妻に開業を伝えた日の話
妻は、全部知っていた
整形外科時代、職場への不満を一番近くで聞いていたのは妻でした。
パワハラ、評価されない毎日、終わりの見えない多忙な日々。
愚痴を言い続ける僕を、ずっと隣で見ていた。
妻も柔道整復師です。現場の苦労を、誰よりもわかってくれていた。
だからある日、「もう限界かもしれない」と話したとき、妻の反応は意外なほど落ち着いていました。
「いつ辞めてもいいよ。でもボーナスまでは頑張ろう。」
反対じゃなかった。背中を押してくれた。
次を決めずに、辞めさせてくれた
ボーナスをもらって、退職届を出しました。
職場に退職を伝えたとき、次の就職先は決まっていませんでした。
普通なら「次どうするの?」と心配するはずです。でも妻は何も言わなかった。
ただ、辞めさせてくれた。
今思えば、妻は僕が何かを見つけてくると信じていたんだと思います。その信頼があったから、僕は有給期間中に動けた。
「いい方法見つけた!」
有給消化中、開業している同期を何人も訪ねました。
最初から開業を視野に入れていたからです。いくつも見学に行って、話を聞いて、自分に合う形を探していました。
そしてある日、「これだ」と思う形態に出会いました。
セミパーソナルジムと接骨院の併設モデル。
月額制で収益が安定する。運動療法は治療より楽しい。柔道整復師の資格と掛け合わせれば、誰にも真似できない差別化ができる。
すぐに妻に電話しました。
「いい方法見つけた!」
一緒に見学へ
その後、妻を連れてそのジムへ見学に行きました。
二人でイメージを膨らませました。どんな内装にするか、どんな会員さんに来てほしいか、どんな雰囲気を作りたいか。
妻も柔道整復師だからこそ、話が早かった。医療的な視点でアドバイスもくれた。
「これ、いいね」と妻が言った瞬間、本当に動き出せると思いました。
都市部から、地方へ
開業場所を考えたとき、もともと住んでいた都市部ではなく、地方を選びました。
田舎の方が競合が少ない。開業しやすい。土地代も安い。
そして何より、妻の実家がある地方なら、二人にとって安心できる環境がある。
こうして都市部を離れ、地方での開業を決めました。
知り合いも少ない、地縁もない土地でのスタートでした。それでも怖くなかったのは、妻が隣にいたからだと思っています。
今も、二人で事業をやっています
開業から2年が経った今も、妻と一緒に事業を続けています。
同業者だからこそ、現場のことを話せる。お互いの強みを活かせる。
「辞めていいよ」と言ってくれた日から、ずっと一緒に歩いてきた。
この開業は、僕一人ではできなかった。間違いなく、妻がいたからできたことです。
まとめ
妻に開業を伝えた日の話を、正直に書きました。
反対されるかと思っていた。でも妻は最初から背中を押してくれていた。
次を決めずに辞めさせてくれて、見学にも一緒に来てくれて、地方への移住も受け入れてくれた。
独立は一人でするものじゃない。隣に信頼できる人がいるかどうかで、踏み出せるかどうかが変わると思っています。
引き続き、リアルな経過を発信していきます。ぜひフォローして、次の記事を待っていてください。
次回は「開業初日の話」について書きます。あの日の緊張と不安、正直に発信します。
Written by 柔道整復師
