自分の価値は自分で決める?
多くの人は、
「現実の評価」
と
「自分の存在価値」
を無意識に直結させていると言われている。
だから、
* 職場でミスをした
* 戦力になれなかった
* 誰かに否定された
* 恋愛で選ばれなかった
こういった出来事が起こると、
「私はダメなんだ」
「価値がないんだ」
まで一気に飛んでしまう。
でも実際には、そこにはかなり大きな飛躍がある。
たとえば、
「今回の業務でうまく機能しなかった」
と、
「人間として価値がない」
は、本来は別の話。
でも脳は、“社会的拒絶”をかなり強い危険として感じる。
人は生存に関わった時代が長かったので、「役に立てない」「拒絶された」は、本能レベルで痛い。
だから、
「こんな自分でも価値があると思おう」
「自分の価値は自分で決める」
これって、実はかなり高度なこと。
私自身頭でわかっていても、ネガティブな出来事があると、「結局自分はそこまでの存在価値なのだろうか?」と考えることもある。というか、そんなことしょっちゅうだ。
「何もできなくても価値がある」
という言葉が、綺麗事に聞こえる瞬間も数知れず。
ただ一方で、人の価値って、“成果だけ”で決まっているわけでもない。
たとえば職場でも、
* 失敗しながら成長していく人
* 雰囲気を和らげる人
* 誰かの安心感になる人
* 丁寧に向き合う人
* 苦しみを知っているから優しくなれる人
っている。
数値化されにくいけど、確かに組織を支えている部分。
恋愛でも、
「振られた=価値がない」
ではなくて、
* 相性
* タイミング
* 相手の状態
* 相手の課題
* 求めている関係性の違い
など、色んな要素が絡み合う。
でも、振られた側はどうしても、
「選ばれなかった私」
に意識が集中してしまう。
これはかなり自然な反応。
だから大事なのは、無理やり
「私は価値がある!」
と信じ込むことより、
「出来事」と「存在」を少し切り分けることかもしれない。
例えば、
* ミスした → でも人間として終わりではない
* 役に立てなかった → 今はそうだっただけ
* 振られた → 愛される価値がない証明ではない
みたいに。
自己肯定感って、
「常に自信満々」
ではなく、
“うまくいかなかった時に、自分を完全否定しない力”
とも言えるのではないか?
本当にしんどい時は、
「価値があると思えない自分がいてもいい」
くらいの方が、現実的だったりすると思う。
自己肯定感って、常に高く保つゲームというより、
“落ちた時に、自分を処刑し続けないこと”
の方が大事だったりするのではないか、とも感じる。
「自分の価値は自分で決める」という言葉って?
“他人の評価だけで、自分の存在全部を決めなくていい”
という意味に近いと思う。
でもこれが極端になると、
* 誰に否定されてもノーダメージ
* 何があっても私は価値がある
* 他人の反応は関係ない
みたいな話に聞こえることがある。
ただ実際、人間は社会的な生き物だから、他人からの反応で傷つくのは自然。
職場で必要とされたいし、好きな人に愛されたいし、認められたら嬉しい。
これは承認欲求がダメなのではなくて、
“人間らしい”部分でもある。
だから、
「他人の評価を全く気にしない」
ではなく、
「他人の評価“だけ”で、自分の存在価値を全決めしない」
くらいが現実的なんだと思う。
たとえば、
* ミスをした → 反省はする
* 改善点がある → 学ぶ
* 振られた → 傷つく
これなら自然だけど、
でもそこから、
「だから私は価値がない人間」
までは飛ばない。
ここに“自分で決める部分”がある気がします。
あと、「価値」って一種類じゃない。
仕事で結果を出せる価値、
人を安心させる価値、
優しさ、
誠実さ、
粘り強さ、
苦しみを知っている深さ。
ある場面では役に立てなくても、
別の場面では誰かを救っていることもある。
人って、自分のダメだった場面だけで“総合評価”を出しがちだという話をよく聞く。
でも実際は、一時的にうまくいってない状態と、存在価値そのものは、完全にはイコールじゃない。
なので、
「自分の価値は自分で決める」は、
“私は完璧だから価値がある”
ではなく、
“うまくいかない時でも、自分を完全に見捨てない”
という感覚に近いのではないか。
承認欲求はわるくないよね?
承認欲求そのものは、全然悪くない。
むしろ、人間にかなり自然に備わっている欲求であると言える。
たとえば、
* 「頑張りをわかってほしい」
* 「好きな人に愛されたい」
* 「必要とされたい」
* 「認められたい」
* 「役に立ちたい」
これって、多くの人が持つ。
仕事でも、
「ありがとう」
と言われたら嬉しいし、
恋愛でも、
「あなたがいてよかった」
と言われたら安心する。
こういうのって弱さというより、
“人とつながって生きる生き物”
として普通の反応。
ただ、苦しくなりやすいのは、
「承認がないと、自分の価値がゼロになる」
という状態。
つまり、
* 認められた → 自分には価値がある
* 否定された → 自分は無価値
と、“自分の存在全部”が他人の評価に連動してしまう時。
こうなると、確かに相手の反応で心が大きく揺れやすくなる。
承認欲求って悪者扱いされがちだけど、実は成長の原動力にもなると思っている。
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* 誰かに認められたくて努力する
* 喜ばれたくて工夫する
* 愛されたくて人を大事にする
こういうエネルギーって、現実にはかなり大きい。
なので、
「承認欲求をなくさなきゃ」
ではなく、
「承認を求める自分を責めすぎない」
の方が大事だと思う。
そのうえで少しずつ、
“誰かに認められない瞬間があっても、自分を全否定まではしない”
という土台が育っていくと、だいぶ楽になると思う。
