【就活エッセイ】面接中にPC強制終了!?絶望のごぼう、爆速フットワークと情熱で掴んだ奇跡。
ESとSPIを突破した。次の壁は、オンライン面接だった。
次に待ち受けていたのは、就活の新常識「オンライン面接」。
画面越しだからこそ、対面よりも圧倒的に難しい。いかに画面の枠を超えて自分のキャラクターや雰囲気を伝えられるか、そして何より、文字だけでは伝わらない「圧倒的な情熱(パッション)」を届けられるかが勝負の分かれ目になります。
ただ、この時の私は謎の自信に満ち溢れていました。なぜなら、私は体育会に所属する脳筋ごぼう。日頃から監督やコーチ、OBといった「目上の大人たち」と関わる機会は腐るほどありました(※大半は飲みの席ですが)。周りの学生と横並びで比べられるグループ面接やグループディスカッションとは違い、1対1の個人面接。
「対大人なら、自分のフィールドだ。ここは勝てる」。そう確信していたのです。
■ 万全すぎる(?)画面上の武装
戦いを前に、私は入念な準備を進めました。事前にオンライン授業を通じて、「カメラのどの角度が一番自分の顔を盛れるのか」を徹底研究。さらに、卓上のデスクライトの光量や色温度の設定にも異常なこだわりを見せ、画面上のビジュアル対策は万全を期していました。(※冷静に考えれば、もっと他にちゃんと準備すべきことは山ほどある)。
そして迎えた、運命のオンライン面接当日。朝一番にルーティンのコーヒーを胃袋にぶち込み、脳細胞をフル回転させます。
前日の8時間睡眠のおかげで、目は限界までパッチリ。コンディションは最高、いける。部屋の前の廊下から「大丈夫?」と心配そうな声をかける母親をよそに、私の脳内は完全なる全能感に支配されていました。
「5分前行動」は体育会の基本。開始5分前ジャストにZoomの入室ボタンをクリックします。
「こんにちは!本日はよろしくお願いいたします!」
よし、入りは完璧。緊張をほぐすアイスブレイクも軽快にこなし、面接は極めて順調に進んでいきました。就活生お決まりの質問「学生時代に最も打ち込んだこと(ガクチカ)」でも、体育会での泥臭いエピソードを熱く語り、面接官のウケも抜群。画面越しにも関わらずかなりの盛り上がりを見せ、心の中で「これはいける、勝った」と勝利を確信した、その時でした。
画面の端に、突如として不穏な文字列が浮かび上がったのです。
『システムをシャットダウンします』 ⚠️
……は? なんだこれ。ちょっと待て、大人しくしろ。お前とは大学1年の時から一緒に苦楽を歩んできたじゃないか。私の祈りも虚しく、突如としてパソコンの画面は漆黒の闇へと包まれました。
ブラックアウト。終わった。すべてが終わった。静まり返る部屋の中で、底知れぬ絶望が私を襲いました。
■ 爆速のスプリントと、繋がった希望
しかし、ここで完全に心が折れないのが脳筋の強みです。「やっと掴みかけた一筋の光、こんなところで失ってたまるか!!!」
私は弾かれたように椅子を蹴り飛ばして部屋を飛び出し、廊下にある自宅の固定電話へと猛ダッシュしました。
この時のフットワークの軽さとトップスピードは、間違いなく誰にも負けていません。
日頃の厳しいランニングとトレーニングによって鍛え上げられた肉体が、まさかの就活の修羅場で火を噴いたのです。
陸上選手並みのスプリントで受話器をひったくり、企業の連絡先へ爆速でダイヤル。
「ごめんなさいいいいいい!!! パソコンが急に落ちてしまいました!!!」
受話器の向こうの企業の方も、あまりの私の焦りっぷりと声のデカさに驚いたに違いありません。しかし、企業の担当者の方は、まるでトラブルに慣れているかのように冷静に告げました。
「大丈夫ですよ。スマホからで良いので、もう一度URLから入り直してください」
まさに蜘蛛の糸、絶望の中の希望。私はスマホを引っ掴み、爆速の指さばきでZoomへ再入室を果たしました。
「本当に、ごめんなさいいいい〜〜〜!!!」
画面に復帰し、必死に頭を下げる私を見て、企業の方は嫌な顔一つせず、笑って許してくれました。うわ、優しすぎる。
不覚にも惚れそうになりましたが、そんなことを言っている場合ではありません。
「失った信用は、ここからのパッションで挽回するしかない!!!」残された時間、私はそれまで以上の熱量と、体育会仕込みの圧倒的な情熱だけを武器に、必死に面接官へぶつかっていきました。
■ ベッドへの沈没、そして訪れた奇跡
面接がすべて終了し、通信を切った瞬間、激しい虚脱感が襲ってきました。「……絶対、落ちた。。」
あんな前代未聞の強制終了イベントを起こして、合格するはずがない。ベッドにダイブし、枕に顔を埋めて己の不甲斐なさを呪いました。
ところが、それから1週間が経ったある日のこと。スマホが震え、1通のメールが届きます。
『選考結果のお知らせ』
どうせお祈りメールだろうな、と最悪の結果を覚悟しながら、死んだ魚の目でマイページへとログインしました。そして、画面に表示された通知を見た瞬間、私は自分の目を疑いました。
『たけ様、夏インターンシップのご案内』
通った……!! 受かってる……!!!
あの時の人事のお姉さんは、人間ではなく女神か何かなのか!?私は人目をはばからず、自室の天井を突き破らんばかりの勢いで、思いきり拳を突き上げて大ガッツポーズを決めました。
顔面フル課金と、通信をも凌駕する脳筋パッションの勝利の瞬間でした。 🎉
💡 今回の屍(奇跡)から得た学び(就活のリアル)
ガジェットの過信は最大の敵 💻(大学1年からの相棒を信じるな。面接前は充電とシステムのアップデートを義務付けよ)
日頃の鍛錬は思わぬ形で活きる 🏃♂️(日頃のランニングは、PC強制終了時に固定電話へ爆速スプリントをキメるためにある)
トラブル時こそ人間性(パッション)が出る 🔥(絶望的な状況でも諦めずに爆速で連絡を入れ、スマホからでも這い上がる圧倒的な熱意を見せれば、選考官の心は動かせる)
💀 次回予告:地獄の始まり!エリート野菜たちが集う魔界の夏インターン!
オンライン面接での大パニックをパッションで見事に乗り越え、念願の夏インターンへの切符を掴み取ったたけ。可愛い人事のお姉さんとの運命の再会を夢見て、意気揚々とインターンシップの会場へと足を踏み入れる!
しかし、綺麗なオフィスツアーと美味しいタダ飯(お弁当)を食ってハッピーエンド……なんて甘い世界ではありませんでした。突如として目の前に突きつけられる、恐怖の「グループワーク」。全国から集まったガチのトップエリート野菜たちが、謎のカタカナ専門用語を乱射しながら爆速でロジックを組み立てていく中、全くついていけない脳筋ごぼうはただただフリーズするのみ!
次回、「【インターン激闘編】周りは全員天才!?意識高い系学生の集団に放り込まれたごぼうの生存戦略」
次回も読んでくれ!!!あざした!!!!!!🙇♂️
