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第6回:薬が増える一方で“全体を見てくれる人”がいない不安 シリーズ29「患者の立場から“かかりつけ薬剤師”をもう一度見直す」

気づけば、飲んでいる薬がどんどん増えている。
親の分、自分の分、配偶者の分…お薬手帳をめくるたび、「これ、本当に全部必要なのかな」と不安になることはありませんか。

本来、かかりつけ薬剤師の大事な役割の一つは、「お薬の全体像を一緒に整理すること」です。
ところが現実には、病院ごとに別々の薬局を使っていたり、忙しさの中で“その時の処方”だけを見る形になってしまい、全体をじっくり見直す機会が持てないことも少なくありません。

その結果、「似たような薬が重なっていないか」「飲み方の時間帯が複雑すぎないか」といった大事なポイントが、誰にも十分にチェックされないままになってしまうリスクがあります。
飲み忘れや、うっかり二重に飲んでしまう不安も、こうした“全体を見られていない処方”から生まれやすくなります。

2026年6月以降は、「何人を担当したか」だけでなく、「重複した薬をどれだけ減らせたか」「飲み忘れがどれだけ減ったか」といった“お薬の整理の実績”が、少しずつ重視される方向に変わっていきます。
つまり、「薬の数を一緒に見直すこと」そのものが、これからはきちんと評価される仕事になっていく流れです。

そこで、患者・家族として今日からできる一歩があります。
お薬手帳は、病院ごとに分けずに、1人につき「どの医療機関でもらった薬も全部載っている1冊」にまとめておきましょう。
電子お薬手帳を使っている場合も、「このアプリを見れば、今飲んでいる薬が全部分かる」状態にそろえておくことが大切です。

そのうえで、「今日は全部のお薬を一度一緒に見てください」と、年に一回だけでも“お薬の総ざらいデー”をかかりつけ薬剤師さんにお願いしてみてください。
その一言が、薬の数だけでなく、不安の数を減らすきっかけになります。

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【免責事項】本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の疾患の診断・治療や、個別の薬・薬局・医療機関を推奨するものではありません。お薬の中止・変更を含む治療方針のご判断は、必ず主治医・かかりつけ薬剤師などの専門家にご相談ください。

本記事の制度・点数・金額は【2026年8月】時点の公表資料に基づいています。制度は改定により変わります。最新の内容は厚生労働省等の公式情報、または加入している健康保険の窓口でご確認ください。

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