知ることが、未来の健康を守る。糖尿病予備軍って、どんな状態?
「健康診断で、糖尿病予備軍って言われたんだ。」
ある日、身近な人からそんな話を聞きました。
正直、そのときの私は、
「予備軍なら、まだ大丈夫なのかな?」
そのくらいの認識でした。
でも、調べていくうちに、
「予備軍」という言葉から受ける印象と、
実際の体の状態には
少し違いがあることを知りました。
さらに驚いたのは、
糖尿病は決して
一部の人だけの病気ではないということです。
日本では、糖尿病が強く疑われる人と、
その可能性を否定できない人を合わせると、
およそ2,000万人いると推計されています。
「自分には関係ない。」
そう思っていても、家族や友人、職場の人など、身近な誰かが当てはまるかもしれません。
だから私は、この機会に糖尿病について一から学び、学んだことを分かりやすくまとめていこうと思いました。
健康は、知識がある人だけのものではありません。
誰でも理解できて、毎日の生活に生かせることが
大切だと思っています。
このシリーズでは、
専門用語はできるだけ使わず、
「なるほど!」と思える内容をお届けしていきます。
▶️ 糖尿病とは?
私たちは食事をすると、
ご飯やパン、麺類、果物などに含まれる糖質を
消化し、ブドウ糖に変えます。
このブドウ糖は、
体や脳を動かすための大切なエネルギーです。
しかし、
ブドウ糖は血液の中にあるだけでは
十分に働くことができません。
そこで活躍するのが、
「インスリン」というホルモンです。
インスリンは、
すい臓で作られ、血液中のブドウ糖を細胞へ運び、
エネルギーとして使えるようにする役割があります。
ところが、
・インスリンが十分に作られなくなる。
・インスリンがあっても、うまく働かなくなる。
この状態になると、
ブドウ糖が血液の中に残り、
血糖値が高い状態が続きます。
これが糖尿病です。
▶️ 糖尿病予備軍とは?
糖尿病予備軍とは、
血糖値は正常より高いものの、
まだ糖尿病とは診断されていない状態です。
多くの場合、自覚症状はほとんどありません。
だからこそ、
「元気だから大丈夫」と思ってしまう方も
少なくありません。
しかし、
この時期は体からのサインでもあります。
生活習慣を見直すことで、
糖尿病への進行を遅らせたり、
防いだりできる可能性があることが分かっています。
糖尿病は「甘いものの食べ過ぎ」だけでは
ありません
「甘いものを食べ過ぎると糖尿病になる。」
そんなイメージを持っている方も
多いかもしれません。
もちろん、食生活は大切です。
でも実際には、
・体質
・加齢
・運動不足
・肥満
・睡眠不足
・ストレス
など、さまざまな要因が重なって発症すると
考えられています。
だからこそ、
「これだけやれば大丈夫」という単純な病気では
ありません。
東洋医学では、
少し違う視点で体を見ています。
ここまでは、現代医学の考え方です。
一方で、
東洋医学には「糖尿病」という病名はありません。
昔から「消渇(しょうかつ)」という考え方があり、のどが渇く、
たくさん飲む、
尿が増えるなどの症状を、
体全体の状態から見ていました。
そして東洋医学では、
血糖値という数字だけを見るのではなく、
「なぜ、その人の体がその状態になったのか。」
そこを大切に考えます。
例えば、
胃腸は元気に働いているのか。
食べ過ぎや飲み過ぎは続いていないか。
睡眠はとれているのか。
ストレスは溜まっていないか。
体は冷えていないか。
気や血はきちんと巡っているのか。
同じ「糖尿病」と診断されても、
一人ひとりの体の状態は違います。
だから東洋医学では、
病気を見るのではなく、人を見る。
そんな考え方を大切にしています。
私は、この視点がとても好きです。
数字だけを見るのではなく、
その人の暮らしや食事、睡眠、
心の状態まで含めて考える。
それは、
自分の体と丁寧に向き合うことに
つながるからです。
最後に🌸
「健康診断で、糖尿病予備軍って言われたんだ。」
ある日、身近な人からそんな話を聞きました。
正直、そのときの私は、
「予備軍なら、まだ大丈夫なのかな?」
そのくらいの認識でした。
でも、調べていくうちに、「予備軍」という言葉から受ける印象と、実際の体の状態には少し違いがあることを知りました。
さらに驚いたのは、糖尿病は決して一部の人だけの病気ではないということです。
日本では、糖尿病が強く疑われる人と、その可能性を否定できない人を合わせると、およそ2,000万人いると推計されています。
もしかすると、家族や友人、職場の人…。そして、いつか自分自身も無関係ではないのかもしれません。
「これは、一度しっかり学んでみたい。」
そう思ったことが、このシリーズを書こうと思ったきっかけです。
