【じーじのボヤキ】 主張すべきは主張すべし ~ニューヨーク旅行の教訓~
1992年、妻の両親を連れてニュヨークへ旅行しました。
旅行を手配したのは、私で、飛行機便もホテルも全て自分で予約しました。
ニューヨークでは3泊しました。
そのホテルを選んだ理由は、そのホテル集合・解散のJALパックのバスツアーがあったからです。
さすがにニューヨークは、レンタカーで私が案内するのは難しく、日本語で案内してくれるバスツアーがいいと思ったのでそのホテルを予約しました。お値段もニューヨークにしてはリーゾナブルでした。
そのホテルは、一流ホテルではありませんが、ニューヨークにあるので一応それなりの高層ビルのホテルでした。
(孫)そのホテルで何があったの?
(じーじ)ホテルに着いてチェックインをして、ばーばの両親の「部屋の鍵」とじーじたちの部屋の鍵をもらって、まず、ばーばの両親の部屋へ行ったんだ。そして部屋を開けたらビックリ。そこにはスーツケースが置かれていて明らかに誰かが泊まっている部屋だったんだよ。
(孫)それでどうしたの?
(じーじ)フロントに戻って文句いったよ。でも「今日は満室で他に部屋はない。」と言われて、はいお終い。じーじは、マネジャーを呼んできてくれと言ってマネジャーと話をすることにしたんだ。
「今日は満室で他に空きがないということを聞いた。あなたはマネジャーとして私の話を最後まで聞いてからどうすべきかを考えてほしい。」
駐在後1年以上は経っていたけれど決して英語が得意な訳ではない私でしたが、火事場の馬鹿力というのか、こういう時は、英語がスラスラでてくるのです。
「あなたがもし私と同じ立場ならどんな気持ちになるのかを想像してみてください。」
「あなたは、日本語がそんなに上手ではないものの日本に駐在することになりました。」
「ある時、あなたの奥さんの両親が、娘夫婦が日本にいるのならとういうことで日本へ旅行に来てくれました。」
「日本での旅行を手配したのはあなたです。」
「あなたは、両親に喜んでもらおうと東京と京都の旅行を手配しました。」
「東京のような大都会でレンタカーを借りて自分で案内する自信がないので、英語でのバスツアーの出発拠点になっているホテルを予約して、家族をバスツアーで東京案内しようと企画しました。もちろんその出発拠点のホテルを予約して。」
「ようやく着いたホテル。高齢の両親は長時間の移動でお疲れの様子。フロントで渡された鍵で部屋を開けたら誰かが使っている部屋。」
「やられたダブルブッキングだ。ここが東京でなくニューヨークだったら大変だった。中に人がいて銃を持っていたら撃ち殺されているところだ。」
「ところが、フロントに代りの部屋を用意するようにクレームしたら、今日は満室で用意できないという。私はどうしたらいいんだ。マネジャーを呼んでくれ。」
「以上が私のストーリーです。イメージできましたか?」
(マネジャー)「イエス、サー」
(マネジャー)「先ほど部屋が空いていないとフロントの者が申しました。確かに最上階の2ベッドルームのスィートルームを除いては空いていません。サー、アディショナルベッドを運ばせますので、追加料金なしでご家族6名でスィートルームをお使いください。ご両親には、ニューヨークの良い思い出を日本に持って帰ってもらってください。」
この時、じーじは、米国では「主張すべきは絶対に主張しなくちゃだめだ」と学んだのです。
一方、ハワイでホテルの仕事をした時に旅行代理店の方から教えてもらった話は残念な記憶です。
それは一流ホテルのダブルブッキング対策です。「日本人は文句いわないから、アサインするなら日本人」という話です。
中国人も韓国人も英語ができようができまいが、とにかく、まくしたてるように自己主張します。
ところが、英語ができない日本人は「Yes」と物分かりがいいのでダブルブッキングになったら日本人をアサインしておくようになっていたという話です。
更にその代理店の人の話には続きがあって「日本人は、その場では物分かりがいいんだけど、日本に帰ってからは人が変わってしまうんだ。旅行代理店に電話して大声でまくしたてて、後から大変なクレームになるんだ」と教えてくれました。
きっと今のZ世代だと違うのかもしれませんが、じーじ世代は、自分の経験から考えても日本人の「Yes」がよく分かる気がするのです。
(じーじ)どう難しくなかった?
(孫)難しくなかったよ。
(ばーば)ちゃんと噛み砕いて話をすれば孫も分かるのよ。
(じーじ)はーい、分かりました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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