「Tシャツが乾くまで」にハマる〜ノロ気は不倫になるのか
ドラマ「Tシャツが乾くまで」を2話まで見て、その後しばらく止まっていた。昨日、ようやく続きを見た。7話まで。
ストーリーは、夫婦、家族、恋愛、ミステリーの要素が絡まり合っていて、やっぱり面白い。
ただ、それ以上にいいのは、相変わらず低体温なところだ。
大きく泣かせにくるわけでもない。
激しく感情をぶつけ合うわけでもない。
でも、出てくる言葉の一つ一つに、妙に深い意味がある。
そして、その言葉があとから効いてくる。
伏線というほど大げさではないのかもしれない。けれど、何気なく出てきた言葉や小物が、あとになって「ああ、そういうことだったのか」と見えてくる。その感じがとてもいい。
3話から7話までで特に印象に残ったのは、夫婦という関係の難しさだった。
夫婦だからといって、すべてを言えるわけではない。
むしろ、近すぎるから言えないこともある。
相手を大事に思っているからこそ、言えないこともある。
では、それを赤の他人で、しかも異性に話すことは、不倫なのか。
あずさが充に話す言葉は、ある意味ではどれもノロケに聞こえる。あずさもまた、充の話を聞きながら、少しずつ彼を理解していく。
回数を重ねて会うごとに、二人の距離は近づいていく。
でも、それは恋愛なのか。
それとも、ただ「理解し合ってしまった」だけなのか。
ここがすごく面白い。
充があずさに贈った花火のカップルシート。
あずさが充に贈った水族館の二人分チケット。
どちらも、今の相手が苦手なものだ。
この二つのチケットが、ただの贈り物ではなく、二人の関係の危うさを静かに表している気がする。
派手な不倫ではない。
分かりやすい恋愛でもない。
でも、夫婦の外側に、言葉が通じてしまう相手がいる。
「理解し合ってしまう」って残酷だ。
それは救いなのか。
裏切りなのか。
それとも、まだ名前のついていない関係なのか。
一つ一つに意味があって、気づくと食い入るように見てしまう。
いい意味で疲れるドラマなのである。笑
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