なぜミッテランの帽子なの?
フランス人の作家、
アントワーヌ・ローランさんのヒット作、
『ミッテランの帽子』を読んだ。
ちょっと不思議なお話で、
ミッテランの帽子を手にした人が次々と
運命が良い方向に展開するというストーリー。
話の作り方が上手だなあと感心しながら、
読み進めるうちに主役となる帽子がなんで
ミッテランの帽子じゃなきゃいけないの?
大昔の偉人が被っていた帽子でもいいじゃない、
誰の帽子かわからないほうがいいじゃない。
そんなふうに思った。
ところが最後のほうまで読んでいくと、
ミッテラン大統領の帽子でなくてはいけない、
その理由がわかってくる。
フランス人にとってミッテランは、
フランスの世を変えた革新的な大統領だったと。
だから登場人物の人生が変わっていくのだと。
日本でそんな政治家がいただろうか?
安倍晋三や石破茂や高市早苗ではダメだし、
中曽根康弘や小泉純一郎や宮沢喜一でもない。
そもそも帽子を被っていない。
帽子を被っていても麻生太郎じゃ話にならない。
唯一、吉田茂の帽子ならばあり得るかもしれない。
誰の帽子だったら人生を変える力があると思いますか?
