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時間は盗んでも捕まらない

「プルルルル」

「すみません。ちょっとお待ちくださいね」

はい美容室◯◯です!

営業中お客さんに時間をいただいて、電話対応をする。

「こちら△×会社と申します。オーナー様でしょうか?」

「ご予約ですか?」

「いえ、この度オーナー様にお伝えしたい事が・・」

「お客さん待たせてるんで。今回で断るの4回目なんです。もう2度とかけてこないでくださいね」

ガチャ

はぁ。何回も△×会社から電話かかってくる。

また1週間後

「プルルルルル」

「すみません。ちょっとお待ちくださいね」

「こちら△×会社と申します」

またか。

「上司の方と電話かわってもらえます?」

「え?何か僕ご迷惑おかけしましたでしょうか?」

相手は声が震えている。

「うん。あなたに言っても謝られて終わるだけやから上司にかわってください。」

「それは・・・できません。」

「そうですか。でしたらこのかかってきた電話番号宛てに、そちらの相談窓口でお話させていただくことになりますが」

ガチャ!!

プー・・プー・・

予約のお客さんのための電話だ。

「時は金なり」とは言うが、

お金は盗んだら捕まるけど、

時間は盗まれても捕まりにくいのよ。

仮にカラー剤を塗ってる最中の電話だと、

塗ったとこと、まだの所で差が出てしまう。

そうなるとお客さんは次回のご来店は難しいだろう。

それに営業電話の間にお客さんから電話があったかも知れない。

奪われるものは

時間

お客さんの信用

電話予約の時間

今後の売り上げを左右するかもしれない。

こう思ってしまうくらい、経営者は奪われる時間に敏感だ。

それでも何回もかけられる電話。

「ダメ元でワンチャンかける」

こんな感じでかけてきてるんやろうか。

向こうは顔も名前もさらさんわけやし。

こう感じさせられるほど事態は深刻。

「もう頼むから掛けてこんといてほしい」

盗まれても罪にはならない。

僕にとって大切な時間が、こうも簡単に盗まれ続けている。

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