イグアナの、遅い青春
最近気がつくと寝落ちしていて、
今日もこんな時間にシャワーを浴びて歯を磨いた。外はまだ暗い。
昨日はオフィスの移転で引っ越し作業をバタバタとしていた。
イグアナは私物が少ないので、あっという間に荷造りが済んでしまい、
備品を詰めたり軽く掃除などしていたがそれもあっという間に済んでしまい、みなのばたばたを眺めながら、課長がくれた歌舞伎揚げを食べていた。
たまに思う。
仕事は一生懸命やっているけれど、イグアナは決してできる子ではない。
社会人になるのも遅かった(一年と半分前)し、覚えもそんなに早くはない。美人かというと、そうでもないし、私の価値ってなんだろと、袋の中で割ったせんべいのかけらを眺めた。
安全ネットは、何重にも張っておいた方がいい。
アイデンティティの安全ネットだってそうだ。
仕事をバリバリする自分に、子育てを頑張る自分に、だらだらしている自分も肯定できたら達人だ。これから歳をとって親がいなくなり、自分でパートナーを探してやりくりしていくなら、より、ネットはあった方がいい。
イグアナは臆病だし、気が小さいから、本当は誰かに甘えて隠れて生きていきたいけれど、運命はちゃんと課題を与えてくる。
この壁、自分で塗ったんだよなあ。天井のもともとの白と、大分違うなあ。アンミカさんすごいなあ。
人の評価に頼りきりにならずに自分で立つ方法を今、模索している。
イグアナの、遅い青春。
