に関する記載まで確認します。

在宅で働けるかどうかだけでなく、

「未経験から、どうやって仕事を覚えていくのか」

ここまで見ておくと、応募したあとの働き方も想像しやすくなります。

「完全在宅」「フルリモート」の違いや、出社条件についてはこちらの記事でも下調べしています。


「未経験OK」の求人で確認したい5つのポイント

ここまで調べてきたことを、実際に求人を見るときのチェックポイントにまとめます。

① 何について未経験OKなのか

職種なのか、業界なのか、実務経験なのか。

「未経験OK」の対象を確認します。

② 必須条件は何か

PCスキル、資格、勤務できる曜日や時間など、「未経験OK」とは別に必要な条件がないか確認します。

③ 歓迎条件と混同していないか

「○○経験者歓迎」と書かれていても、それが必須条件とは限りません。

必須なのか、持っていれば歓迎される条件なのかを分けて見ます。

④ 研修・サポートはあるか

未経験から仕事を覚えるための研修、マニュアル、質問できる環境などが用意されているか確認します。

在宅の場合は、研修だけ出社する必要がないかも見ておきたいところです。

⑤ 仕事内容が具体的に分かるか

「未経験でも簡単」「誰でもできる」といった言葉だけでは、実際に何をする仕事なのか分かりません。

仕事内容、勤務条件、報酬など、仕事を始める前に必要な情報が具体的に書かれているか確認します。

「未経験OK」は、仕事を探すときの入口にはなります。

でも、その一言だけで「自分にもできる仕事」と決めるのではなく、

何が未経験でもいい?
ほかに必要な条件は?
どうやって仕事を覚える?
実際には何をする?

と、一段深く見てみる。

それだけでも、求人の見え方はかなり変わってきます。

「未経験OK」だけでなく、仕事内容・勤務時間・給与や報酬など、在宅ワークの求人全体の見方はこちらの記事で整理しています。


「未経験OK」と「誰でも簡単に稼げる」は分けて考える

ここまで見てきた「未経験OK」は、求人の応募条件について使われる言葉です。

一方、SNSやインターネットを見ていると、

「未経験でもすぐ稼げる」
「誰でも簡単」
「スマホだけで高収入」

といった言葉を見かけることもあります。

どちらも「経験がなくても始められそう」に見えますが、同じように考えない方がよさそうです。

求人の「未経験OK」で確認したいのは、

何をする仕事なのか
誰が募集しているのか
どんな条件で働くのか
いくら、どのような条件で報酬が支払われるのか

といった具体的な仕事内容や条件です。

もし「簡単」「すぐ稼げる」といったメリットは強く書かれているのに、肝心の仕事内容や報酬の条件がよく分からない場合は、その場ですぐに申し込まず、もう少し情報を確認したいところです。

特に、詳しい仕事内容が分からないまま、

「まずLINEを追加」
「説明を聞くために登録」
「始めるには教材やサポートの購入が必要」

と別の行動や支払いを求められる場合は、「未経験でもできる」という言葉だけで判断しないようにします。

未経験から始められる仕事があることと、

「誰でも簡単に稼げること」

は別の話です。

魅力的な言葉を見つけたときほど、

「で、具体的には何をして報酬をもらう仕事なんだろう?」

と一度確認する。

これも、仕事を探すときの下調べのひとつになりそうです。

今回の下調べまとめ

「未経験OK」と書かれている求人は、経験がない人にとって仕事を探すきっかけになります。

ただ、今回調べてみて分かったのは、

「未経験OK」=「何の経験やスキルも必要ない」

とは限らないということでした。

求人を見つけたら、

何について未経験OKなのか
必須条件は何か
歓迎条件と混同していないか
研修やサポートはあるか
仕事内容や勤務条件が具体的に分かるか

まで確認してみます。

特に在宅ワークの場合は、仕事そのものの経験だけでなく、PC操作など必要なスキルや、研修期間中の出社、勤務できる時間などにも目を通しておきたいところです。

そして、「未経験OK」と「誰でも簡単に稼げる」は別の話。

仕事内容や報酬の条件が分からないまま、「簡単」「高収入」といった言葉だけで判断しないことも大切です。

調べたら、そんな簡単じゃなかった。

でも、「未経験だから無理」と最初から諦める必要もありません。

まずは求人に書かれた条件をひとつずつ分けて、自分が応募できる仕事なのか確認してみる。

今回の下調べが、未経験から仕事を探すときの最初のチェックに役立てばうれしいです。

働き方の言葉から整理したいときは

「在宅ワーク」「副業」「業務委託」「フリーランス」の違いから整理したい場合は、こちらの記事で下調べしています。

👉 在宅ワーク・副業・業務委託・フリーランス、結局なにが違う?始める前に整理してみた

今回の下調べに使った主な情報

・厚生労働省・ハローワーク
求人情報や応募条件について確認する際の参考にしました。

・国民生活センター「【20代特に注意!】簡単に稼げるという副業」
「簡単に稼げる」などの広告や、仕事内容・利益が出る仕組みがよく分からない副業についての注意点を確認しました。

・消費者庁「簡単な副業をうたい高額なサポートプランを契約させる事業者に関する注意喚起」
SNSなどの副業広告をきっかけに、高額なサポート契約へ勧誘された事例について確認しました。

・国民生活センター「副業サポートや投資の名目で借金させる業者に注意!」
副業サポート費用などのために借入れを勧められるトラブルについて確認しました。

公式ページはこちら。

国民生活センター「簡単に稼げるという副業」

消費者庁「簡単な副業をうたい高額なサポートプランを契約させる事業者に関する注意喚起」

国民生活センター「副業サポートや投資の名目で借金させる業者に注意!」

※この記事は、公的機関が公開している情報をもとに、求人や副業情報を見るときのポイントを初心者向けに整理したものです。「未経験OK」などの表現や応募条件は求人によって異なります。実際に応募・契約する際は、各求人や事業者が提示する条件をご確認ください。

いいなと思ったら応援しよう!