【実例集】特別支援学校から大学へ進学した生徒たちの進路事例

「特別支援学校から大学に進学した人は本当にいるの?」

答えは、はい、います。

今回は、全国で実際に見られる進学事例をもとに、障害種別ごとの進学パターンをご紹介します。



事例① ASD(自閉スペクトラム症)・知的障害なし

在籍

特別支援学校高等部(病弱教育部門)

特徴

* 集団生活が苦手
* 感覚過敏あり
* 学力は平均以上
* 不登校経験あり

進路選択

高校卒業資格を取得後、総合型選抜で大学を受験。

進学先

私立大学心理学部

現在

大学の障害学生支援室を利用しながら、

* 別室試験
* ノートテイク支援
* 履修相談

を受けて大学生活を送っています。



事例② ADHD・学習障害(LD)

在籍

特別支援学校高等部

特徴

* 読み書きが苦手
* 集中の波が大きい
* コミュニケーションは良好

進路選択

学校推薦型選抜を活用。

進学先

福祉系大学

支援内容

* 試験時間延長
* レポート支援
* 学習サポートセンター利用

現在

社会福祉士資格取得を目指して勉強中。



事例③ 聴覚障害

在籍

聴覚特別支援学校高等部

特徴

* 手話使用
* 学力は一般高校と同程度

進路選択

大学入学共通テストを受験。

進学先

国立大学教育学部

支援内容

* 手話通訳
* 字幕支援
* ノートテイク

現在

教員免許取得を目指して学んでいます。



事例④ 視覚障害

在籍

視覚特別支援学校高等部

特徴

* 弱視
* 拡大教材を利用

進路選択

一般選抜試験を受験。

進学先

国立大学文学部

支援内容

* 電子教材
* 拡大文字試験
* 支援員配置

現在

大学院進学も視野に入れています。



事例⑤ 肢体不自由

在籍

肢体不自由特別支援学校高等部

特徴

* 電動車椅子利用
* 学習能力に問題なし

進路選択

総合型選抜を活用。

進学先

情報系大学

支援内容

* バリアフリー環境
* PC利用試験
* 介助支援

現在

ITエンジニアを目指しています。



事例⑥ 病弱教育

在籍

病弱特別支援学校

特徴

* 慢性疾患
* 入退院を繰り返す

進路選択

通信制大学と通学制大学を比較検討。

進学先

通信制大学

支援内容

* オンライン授業
* 在宅試験
* 学習相談

現在

体調を優先しながら卒業を目指しています。



知的障害のある生徒は大学に行けないのか?

ここは非常に重要なポイントです。

結論として、

知的障害があるから大学に絶対進学できないわけではありません。

ただし、

* 高等学校卒業資格
* 大学受験資格
* 学力要件

などの条件があり、進学ルートは限定されます。

最近では、

* 通信制大学
* 生涯学習プログラム
* インクルーシブカレッジ
* 特別支援教育プログラム

を設置する大学も増えています。



実際に障害学生が多く在籍している大学の例

* 国立大学の障害学生支援センター設置校
* 私立大学の総合型選抜実施校
* 通信制大学
* 福祉系大学
* 心理系大学
* 情報系大学

これらの大学では、障害のある学生への合理的配慮が比較的充実しています。



保護者が最も大切にしたいこと

大学進学で最も重要なのは、

「障害があるか」
ではありません。

重要なのは、

✔ 本人が何を学びたいか
✔ どのような支援が必要か
✔ 卒業後にどのような人生を送りたいか

です。

特別支援学校は、「進学を諦める場所」ではありません。

子どもが自分らしい進路を見つけるための、一つの教育の選択肢なのです。



最後に

「特別支援学校に行ったら大学は無理」

これは、過去のイメージです。

現在は、

“特別支援学校から大学へ進学する時代”

になりつつあります。

大切なのは、前例の有無ではなく、

“この子にとって最適な進路は何か”

を考えることなのではないでしょうか。

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