I Dear…は、なぜ「水」から考えるようになったのか。
髪をきれいにしたい。
美容師として、ずっとそのことを考えてきました。
技術を磨くこと。
薬剤を選ぶこと。
髪に合うシャンプーやトリートメントを探すこと。
より良いものがあれば試して、
目の前の髪を見ながら、また考える。
そんなことを繰り返してきました。
でもあるとき、ふと疑問に思ったことがあります。
私たちは毎日、こんなにたくさんの水を髪に使っているのに、その水について、どれくらい知っているんだろう。
シャンプーをするときも、
カラーを流すときも、
薬剤を使ったあとも。
サロンで髪に触れている時間の中で、水を使わない日はありません。
それなのに私たちは、薬剤やトリートメントについては細かく考える一方で、そのすべての土台にある「水」については、当たり前のものとして捉えていました。
そこから、I Dear…の水について考える時間が始まりました。
水には何が含まれているのか。
それは髪にどう残るのか。
カラーや薬剤の仕上がりには、どんな影響があるのか。
調べて、実際に試して、髪に触れて。
ひとつ分かると、また新しい疑問が出てきます。
そうしているうちに、私たちの中で「髪をきれいにする」という言葉の意味も少しずつ変わっていきました。
何かを足すことだけが、ケアではない。
その前に、髪が本来持っている美しさを邪魔しているものを減らすこと。
そして、髪がきれいでいられるベースから整えること。
そのほうが、ずっと自然なのかもしれない。
今のI Dear…は、そんなふうに考えています。
だから私たちは、水を見直しました。
そして今は、その水をベースに、シャンプーやコンディショナー、頭皮や髪に触れるものについても、ひとつずつ考えています。
まだ、完成した答えがあるわけではありません。
むしろ、分からないことのほうが多い。
でも、自分たちで疑問を持って、調べて、試して、確かめる。
その積み重ねを大切にしたいと思っています。
このnoteでは、
髪のこと。
水のこと。
頭皮のこと。
ものづくりのこと。
そして、I Dear…という場所をつくりながら考えていること。
私たちが日々見つけた小さな気づきや、まだ答えの出ていない仮説も含めて、少しずつ残していこうと思います。
完成したものだけではなく、
そこに辿り着くまでの過程も。
髪と水、その先を考える記録。
I Dear…の研究ノートを、ここから始めます。
