映画を観た記録8 2025年1月5日 マルコ・ベロッキオ『結婚演出家』
Amazon Prime Videoでマルコ・ベロッキオ『結婚演出家』を観る。
顔がどことなく少しジャンレノに似たセルジョ・カステリョット演じる映画監督フランコ・セリカは、シチリアに立ちより、その場所で出会った結婚式を撮影している男に連れられてサミー・フレー演じる公爵の娘の結婚式を演出するように頼まれる…というあらすじである。
シチリア島で、死んだはずの監督ズマンマが生きて、海に入っていくのを見つけ、引き留める。ズマンマは嘆きながら。セリカに訴える。死んだと知ったと同時に大学教授が私について論文を書け、学生がかわいそうだ、と訴える。日本のとある「大学教授」をふと思い浮かべる。こんな妙なシーンもあるが、一種の謎解きゲームのような映画である。他にもエリカ監督は、公爵夫人を強姦したという嫌疑を公爵から掛けられる。というような、謎に次ぐ謎が続き、真相は明らかにされない。最期近くの花火も結婚式と関係があるのかもよくわからない。とにかく、その「わからなさ」を味わう映画である。「わからない」ことに身をさらすのは幸福なのだ。
イタリア・カトリックの豪華な結婚式が印象的である。庶民が、美声を放ち、フルートまで吹くのか。それがイタリア庶民というか、この場合、シチリア庶民であるが、全くスゴイ人種としか見えない。カトリックのミサも描かれるが、互いに平和の挨拶をかわしましょう、では、本場カトリックは、キスをほっぺたにしあうのだ。しないのもいるが。日本だとぐるぐる回って主に平和を、というだけである。そんなことが頭によぎった。
一風変わったチネチッタ映画である。
