明日からの株式市場、どう見る?|ジャクソンホールで利上げ警戒、日経平均先物は約570円安。月曜日は何が買われる?
先週の日曜日は、日経平均とTOPIXが下落する一方、グロース250が上昇していたことから、半導体一極だった相場の主役が少し広がるのかを確認する週と考えていました。
一週間を終えてみると、その動きは一段はっきりしました。
日経平均は週間で0.59%高、TOPIXは1.95%高。それに対して、グロース250は7.12%上昇しています。
金曜日も、NVIDIAの好決算を受けて日本株は上昇し、グロース250は3.16%高となりました。
ここまでなら、
「AI需要も強いし、グロース株への資金も戻ってきた。月曜日もこの流れが続くのかな」
と考えたくなりますよね。
ただ、金曜日の東京市場が終わったあと、米国では少し違う動きが出ました。
NVIDIAは4.6%安。SOX指数は3.47%安。FRBのウォーシュ議長がジャクソンホールでインフレへの警戒を改めて示し、米10年金利は4.72%台まで上昇しました。
日経平均先物も、金曜日の日経平均終値を570円ほど下回っています。
企業業績は強い。
でも、金利がもう一度重くなってきた。
今週は、ここをどう考えるかが大切になりそうです。
1. 月曜日の入り口
金曜日の日経平均は66,405.56円で終えました。前日比273.58円高、0.41%の上昇です。
TOPIXは0.72%高、東証グロース市場250は3.16%高となりました。
前日の米国市場ではNVIDIAが8.7%上昇し、AI投資への安心感が広がっていました。日本株でも、半導体だけではなくソフトウェアやグロース株まで買われています。
ただ、その後の金曜日の米国市場では流れが変わりました。
S&P500は0.25%安、NASDAQは0.52%安。SOX指数は3.47%下落し、NVIDIAも前日の上昇から一転して4.6%安となりました。
Marvell Technologyも10%を超えて下落しています。
企業のAI需要が急に弱くなったわけではありません。
今回は、ウォーシュ議長がインフレとの戦いを続ける姿勢を改めて示したことで、9月の利上げ警戒が強まり、米金利上昇が高PERのAI・半導体株へ重く出ました。
日経平均先物は65,800円台で終えています。
金曜日の日経平均終値と比べると、570円ほど低い水準です。
月曜日は、金曜日の日本株高をそのまま引き継ぐというより、半導体株を中心に売りが先行しやすい入り口になりそうです。
さらにドル円は160円付近まで円安が進みました。
週末には、米財務長官が無秩序な円安は世界の金融市場を不安定にしかねないと警告しています。月曜日は、株だけではなく為替介入への警戒も意識しておきたいところです。
朝8時50分には、日本の鉱工業生産と小売販売額も発表されます。
僕は月曜日、日経平均の下げ幅そのものより、次の三つを重く見ています。
半導体株の売りが、どこまで広がるのか。
先週7%を超えて上昇したグロース250が、米金利上昇のなかでも耐えられるのか。
日経平均が下がっても、TOPIXや銀行・保険、内需へ資金が残るのか。
ここが分かれば、月曜日の下げが「半導体の利益確定」なのか、それとも「日本株全体のリスク回避」なのかを見分けやすくなります。
ここからは、今週の本線を置いたうえで、Broadcom決算と米雇用統計までの山場、資金の向かう先、本線を変える条件を整理していきます。
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