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はじめまして、保留妻です。籍を抜かずに息子と別居しながら、離婚しないで生活と心を守る話を書きます

はじめまして。籍を抜かずに、息子と別居しています。

私が息子と家を出たのは、お金に余裕ができたからではありません。
むしろ2世帯分の家賃を私が払う、という意味では逆です。

それでも出た理由は、はっきりしています。
自分のペースで働きたかった。
「どうせあんたすぐ稼げなくなる」と言われ続ける家にいたくなかった。
そして、家に帰らなくなった息子との距離を、いちど作り直したかった。

夫は12歳上で、バツ1です。
結婚して10年ほどたったころ、夫は仕事を辞め、そのまま5年ほど働きませんでした。
家にお金が入らない年が2年続き、蓄えは消えました。

同じ時期に、私は大きな病気を2回しました。
息子は小学5年生から中学を卒業するまで、ほとんど学校に行きませんでした。
夫と息子のあいだで警察を呼んだ夜もあります。

「離婚したほうがいい」と、頭では何年も前から分かっていました。
それでも動けなかった。
お金、息子、生い立ち、面倒くささ。
理由は立派なものではありません。

いまも籍は抜いていません。
ただ、距離を取ってからストレスは減り、仕事ははかどり、ギリギリですが食べていけています。
息子とも、気楽に暮らしています。
まあ、冷めてはいますけど。

ここでは、「離婚しろ」とも「我慢しろ」とも書きません。
離婚が正解と言われる時代に、離婚しないまま生活と心を守るための、判断のしかた・家計の守り方・距離の取り方を、当事者として書いていきます。

弁護士でもカウンセラーでもありません。
同じ道の、少し先を歩いているだけの人間です。
それでも「決められない自分」を責め続けている誰かの夜が、少しでも短くなればと思っています。

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