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2025年冬アニメを57本眺めてみた【個人的評価・感想】

というわけで2025年1-3月に放送されていた
2025年冬アニメをだいたい見終わったので
こちらに総括した感想を記したいと思います。
10行以内に一言感想を添えて。

ちなみに2024年秋アニメの感想はこちらに記しておりますので
よかったら眺めていただけると幸いです↓


【甘口】面白かったもの

まずは面白かったものです。50音順。
※☆は満足度です。5点満点。

アオのハコ】☆☆☆☆★

超王道青春スポコン純愛ラブコメ。

バドミントン部の主人公がバスケ部の先輩に片想い。
そんな先輩とひょんなことから同居生活が始まる
新体操部の同級生は主人公を片想っており負けヒロイン濃厚。
妙に察しの良い友人にけしかけられながら悶々とする青春群像劇。

こんな令和に清々しいほどの純愛。さすがジャンプ作品。
第2クールは新体操部のほうのヒロインに焦点が多く当たりエンディング映像も彼女が主役。ついには告白するにまで至るが主人公の心はいかに。
とにかく今どき真っ当に純愛三角関係を描いており清涼柑橘系全開。
こんな美少女に惚れられるのもそれを振ってまでも好きな人がいるというのも羨ましいですね。みんな無垢すぎて眩しいぜ!


【悪役令嬢転生おじさん】☆☆☆☆☆

乙女ゲームの悪役令嬢に転生したおじさんのエレガント無双

トラックに轢かれそうになった子供を助けるために身を挺してしまい転生。
気が付くと娘がプレイしていたゲーム内の侯爵令嬢の意識に入っていた
ゲーム内容に関する知識はないので自分なりの悪役令嬢としての振舞を目指すが、どうしても善良な一児の父という思考が人間関係を円滑なものにしてしまい、本来の役割から逸脱し周囲からの好感度を偏に集めてしまう。

中身が還暦近いちゃんと結婚している男性という時点で面白いが、その思考共々妻と娘がゲーム越しにそれを観測し見ているという状況もユニーク。
中年特有の親父臭さはあるもののオタクであるということが優位に働き
親目線の言動も優雅に変換されてしまう仕様でコメディ要素も強く
一際個性的な悪役令嬢×転生モノとして楽しめる逸品。万人にオススメ。


甘神さんちの縁結び】☆☆☆★★

一つ屋根の下で繰り広がる巫女三姉妹神社跡継ぎラブコメ

児童養護施設を年齢制限で卒園を迫られた主人公が遠縁の神社に引き取られることに。そこで医師を目指すために勉強に励みたいが
宮司に三姉妹の誰かと結婚し婿養子になれと迫られるハーレムラブコメ。

第1クールで三姉妹とのフラグを立てると第2クールではファンタジー要素が付加されさらなる関係性の発展へと繋がる怪異×ラブコメへと変貌
タイムリープや入れ替わり等ベタな現象はおそらく神様からの試練。
更には蚊帳の外だった幼馴染もそのレースへ参戦し四つどもえの展開に。

ぶっちゃけ個人的には普通のハーレムラブコメよりよっぽど楽しい。
よって前期では「おもしろくない」へ分類していたが昇格。
もともと良質の美少女アニメだったのがさらに魅力的に映りました。


【天久鷹央の推理カルテ】☆☆☆☆☆

総合病院の医師が難事件を解く医療ミステリー。

小柄で童顔の成人外科医が院内院外問わず「診断困難」とされる病気や症状を伴う事件に積極的に関わりその超常的な発想と推理力で解決する。
主人公はアスペルガー症候群及びサヴァン症候群を患っており、それ故に人間関係に難がある変人ながら超人的な記憶力や計算力によりそれが可能。

所謂「推理モノ」に属する作品だがトリックはやや反則的で創作色が強い
よって超常現象紛いの事件を医科学で解決する展開が多くそこが面白い。
主人公の社会不適合っぷりやそれに振り回される助手といった人物構造も個性的でやはり1クールに1作品は探偵ものは入れるべきである。

持病により精神が不安定な主人公が一人の助手に執着してるというのもかわいい。作画等不安定な部分もあったが個人的には非常に満足度が高かった。


【アラフォー男の異世界通販】☆☆☆★★

チート通販で交易無双する異世界ファンタジー。

特に説明もなく現代から異世界へ転移。異世界にいながら現代のマーケットに繋がる通販ができる能力に加え、購入した製品を自由に収納・召喚できるチート能力で、オーバーテクノロジーな商品を扱う商人として挑む。

【とんでもスキルで異世界放浪メシ】と全く同じ設定だが、こちらでは食品ではなく日用品を賄ったり商品として仕入れる模様。

例によって例の如く仲間になるのが美少女ばかりで無条件にハーレムを形成したり、なぜか大型建設機械をも操縦できる技術があったりとご都合主義だが、アラフォーなだけあって人生経験豊富な辺りが一味違ってていい。
ヤることは案外ヤってる辺り余裕のある中年男性といった趣。
特筆すべきところもないが破綻もしてなく気軽に眺められるアニメである。


ありふれた職業で世界最強 season 3】☆☆☆★★

クラス丸ごと異世界転生、よくある主人公だけ無双するファンタジー

現代ではいじめられっこでオタクな主人公がハズレステータスを獲得。
誰かの策謀によって孤立し大型モンスターに襲われるがその際モンスターの死肉を喰らい身体変幻。以降能力も開花し無双状態へと。

ありふれた職業とは言いつつ武器を量産できるチート能力に違いはなく
異世界の美少女やクラスメイトから惚れられるハーレム展開にもなるが
最初に封印を解いた吸血鬼の少女に一途なので個人的には不問。

第3期だがなんだか中途半端に2クール目に食い込み最終回へ。
これまでの総括というか、もう一人との自分との戦いで終盤は終始する。
結局現代には帰られるんだかそうじゃないんだか微妙なとこで終了。
主人公の心境の変化が清々しい異世界ファンタジーでした。


【Unnamed Memory Act.2】☆☆☆☆★

魔女と王太子による純愛バトルファンタジー。

第1期で二人の愛は成就してハッピーエンド、と思いきや
主人公が何百年も過去へ戻りヒロインの呪縛の解放と引き換えにそれまでの未来を消失。また一から、今度はヒロインが主人公を追う物語となった。

相変わらずお互いに無表情で遠回りしながらされど淡々と愛情を深めていく展開で、必要以上にベタベタしていない上にこれといって感情表現しないくせに、なんだかんだ一途なのが観ていて不快感なく微笑ましい。

繰り返しの物語なのでやや単調・冗長にも感じたが全体的には及第点。
むしろ境遇が違うのに変わらない愛に安心感さえ覚える。
もっとこう戦闘に迫力があればとか作画が良ければという不満もあるが
2クールを贅沢に使って今どき珍しい牛歩ラブコメを上手く描いたと思う。


【Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す】☆☆☆★★

よくあるパーティ追放系ハーレムファンタジー

エリートパーティに所属していたがリーダーの醜悪な性格に嫌気が差し離脱。そのあと偶然教え子たちのチームと出会い加入し、弱小パーティを引き上げ成り上がらせるという物語。なぜか配信文化が隆盛している世界観。

主人公がバフ・デバフ特化の赤魔導士だった故に評価されにくい環境であったが実力は確かで、戦闘要員ばかりだった教え子パーティにうまく合致。
やはり「なろう作品」らしく美少女ばかり仲間になっていくハーレム展開で
これといった個性のかけらもない作品だがとくに不快感もなく及第点。
主人公が環境に甘えてデレデレしないのがいいね。節度をわきまえている。

元リーダーとの対峙も無慈悲に無限地獄に落とした辺りはかっこよかった。
作画も安定しており美少女がちゃんと可愛い。現在2クール目に突入。


【Sランクモンスターの《ベヒーモス》だけど、猫と間違われてエルフ娘の騎士(ペット)として暮らしてます】☆☆☆★★

一匹の猫によるハーレムファンタジー

一介の騎士が冒険中命を落としたがなぜかモンスターとして転生。
その見た目は猫そのもの。ダンジョンの深くでボスと相まみえ辛勝し命からがら逃げ伸びたところでヒロインに保護される。

異世界転生ではないもののタイトルがあらすじで冗長、転生した後チート能力を経て無双し美少女ばかりが仲間になる超典型的「なろう作品」だが、主人公が人外(猫)というだけで不快感は随分と緩和されている件。

絵的にもあからさまにお色気成分が多く間違いなく男性向け作品。
マジで巨乳しか出てこない。あとは筋骨隆々のオカマ。男に人権はない。
ヒロインも異種間交配を望む等お下品な作風だが逆にそこがコメディ要素として好感。退屈せず最後までは見られるアニメです。


【沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる】☆☆☆☆★

方言がキツすぎてちょっと何言ってるかわかんないラブコメ

東京から沖縄へ転校してきた主人公が好きになったのは、沖縄弁が強すぎて何言ってるかわからない女の子でした。その通訳をしてくれる美少女は主人公に片想い。三角関係を描きつつ沖縄あるあるを盛り込む地方コメディ

とにかく作画が可愛い。方言女子が可愛いという風潮も相俟って可愛いが詰まっている。沖縄弁がキツすぎるメインヒロインは突き抜ける天真爛漫で痛快、褐色で内気な通訳さんも強烈な破壊力を秘めていて、どっちもこれ以上ないくらいにカワイイ。ラブコメの登場人物として非常に優秀。

加えて沖縄あるあるが丁寧で、主題歌も思い切り作品に寄せていて超好感。
基本ほのぼのしており登場人物全員が善良でスローライフにも向いている。
地方に密接した日常アニメで【ばらかもん】を思い出す。良質アニメです。


【君のことが大大大大大好きな100人の彼女(第2期)】☆☆☆★★

恋人が100人できると予言された少年によるハーレムラブコメ。

その予言は当たり早速彼女を二人ゲット。続けざまに一人また一人と
2クール終わる頃には11人もの彼女に恵まれる
ツンデレ、お嬢様、引っ込み思案、無表情、マッド科学人、未亡人、メイド、腹ペコ、スポコン、ナルシスト、隠れ目、と様々な属性を持った色とりどりのヒロインに囲まれ、そのすべてを愛さなければ死ぬという運命。

前期終わった時点ではその崩壊しきった倫理観に拒否反応を示したが、ここまで来るともう逆に笑えてきた。ラブコメどうのこうのというよりパロディやメタネタが増えたことも要因。主人公も人間離れしておりもはやファンタジー。常識では測れない異質な作品である。そして声優が超豪華。
少なくともこれを見て学べる恋愛観など存在しない。


【ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います】☆☆☆☆★

残業を異常に嫌がる最強受付嬢の苦難

一見普通のギルド受付嬢なのだが実はボスをソロ討伐できるほどの戦闘力を有する女性が主人公。収入の安定を見込み公務に勤しんでいるが実際は残業が立て込み日々に追われるので事務作業を減らすために自ら討伐に出る。

主人公が可愛い。少々口が悪くヤサグレ体質なのだがそこがいい
討伐の際はフードで顔を隠しているのだが主要キャラにはバレてる模様。
割と頻繁に出没してるのでほんとに隠すつもりがあるのかは甚だ疑問。

そんな主人公を取り巻く恋慕、憧憬、陰謀がシリアスに展開しながら
基本的には残業に関してもコメディタッチでストーリーが進む。
特にこれといった破綻がなく気軽に見られるファンタジー作品だと思う。
主人公は確かに強いが無双しすぎない程度というののもいいバランスかも。


【薬屋のひとりごと(第2期)】☆☆☆☆☆

薬学の知識で解決する中華風ミステリー。

薬師の元で育った主人公が人攫いに遭い後宮に売り飛ばされたところからスタート。始めは目立たないように振舞っていたがとある事件をきっかけに
上官に気に入られ、本人が望む望まないにかかわらず事件の解決に勤しむ。
官女の視線に敏感で時に受け流したり時に真っ向から反対したり内心は苛烈
で、厄介なしがらみを論破する様は爽快。地頭がいいから弁も立つ。

一連の事件は繋がっており物語が進むにつれ暗躍する女中のしっぽを掴みつつあり、より深いミステリーに翻弄されつつ孤軍奮闘立ち向かう。
加えて上官とのラブコメ具合も徐々に進展。相変わらず主人公側は無自覚だが上官はそうでもないらしく、隙あらばねじ込もうと苦心している模様。
面白さはそのままに物語は複雑に絡まりながら現在2クール目へ。


【クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。】☆☆☆☆★

ツンギレ少女とのひとつ屋根の下高校生ラブコメ

祖父の企てにより同級生との結婚を強制された主人公。
その相手が出会えば必ず口喧嘩になるほど仲の悪い女子生徒で辟易。
と同時にその他の美少女複数にもモテるハーレムラブコメである。

ヒロインがツンギレてるのには明確な理由があることが終盤に判明。
まぁそもそも夫婦喧嘩は犬も食わないと申しますか、傍から見てれば好意の裏返しなのは明白。まぁ主人公の無神経から来てるので自業自得でもある。

上記の通り、同級生ギャル・無表情妹・小悪魔義妹からも好意を寄せられておりハーレム状態。主人公がハイスペックなので納得のモテっぷり。肝心のヒロインがバチギレして愛情表現が一番薄いので不利。ところで「兄くん」呼びの妹さんに【シスプリ】リスペクトを感じるのは気のせいでしょうか。


【この会社に好きな人がいます】☆☆☆☆★

周りには内緒の社内恋愛ラブコメ

同期で社内では犬猿の仲と呼ばれている二人は実は陰では付き合ってる恋人同士。バレないように仕事で言い争ってるのは演技でも地でもあるのだが、
ひとたび自室に戻るとただの甘々カップルになり下がるほどすでに心許した関係。一線もとうに超えており、いつ周りにバレるかバラすか考えている。

上記の高校生恋愛と似たようなシチュエーションだが、こちらは大人なためいろいろわきまえている。仕事にも真面目な二人で登場人物も善良な人ばかりなので、オフィスドラマも普通に見ごたえがあり面白い。

同時進行で上司と部下の年の差カップルも生まれており見逃せない相関図。
仕事のミスを慰め合ったり成功を喜び合ったりするシチュは普通に羨ましく、末永く爆発してくれと言われて仕方のないラブラブっぷりである。


【SAKAMOTO DAYS】☆☆☆☆☆

引退した殺し屋を巡るアクションコメディ

かつて伝説の殺し屋と呼ばれ恐れられていた主人公は、ある女性に恋をしたことで稼業から足を洗う決意をする。結婚して子供が生まれ民間商店を営むうちに主人公は――単純に太ってしまっていた
それでも我が家の平穏を守るため、襲い来る刺客を迎撃する日々を送る。

殺し屋が街を闊歩しても不審に思わない世界観。殺し屋学校なるものもある。妻と娘が何より大切で家族に危害を加えようものなら容赦をしないが
妻との約束で不殺を貫いている。それでもとんでもなく強い。

そんな過酷な状況をコメディタッチで描いておりアクションシーンも白熱。
どうやら原作作画が神がかってるので比較して抑え気味に見えるようだがそれでもアニメしか見てないほうからすると十分大迫力で満足。面白いです。


【サラリーマンが異世界に行ったら四天王になった話】☆☆☆☆★

何の力も持たない者が裸一貫で挑む異世界ファンタジー

ブラック企業で搾取されるだけの一般社会人だった主人公だが海外転勤中にスクーターに惹かれた直後に異世界の魔王により召喚。
いきなり四天王の一人として役職を与えられ外交を中心に活躍する

他作品にありがちなチート能力の類は一切付与されなかった
元よりサラリーマン時代に培った知識や経験を駆使して任務を達成していき
早々にその実力を認められ四天王含む魔族からも一目置かれる存在となる。

案外策謀や暗躍というほどのことはなく、日本人からすれば当たり前のことをしてるように見えることで解決していくので共感しやすい。
本来作品がターゲットとしていた層ではなく30-40代男性に人気な作品とデータが出てしまったようだが、それも頷ける社会派ファンタジーである。


【地縛少年花子くん2】☆☆☆★★

学校の七不思議を描く怪異譚コメディ

大切なものと引き換えに願いを叶えてくれるという「トイレの花子さん」という怪異。そこに住まう少年と心優しき大根足の少女を取り巻く怪奇現象。
学校全体を巻き込んで世界をも塗り替える大舞台回しにまで発展する。

つかみどころのない主人公の花子くんだが、おそらく彼が望んでいるのはヒロインの延命。ひねくれた性格だし超常現象も操るので分かりづらいがおそらくそれの為なら何でもするという情熱を孕んでる、気がする。
その真意を測れないほどに彼は飄々としているのだが。

独特の絵柄でデフォルメの利いた作画も良く見やすさは随一。主要キャラの思惑がちゃんと把握できてれば話も何となく分かると思う。最終話で主題歌の歌詞が大量に回収されたのがカタルシスあってよかったな。


シャングリラ・フロンティア 2nd season】☆☆☆☆☆

クソゲーマニアによる神ゲーフルダイブバトルアクション。

フルダイブVRが一般的になった近未来が舞台で、副題が示す通り
クソゲーをこよなく愛する主人公が珍しく神ゲーに挑み
常人とは異なるプレイをして攻略していく冒険ファンタジーである。

相変わらずアクション作画が神がかっており見ごたえ抜群。
主人公がスピード重視でヒットアンドアウェイを繰り返すタイプなので
大迫力の戦闘シーンが味わえる。

終盤はVRゲーム内と現実で起こるゲーム大会の二軸で、主人公の(変態的な)パーソナルが窺えて解像度が増す。「俺たちの戦いはこれからだ!」的な終わり方をしてるので3rd seasonも喜んで待ちたいと思う。


【全修。】☆☆☆☆☆

若きアニメーター監督が主人公の異世界召喚バトルファンタジー

新進気鋭の天才監督と評価されていた主人公が新作劇場作品としてラブコメを手掛けることになるが恋をしたことがないので行き詰っていたところ、賞味期限切れの弁当を食べて死亡→異世界転生。目を覚ました場所は幼少期から大好きで繰り返し見ていた昔の映画そのものの世界だった。

「全修」とは業界用語で「オールリテイク」を意味する
つまり評価の芳しくなかったこの作品の救いのない世界観をハッピーエンドに書き換えることが主人公の役目となる。

結論から言うと主人公の初恋の相手がその作品の主人公であり、
見事ハッピーエンドに導いて現代に戻りラブコメ映画を大成功させるというストーリーが超カタルシス。オリジナルアニメとして最高の出来だった。


【戦隊レッド 異世界で冒険者になる】☆☆☆☆☆

戦隊ヒーロー×異世界ファンタジーの異色コラボレーション

悪の組織との最終決戦で相打ちになった戦隊レッドは気が付くと異世界へ転移していた。変身能力は失われておらず異世界でもその力と正義感を発揮し魔導士と共に冒険者をして困ってる人々を助ける活動を継続する。

戦隊モノと異世界転生を掛け合わせるという発想の勝利
上手く組み合わせコメディタッチとシリアスを双方際立たせる妙技。
変身後背後に爆発が起こったり合体ロボが出現したり戦隊モノのお約束がふんだんにあしらわれており、それとファンタジーとの異物感が面白い。

さらには仮面ライダー要素のあるキャラも登場し、またラブコメ要素もあり、用語もモチーフを盛大に捩っており設定が盛りだくさん。最終話は感動も。細部まで拘り作り込まれた世界観に満足度は非常に高いです。


【空色ユーティリティ】☆☆☆★★

スペシャルな特別を模索する初心者ゴルファー日常コメディ

ハマっていたソシャゲがサービス終了したことをきっかけに何か新しいことを始めようとする主人公がゴルフに出逢い、超初心者ながら少しずつゴルフの楽しさを知ってハマっていく日常系オリジナルアニメ。

美少女が美少女に出逢い緩くスポーツを楽しむのできらら系統の雰囲気を感じる。【おーい!トンボ】のようなガチの競技ゴルフではなくあくまで日常的に楽しむゴルフとして描いているので気軽に見られる爽やかな群像劇。

ただただ楽しむことに重点を置いているのでまったく説教臭くなく
主人公も能天気で浅慮で深く考えるタイプではないため、これからゴルフを始めてみようかなと思う人が見ても何も得られるものはないが、
日常アニメとしては十分癒しを与えてくれる作品。


【誰ソ彼ホテル】☆☆☆★★

生死の狭間で揺蕩うアドヴェンチャーミステリ―

主人公は推しのライブの帰りの途中意識を失い、気が付くと夕焼けが広がる何もない荒地に立っていた。その先にそびえる建物それこそが黄昏ホテル。自分の生死を確かめるために従業員として雇ってもらうことを決意する。

直情的な性格ゆえに少々危なっかしい言動に見えるが、正直殺人の疑いのある人物とも積極的に絡みホテル内を引っ掻き回す狂言回しの役割も果たす。
それが幸か不幸か先輩の深い部分に抵触していまいことは大事に。
物事を解決するために現代へ戻った先で決定的なやり取りが起こるがはたしてその陰謀の結末はいかに。手に汗握るサスペンスがそこには描かれた。

元々不思議な世界観で働くキャスト陣だったがそれぞれには役目があり、その常識に囚われなかった主人公は先輩を救えるのか!是非ハラハラして見届けてほしい。


トリリオンゲーム】☆☆☆☆★

若き起業家が世界長者番付にまで至る過程を記したヒューマンドラマ

気弱だが凄腕のプログラミング能力を有する主人公が
天性の人たらしで世界一のワガママ男の相棒に振り回されながら
あらゆる手段でお金を稼いでいくサクセスストーリー

常にギリギリの綱渡り状態でハラハラする展開が続くが
物語の構成上、成功した主人公が回想する形で語られているので
どうせ上手くいくだろうという安心の元見られるのが精神衛生上いい。

いよいよマネーゲームも佳境に入ってきて動く額が大きくなってくる。
実は映画でもっと先の展開を観てしまったので、アニメでそこまで追いつくまでも観たい気もするが果たしてどれくらい先の話なのだろう。
第2期あるかなぁ?【Dr.STONE】みたく足掛け最後まで描かれてほしい。


【Dr.STONE SCIENCE FUTURE(第4期)】☆☆☆☆☆

原始生活に科学を持ち込むサバイバルサイエンスファンタジー

石化装置を巡るバトル活劇終焉!石化装置を手に入れた。
一度石化してから硝酸の復活液を浴びるとあらゆる怪我や病気も治ることから、その事象を「ドクターストーン」と呼びついにタイトル回収。

そして舞台はアメリカへ。大量のコーン、つまり復活液量産を目指し旅立つが、すでにそこにはもう一つの化学王国がすでに屹立しており主人公チームの殲滅を図ってくる。天才VS天才の超科学対決の火蓋が切って落とされた。

どこまで行っても一進一退。手に汗握る知略攻防が白熱しまったく飽きさせない。ついに敵側のボスの捕縛に成功し目的地へ走り出した主人公チームがやや優勢。最後の戦いは2クール目に引き継がれる。最後どうなるんだ!?


【日本へようこそエルフさん。】☆☆☆☆☆

エルフが現代にやってくる逆異世界ファンタジー

眠ると夢の中で異世界へ飛んでしまう主人公がその異世界で懇意にしているエルフと一緒にモンスターに焼かれると今度は現実の世界へエルフが転移。
こうして日本へと踏み入れたエルフとの異文化交流同居生活が始まる。

日本では当然仕事に勤しむ主人公だが空き時間や休日を使って旅行や里帰りを敢行。日本の素晴らしい文化に感化されていくエルフを観て楽しむ作品
引き続き睡眠時の異世界ファンタジーと二軸で話は進んでいくが、やはり日本パートの日常系のほうが面白い。ヒロインの反応もかわいい。
二人のやり取りも睦まじく、好意を抱くのも実に自然である。

終盤の里借りで主人公の寂しさをヒロインが埋める形で感動話もあり。
とても気持ちが暖かくなる良質のアニメでした。


【花は咲く、修羅の如く】☆☆☆☆☆

朗読を題材にした高校文芸部青春劇

小さな島で子供たちを相手に朗読会を開いているところを放送部員が目撃し主人公を勧誘。控えめで引っ込み思案だが天性の声質と演技力を持つ主人公が朗読で全国を目指す青春群像劇である。

【響け!ユーフォニアム】と同じ作者ということで似たような雰囲気を感じる作品で、女子生徒多めの、台詞で物語をかき回すタイプの作品。
"天性の声質と演技力を持つ主人公"という、声優の技量全任せの役を新人声優が担い、彼女が意識している全国トップのキャラを新設声優事務所の社長が演じるという、声優の相関図的に見ても非常に面白い作品。

朗読という声優の本領が試される内容なので声優ファンとしては聴きどころ満載。個人的には今期一番楽しめた作品として本作を挙げます。


【BanG Dream! Ave Mujica】☆☆☆☆★

バンドアニメの皮を被ったサスペンスホラー

【バンドリ】シリーズ前作の【MyGO】と並行する物語で、母体となる一つのバンドから枝分かれしたもう片方のバンドとして描かれる群像劇。
MyGO!!!!!とは違い最速でのメジャーデビューを目指したメンバー編成の為、
実力は確かだが関係性には綻びがあり、少しの諍いで亀裂が入る。
苛烈な過去と思惑が昏く絡まり合い一つのバンドの破壊と再生が紡がれた。

ゴシックメタルという音楽性を体現するかのように耽美性で感傷的なドラマが展開し、あまりにも悲痛なストーリーが続く。ピアニストが主人公の立ち位置だと思うが、彼女さえしっかりしてればもっと容易に解決したのでは。

残念ながら【MyGO】程のカタルシスはなかったがあまりにも振り切った演出は一際個性的で面白かった。あとなにより楽曲が美しい。


【マジック・メイカー ~異世界魔法の作り方~】☆☆☆☆★

魔法がなかった世界で魔法を生み出す異世界ファンタジー

30歳まで童貞だと魔法が使えると信じ込んだまま発作で死亡→転生。
異世界ならば魔法が使えるかもと期待するが残念ながらそんな概念は存在せず。だがある日魔力の現象を感知し、以来魔法の研究を始めることにする。

おおよそ異世界転生したら無双するほどのチート能力を与えられる作品が占める中でこの設定はあまりにも前衛的で、まずそこが最高に好印象。
魔法を使えるようになっても安易にそれが最強ということはなく、段階を踏んで強くなっていく様子も描いていることが素晴らしい。

タイトルもシンプルだしハーレムにならないし無双もしない
昨今の「なろう作品」にしてはあまりにも古風で逆に新鮮。ストーリーも悪くなかったし個人的にはもっと評価されてもいいアニメだったと推したい。


【メダリスト】☆☆☆☆☆

フィギュアスケートを題材にした超正統派スポコンアニメ

勉強ができず自他ともに認める劣等生だった小学生が競技スケートのコーチに見初められ憧れのフィギュアを始め、遅咲きながらどんどん才能を開花させテストを次々と合格。となれば当然オリンピックを目指すストーリー。

原作者が大ファンである声優の趣味であるフィギュアの漫画を描き、実際その声優が主人公役に大抜擢され、その上原作漫画のファンである米津玄師が主題歌を書かせてくれと懇願してきたという奇跡の経歴を持つ
その多方面の熱量が見事に合致し奇跡のクオリティのアニメが誕生した。

実際スケート演技の作画も最高水準で最適解。まさに神作画。演出も神がかっており完璧な映像化と言えよう。登場キャラもみんなかわいい。
文句なしに今期覇権アニメと呼べる出来。間違いなく感動が味わえるぞ!


【UniteUp! -Uni:Birth-】☆☆☆★★

歌唱力重視気味の男性王道アイドル群像劇。

ネット上での個人音楽活動で活躍してた3人がスカウトされ一つのアイドルユニットを結成。そんな彼らを中心に同じ事務所所属のアイドルやバンドとともに切磋琢磨していく正統派アイドルプロジェクト

担当声優が新人の声優ばかり……というかどうやら調べてみたら俳優さんばかりで、声優ドル売り文化のこの手の作品にしてはかなり珍しい作品。いや、ある意味まっとうにアイドル売りしてるのかも。
それ故に他のアイドルコンテンツよりも歌唱力が高く楽曲の出来がいい

ストーリーに特筆すべき点は正直全くないが、楽曲を聴かせたい脚本としては十分及第点。ニコニコ動画ではまったく再生数が振るっていなかったが逆に民度が高く、個人的にはまぁまぁ楽しめた作品である。


【Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season 反撃編】☆☆☆☆☆

異世界転生なろうファンタジーの金字塔、待望の続編

前期8話、今期8話という変則的な放映となった3rd season。
反撃編ということで最初からクライマックス超怒涛の戦闘シーンの大盤振る舞いとなった。大仰なアクションシーンも上手くアニメに落とし込まれており、文章だけでは再現しにくかったであろう場面もちゃんとわかりやすく描画されており、相変わらず映像化に恵まれた作品だと痛感。

結局戦闘が始まってからは死に戻りすることなく終結。
絶望的なシチュエーションを辛くも勝利したというハッピーエンド。
続けて第4期の製作も発表されたということで、原作ファンとしては嬉々と続編を待ちたい所存です。もちろんDVDでも集めてますよ!


るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 京都動乱】☆☆☆☆☆

稀代の名作、明治剣客浪漫譚、令和に復刻。

名作も名作なので今更あらすじも必要ないだろうが
江戸から明治へ時代が移り、刀を持つことはやめなかったが殺しはやめ
圧倒的な剣技で身の回りの事件を解決していくとある流浪人のお話。
平成初期の作品なので多少古臭さはあるが今見ても秀逸の物語である。
それを現代のアニメ技術で完全再現。テンポもよくなり作画は綺麗。
声優は全交代してしまったが個人的には違和感は薄く十分満足。
特に絵柄が現代風になってるのでとにかくスタイリッシュな印象となる。

そして作中屈指の人気を誇る志々雄編に突入
ただ原作にないオリジナルパートが多く、モブが延々と話す展開はどうなのか……いや悪くはなかったけど。そして物語は次回からクライマックスへ!


【わたしの幸せな結婚(第2期)】☆☆☆★★

人間不信の薄幸少女と女性不信の男性によるファンタジーラブストーリー

鬼や妖といった超常な能力が存在する世界観が下地にあり良家に生まれながらその異能を持たないということで人間扱いされないまま育ったヒロイン。
追い出されるようにして嫁いだ先は冷酷と恐れられる旦那のもとで、
ここでも同じように虐げられるのではないかというところから始まる。

第2期は異能バトル成分が多く、【文豪ストレイドッグ】のようなバトルアニメになってしまった印象。このアニメはどちらかと言えばラブコメ要素を楽しみにしていたので若干評価を落とさずを得なかった感じに。

それでも最終話はタイトル回収ということで二人は幸せな結婚をして終了。
終始作画が良くずっとヒロインが可愛かったです。


【辛口】完走はしました

次に個人的に刺さらなかったものです。50音順。
でも完走する程度には視聴意欲が継続したものです。

青の祓魔師 終夜篇】☆☆★★★

大人気祓魔師現代バトルファンタジー、再開幕!

人間VS悪魔というわかりやすい構図、熱血・友情・努力という布陣、
いかにもジャンプ作品らしい要素を持った退魔学園バトルといった印象。
正直第1期も第2期も見ておらず原作もミリしらでこの第3期を見ても
全くよくわからない
というのが本音。

――だったのだが今期は少々印象が変わり、親と子の絆が描かれ、
正直感情移入しやすかったクールとなった。
主人公が過去に訪れ義父と交わした会話には涙を禁じえなかったです。
ここだけでも今まで見てきてよかったと思えた瞬間。
この作品が評価されてる理由がわかった気がします。


青のミブロ】☆☆★★★

少年の視点から描く新選組浪漫譚

拾われ児として団子屋で働く主人公の元に壬生浪が訪れ出逢いスカウトされ
浪士組の屯所に身を寄せることになる。
心優しい性格のため荒々しいそこの雰囲気に圧倒されるが
同年代の二人と仲を深め新選組として世の為人の為奔走することになる。

第2クール前半はバトルシーンが中心となり、正直見どころは皆無。
主人公以外のキャラが薄くあまりのめり込める要素がない。
後半はそれに伴う反省パートだったのだが、ここはなかなか。
他人が死産となったのを自責する主人公が痛々しくそこに心が動いた。

――のだがとにかくオープニングが好みじゃなくて印象が良くない件。
シリアスな作品って主題歌の雰囲気結構大事ですよ?苦笑


【いずれ最強の錬金術師?】☆☆★★★

典型的な異世界転生冒険ファンタジー

ファンタジー世界の勇者召喚に巻き込まれる形で異世界転生。選出基準は不明。女神からの過剰な保護を受け最強の錬金術師になり無双。
美少女ばかり奴隷契約をする典型的なハーレム展開となる。

――というように特筆すべきところが何もない
せいぜい一番初めに蜘蛛を味方にしたのが印象に残ってるくらい。
その蜘蛛も美少女に進化してしまったので虚無。
便器を作って大成したので「便器ん術師」とニコ動のコメントで揶揄される始末。それくらいしか特徴がない。うーん、微妙でした。


【俺だけレベルアップな件 Season 2 Arise from the Shadow】☆☆★★★

落ちこぼれハンターの成り上がりバトルファンタジー

異世界転生でもなければフルダイブゲームというわけでもなく
あくまで現実世界にダンジョン任務が発生し踏破せよという試練が起こり
そこで持ち帰られるレアアイテムで生計を立てよという現代ファンタジー。
絶対不可能クエストで生き延びたことをきっかけに何かに目覚め覚醒、
倒したモンスターを使役できるネクロマンサーとなり超最強になる。

どれだけ強いハンターが現れてもどれだけ強いモンスターが現れても
全部主人公が簡単にやっつけるしなぁで終わってしまう典型的無双系。
【HUNTER×HUNTER】のキメラアント編のような世界的危機が訪れたようだがそれも一人で軽くいなしてしまった……これ何が面白いの?
アクションシーンだけは随一なだけに非常にもったいないなという印象。


【グリザイア:ファントムトリガー】☆☆★★★

ミリタリー美少女アクションサスペンス

【グリザイアの楽園】と世界観を共有するシリーズで
国防を担う人材に育成する機関で管理される孤児による群像劇。
美少女たちが重火器を扱い紛争に身を挺してゆく

原作を知らないので話の内容が全く入ってこない不親切設計。
正直なんで戦い争ってるのかよく分からなかった。
ただ登場キャラは個性的でちゃんと可愛かったのは確か。さすがギャルゲーに分類される作品。次回予告が本編。ここのやり取りは面白かった。

OVAを観ればちょっとは理解できる内容なのだろうか。
ミリタリー好きならおそらくそれだけで楽しめる作品なのではないかというポテンシャルは感じる。


【黒岩メダカに私の可愛いが通じない】☆☆★★★

自意識過剰な美少女が男性を落とすために奮闘する学園ラブコメ

「息をするようにモテる」と自称する少女がなぜか自分に靡かない男性を落とそうと画策してるうちにいつのまにか自分がそいつを好きになってしまうという自爆系ラブコメ。

男子ってこういう女子好きだよねぇ……という優しいギャルが主人公。
タイトルにいる黒岩メダカにけして主人公の可愛いが通じてないわけではなく、割と最初から貫通している。つまりすべての行動は無駄なのだ。

個人的にはこの主人公が全く好みじゃないので感情移入できない。
黒岩くんも特に魅力的には感じないので主人公の気持ちもわからない。
共感性皆無でちょっと楽しめる要素が見当たらなかった。


聖女なのに国を追い出されたので、崩壊寸前の隣国へ来ました~力を解放したので国が平和になってきましたが元の国まで加護は届きませんよ~】☆☆★★★

追放系ファンタジーラブコメ

タイトルがあらすじで全て。あまりにも長すぎるタイトルで、ここで全部説明されてるので改めて書くあらすじなどない。

5分程度の紙芝居ショートアニメなので面白くなく感じるが
実はちゃんと24分で作ったら割とみられるんじゃないかなと思う程度には視聴意欲はあった。元の国の崩壊具合がざまぁ過ぎて先が気になる。


【0歳児スタートダッシュ物語 シーズン2】☆☆☆★★

異世界転生ショートアニメ

生まれながらに前世の記憶を所持。
転生時に神様から何らかのチートスキルを与えられるわけでなく
幼少期から大人の判断力と行動ができるので結果チートになるというわけで
【無職転生】パターンの無双アニメ。
生前ゲーム馬鹿だったので魔法の能力を磨くことに喜びを覚える。

既視の展開ばかりで特に目新しさはないが
ショートアニメのためテンポがよく見やすい。紙芝居だが。
恋愛に初心なようなので前世は喪女だったのかな?


【想星のアクエリオン Myth of Emotions】☆☆★★★

伝統的【アクエリオン】シリーズ第4作目

特殊強化クラスの生徒に選ばれた少年少女に感情で動く戦闘機が与えられ
謎の侵略兵器との戦いを余儀なくされる。

「一億と二千年前」のキャラも絵柄違いで登場し、そこでの関係性が無意識化で現代の主人公たちにも反映されている模様。
絵柄からも子供向け作品という感じがして筆者はもしかしたら視聴対象年齢に含まれていないかもしれないと思わされる。

とりあえず年齢のせいなのか嗜好のせいなのかはわからないが
"特に目的のない侵略者との戦闘"というものにロマンを見いだせないので
やっぱりちょっと面白いとは思えなかったかな。


チ。―地球の運動について―】☆☆★★★

地動説を唱える異端教徒によるサスペンス劇

地動説は宗教上の理由で教養に反しており、研究するだけでも処罰の対象となる世界観。その時代を生きる少年は出所してきた人物と出会ってしまったことにより地動説の美しさに魅入られ命がけの研究に勤しむことになる。

なんだか視聴した人の評価が異様に高いように感じるが個人的にはあまり。
ずっとテックノワールで微妙に何をしているのか分かりづらく、また地動説という現代では当たり前のものとなっているものの研究というのもあまり興味を惹かれない。主人公も次々と変わるので感情移入もしにくい。
最後一番最初に処刑された少年が出てきたように感じるのだがあれは何だったんだろう。うーん、面白さがわからない!ごめん!


【どうせ、恋してしまうんだ。】☆★★★★

逆ハーレムラブコメ

最初から4人のイケメン幼馴染が全員主人公に恋してる状況からスタート。
しかも最初から全員同居している模様。
なんだこの備え付けられた逆ハーレム空間
全員をキープしながら自分は別の先輩が好きという性悪群像劇。
それでいて主人公は純粋に描かれているので実にたちが悪い。

そんな状況が全然刺さらない……と思ったらどうやら低学年少女向け漫画「なかよし」掲載作品ということで、自分は対象に入ってなかったようだ。納得。逆に言えば幼女はこんな状況に憧れてるってことですかね。
少年向けハーレムラブコメでもなかなか見ない恵まれた状況ですよ。
凄い世界だ……


凍牌~裏レート麻雀闘牌録~】☆☆☆★★

裏社会の麻雀バトルサスペンス

一人の少女をかくまう主人公が、ヤクザの代打ち等高レートの麻雀でも連勝していく成り上がりサクセスストーリー。
足の小指を失っていたりけじめをつけるため切腹し臓物垂らしたり
かなりエグめの表現も多用される。

麻雀が嫌いなのであまり感情移入はできないが、それでも見てしまうくらいには先が気になる展開が多かった。昔から麻雀漫画はなんでこんなに命がけで行われるんだろう。ちょこちょこ読んでるけども。

最後ついに主人公が絞首されるびっくり展開
好みではないけど面白いと思う人は間違いなくいるであろうと思わされるアニメでした。


【ニートくノ一となぜか同棲はじめました】☆☆☆★★

グータラ忍者との平凡サラリーマンの同棲ラブコメ

妖魔に狙われやすい不幸体質の主人公の元に女忍者が出現し救出。
以来護衛の代わりにヒロインを養うことにする。
それに甘えゲーム三昧の引きこもり三昧を送る抜け忍との同棲生活。

他の主従コンビも出てくるが基本的に登場人物は美少女ばかり。
15分のショートアニメなのでテンポがよく見やすい。
だがこれといって特筆すべき部分もなくちょっと単調かな……
引き続き第2クールに突入しているがそれなら普通に30分アニメにして1クールで納めたほうが良かったような。


【外れスキル《木の実マスター》 ~スキルの実(食べたら死ぬ)を無限に食べられるようになった件について~】☆☆★★★

複数のスキルを会得することによって無双するファンタジー

一定の年齢になるとスキルの実を与えられ一つだけ特殊能力を授かる世界観。通常二個以上摂取できないそれを無限に食べられるようになるスキルを会得し無限に能力が追加されるハイパーチートで最強の冒険者を目指す。

長すぎるタイトルにありがちな無双チート・ハーレム展開を完備。
よってこれといって何の特徴もない冒険ファンタジーである。
しかも途中から主人公が一切登場しなくなりヒロインの冒険譚となる。
いろいろブレブレで何がしたかったんだろうという印象。
スキルの実を授ける女神が裏ボスっぽい立ち回りでそこの動向が気になるかなぁ、くらい。


【ハニーレモンソーダ】☆☆★★★

不良少年と純朴少女による古典的ラブコメ

内向的な性格から中学からいじめを受けてきた主人公が偶然街で出会った少年の救いの一言に影響され彼と同じ高校に進学。
なぜか主人公にだけ異様に優しい金髪少年が引っ張る恋愛群像劇。

女子ってこういう男子好きだよねぇ……というイケメン不良少年が中心。
【黒岩メダカに私の可愛いが通じない】の女性向けバージョンといった感じ。こんな男性はこの世に存在しないので女子は期待しないように。

個人的にはこのヒーローに魅力を感じないので感情移入できない。
調べてみたらどうやらティーンズの女性にやたらと人気な作品らしく、やはり優しい男性じゃなく自分にだけ贔屓してくれる人に惹かれるもんなんだなぁと真理を得た気持ち。心底くだらない。


【FARMAGIA】☆★★★★

農業要素のあるとても一般的な冒険ファンタジー

書き出すあらすじが思い至らないほど無個性な、全ての項目に於いて水準が低いアニメ。
真島ヒロはキャラデザにのみ関わってるらしいが随所に彼らしいテイストを感じるのは気のせいだろうか。
原作がどうやらCERO:Bのゲームらしいので、確かに子供向けゲームなら一定以上の需要はありそう。
昔ながらの古典的ファンタジー作品なので子供が観ればおそらく楽しい作品。


【不遇職【鑑定士】が実は最強だった】☆☆★★★

他力本願のチート無双ファンタジー

性悪勇者パーティのお荷物として最底辺の境遇だった主人公がある日見捨てられてダンジョンの最深部へ身投げ。その先で世界樹の精に助けられその母親に最強の能力を授けられて無双開始。そんな冒険ファンタジー。

鑑定職かどうかは関係なく、ただ単に与えられた能力がチートなだけ。タイトルに偽りあり。どれだけ強そうな魔族に襲われてもチートで全くピンチにならないし、相変わらず美少女ばかり仲間に入れもれなく全員に惚れられる超典型「なろう」系と言われて然るべき作品
これでシリアスぶってるので印象はすこぶるよくない。無個性。


【没落予定の貴族だけど、暇だったから魔法を極めてみた】☆☆★★★

典型的異世界転生ファンタジー

特に脈絡もなく貴族の子供に転生。
特に理由もなく膨大な魔力を有しており無双。
美少女ばかりを仲間に自分の国家を形成する。

これまたなんの特徴もない典型的「なろう」系。揶揄されて然るべき内容。
主人公がまだ子供なのでどことも恋愛フラグが経ってないのが唯一の良心。
余りにもとんとん拍子で国を作っていくので子供が考えた最強の物語のようなあまりにも稚拙な世界観設計に呆れてしまうほど。まぁ、普通です。
劣化版【転スラ】と呼ばせてもらいます。


【魔法使いの約束】☆★★★★

逆ハーレムファンタジー

突然異世界に召喚され魔法使いを束ねてくれと無理難題を吹っ掛けられる。
最初から攻略対象キャラからの好感度は振り切れているが恋愛要素は皆無。
戦闘シーンもほとんどなく、会話劇のみで世界観が語られる。

盛大に何も始まらない。ただただ世界観の説明だけをして特に言い争うわけでもない。登場キャラが多すぎて誰も覚えられない。等、評価すべきところが見当たらない。いったいこのアニメは何を伝えたかったのだろう。
ただ主人公はとてもかわいく主題歌も良質。それだけでなんとか最終話まで見られた作品。


【もめんたりー・リリィ】☆☆☆★★

ポストアポカリプス・バトルアクション・サイエンスファンタジー

突如出現した機械獣が闊歩し多くの人類が消失した世界観。
特殊な武器を持って戦う6人の美少女たちの生き様を描く。

GoHandsが手掛ける作画は圧巻の一言。とくに髪質の描画が突出しており、派手なアクションシーンに合わせて縦横無尽に暴れまわる。
背景も素晴らしく3Dとの融合も見事で絵的には文句のつけようがない出来。
ストーリーも重厚そうな設定を下地にキャラも個性的に描いているがそのキャラ付けが過剰で、女性視聴者は嫌悪感を抱くのではないだろうか。

それぞれの要素が分離していて上手く融合していない印象を受けた。
緊迫した状況の割にはなんだか緩いシーンが多かったせいか
面白くないことはなかったが少々置いてけぼりを喰らったという感想。


【Übel Blatt ~ユーベルブラット~】☆☆☆★★

英勇殺しの最凶ダークファンタジー

どこからともなく現れた少年が不当に裁かれようとしていた少女を救出。
その勢いのまま密航者等を引き連れながら英雄と呼ばれるこの世の支配者の殺害を目論む暗黒復讐劇。

原作を所持しているのだが長いこと読んでいなかったので、「こんな話だっけ?」と疑問に感じてしまった。もっと【ベルセルク】並みに重厚な設定だったと思ったんだが――。

つまり【されど罪人は竜と踊る】の悲劇再び。原作はもっとグロいシーンやエロいシーンが多いのだが、そういった部分は全て省略。原作のアクを極限にまで刮ぎ取り、毒にも薬にもならない平凡なアニメが生まれてしまった。
原作を読んだほうが迫力もあるしちゃんと話の道筋も整っています。


妖怪学校の先生はじめました!】☆☆☆★★

ハイテンション妖怪学園コメディ

不良が怖くて普通高校を30分で逃げ出した主人公を迎え入れたのは妖怪が通うクラスだった。破天荒な生徒たちに翻弄されながらも自身の血筋による退魔の力とセーラー服が好きという特殊性癖を武器に立ち向かっていく。

安倍晴明という字を書いて「あべはるあき」と読む、その字の如し強大な妖力を保持してる模様。時としてそれを発揮して事件を解決したりややこしくしたりで、コメディとしてもだいぶハイテンション。その空気感が合うかどうかで面白さが変わるだろう。自分には正直合わなかった。

だが文化祭の話は正直感動した。テーマ的に生死を描いたらちゃんと面白いじゃないか!評価できる部分がここだけというのが惜しい。
特に第2クールのエンディングテーマが最高に好みじゃない。聴き苦しい。


【RINGING FATE】☆☆☆★★

サイバーパンク一騎打ちメカアクション

何らかの要因で生死の境をさまよった人間の魂が実体を持ち
自身の記憶を懸けて真剣勝負を挑むバトルアクション。

つまるところ【誰ソ彼ホテル】と全く同じ設定を持つ作品だが、世界観はサイバーパンクに統一されており、デフォルメの強いキャラ造形もありだいぶ印象は変わる。現世のドラマを実写で描くという前衛的な手法も取り入れており、かなり個性的な作品だと言えよう。

アクションシーンも見ごたえがありストーリーも重厚なのだが
いかんせん中国産の為だいぶ価値観の相違がみられる
声優も豪華で面白くないわけではないがもう一押しが足りない、そんな印象。


総評

今季は面白いアニメが多かったです。
……面白くないものも多かったですが。

一番面白かったのは【花は咲く、修羅の如く】。
【響け!ユーフォニアム】よりはギスギスしてませんが生徒同士の会話で魅せる良質な群像劇。控えめなヒロインが健気で応援したくなります。
声優の技量がダイレクトに作品のクオリティに直結するので、改めて声優さんすげーと思った次第です。作品に説得力が加わりました。しかも主人公役まだ10代ですよ。実際上手かったですし将来有望すぎますね。

続いて世間的評価も勝ち取った【悪役令嬢転生おじさん】【メダリスト】。
この二つは皆さんからも大好評だった通り自分もハマりました。
【転生おじさん】はその設定の奇抜さに加えコメディ具合が秀逸。
【メダリスト】もスケートの作画が天元突破。圧巻の二次元フィギュアの演技を堪能できます。非常に満足度が高い。

問題はサムネ候補の第4勢力。
最終的に【SAKAMOTO DAYS】を選びましたが【日本へようこそエルフさん】【天久鷹央の推理カルテ】【全修】【戦隊レッド】で迷いました。
ここはほんと僅差!いずれも甲乙つけがたい傑作。
【SAKAMOTO DAYS】は原作勢からの、【天久鷹央の推理カルテ】は世間的評価があまりよくないらしいですが、アニメだけを観てるとそんなには気になりませんでした。そういう意味では【ユーベルブラット】は原作ファンだからこその否定感情がありましたが、正直こちらは全原作ファンががっかりしたんじゃないでしょうか。

【エルフさん】はファンタジーパートがイマイチだったんですよね。けして面白くないということはなかったんですが、まぁ普通。ベタというか。
日常パートだけなら間違いなく4強入り。特に最終話は泣きました。
【全修】はオリジナルアニメならではの先の読めない展開が魅力でしたし
【戦隊レッド】も戦隊物への熱いリスペクトが感じられて好感でした。
どちらも最終話が熱い展開でよかったですね。やはり最終話の印象でその作品の価値は大きく変わると思います。

続き物で除外しましたがもちろん【リゼロ】【薬屋】【Dr.STONE】は安定の面白さ。回を重ねても全く面白さが減衰しません。ずっと面白い。
特に【リゼロ】は怒涛の展開過ぎて、また重厚なストーリーがぎっちり詰め込まれてて圧巻。ここ何年かで唯一パッケージ版も購入してる作品ですし、今後も多大な期待を寄せて損はないことでしょう。

ラブコメはばっつり分かれます。
やはり意中の相手が固定されてる【クラスの嫌いな女子】【この会社に好きな人がいます】が好感。どっちもツンが強めですが子供の視点と大人の視点の違いが出てて比べて観る楽しみもあり。
沖ツラ】は異色な作品でしたがラブコメ成分がありつつもローカルネタで笑わせてくれました。【アオのハコ】も負けヒロインが切なくて感情移入しまくりましたね。

前期あまり好きになれなかった【甘神さん】は怪異を、【100カノ】はメタやパロが増えて好感度上昇。後期で面白くなるなかなかないパターンです。
可愛いが通じない】【ハニーレモンソーダ】はどちらも両性の理想が詰まったような作品で共感できず。いかにもそういうのが好きそうだよねというのが透けて見えて楽しめませんでした。ハーレム系は論外。

ラブコメではありませんが【Unnamed Memory】【私の幸せな結婚】のように終始一貫して一人の異性を愛する物語のほうがやっぱり好みです。
両方ともちゃんと結ばれて大団円になってほんとよかったよかった。

量産型「なろう」系は厳しいですね。
無双チートとハーレムが掛け合わさると一気に興味が薄れます
それでもまだマシだと思える作品は、主人公が猫だったり恋愛要素が薄かったり主人公がおっさんで心の余裕があったり、そういう”一癖”が必要。

流行り物に倣って似たような作品が増えるのは全然かまわないんですが
それでもやっぱり面白いものとそうでないものが生まれるのは必然ですよね。そういう意味でも【全修】の面白さが際立つわけですが。それと【マジックメイカー】。一から魔術を生み出していくというのは最初からチート能力を与えられて悠々自適に無双する作品とは一線を画してます。そういう作品が多いのでかなり印象良かったですねぇ。

Ave Mujica】はなんだか旧Twitterでは放送されるたびにトレンドに上がってましたが、過剰評価な気がします。確かに面白かったけど覇権と呼ぶほどにはそんなに万人受けする作品ではなかったような。私のフォロワーで好きな人が多いので過剰にトピックになってただけという印象も。楽曲は素晴らしいんですが。
逆に【誰ソ彼ホテル】があまりにも再生数が低かったですね。Abemaで10万にも満たないくらい。他の全く面白くない「なろう」系でも20万くらい行く媒体なのに。個人的にはそこそこ面白かったんだけどな。【チ。】なんてすごい評価のされ方ですよ。私には終ぞその面白さは理解できませんでした。

まぁこれからも多少は意識しつつ世間的評価には惑わされず、自分が面白いと思ったものを自分なりに推していこうと思います。
【花修羅】が最高に面白かったぞ!続編希望!【ユーフォ】並みに評価されてほしい!!


Afterword

というわけで、ほぼ完走しました。
徐々に「全部視聴」にこだわらなくなってきてますが……
見れるだけは頑張って視聴してみますので
散文ではございますが参考にしてもらえたら幸いです。

今回も【2万文字】超えてます。長いな!
年々アニメが増えているという証拠でしょうか。
周りでアニメ見てる人少ないんで
いやこの作品はこう言うところが面白いんだよ!
え、それのどこが面白かったんですか!?

とか是非意見交換をコメントで残してほしいです。

あくまで個人的感想なので意見反論バッチコイ!
ぜひ語らいましょう。


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えいちびぃ 最後まで長文お読みいただき誠にありがとうございました。 つっこみどころを残してあるはずなので 些細なことでもコメント残してくれると嬉しいです!

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