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出禁のモグラ
作者 江口夏実
現在 13巻
あらすじ
児童文学専攻の大学生
マギと八重は飲み会の帰り
男が事故に遭う瞬間に遭遇、病院を勧めたり警察を呼ぼうとするが男はいらないと逃げてしまう
どうしても気になった二人は後を追う、するとどこか浮世離れした路地裏に辿り着く
そこで男は観念して、自分をモグラと名乗る
そして、「俺はあの世から出禁食らってるんだ、だから死なねえのよ」と言う
そこから二人は霊と人の怨念の事件に巻き込まれて、、、
ここがやばい、モグラという男
主人公、モグラこと
百暗 桃弓木
あの世から出禁をくらい、死ねもしないが生きてもいないという罰を受けている仙人
彼があの世に行くには持っているランタンに霊の鬼火を貯めるしかなく、世間から離れてひっそりと暮らしている。
モグラは、明るくよく喋り、知識も豊富で手先も器用、憎めない愛嬌がある男です。
物語の中でモグラはいろんなトラブルに出逢います。そのほとんどで自己犠牲の力で人を助けています。自分に関係のなく、全く利益がない場面でもです。なぜなら彼はどうしようもなく助けたい人だからです。
彼が使う手段はいつもルールの外にあるタブーに近いことをしてしまいます。その結果自分にどんなことがあろうと人が悲しんでいるなら救いたいというのが彼の狂気じみた衝動です。
自分と他人の境界が浅く、視野が広い彼は人を救いたがるのです。
しかし彼は人間ではありません。神様の成れの果てです。
古事記の初めから存在し、現在まで生きている彼はやはりどこかおかしく相いれない絶対の領域があるのです。
モグラの好きなところ
彼の視野の広さと言語化のうまさが出てくるシーンで私が好きなのがこの二つです
◯妹のために怨霊になった姉の復讐を止める回
いろんな現実を言った上で、自分の意見を言うところがすごい
反面、このどうしようもできない状態で足掻いている様が彼らしい底抜けの慈愛を感じる
◯島に巣食う怨霊を退治する回
いじめについて話す時、人が人を傷つけることを言う、の後に
でも俺だって多分どっかで言っちゃってるんだよ
という
ここがすごい共感できる。絶対に無意識に言っている、それが自分の心を苦しめているという
最後に
アニメにもなっているので、そっちの方が見やすい方はアニメからでも!
