見出し画像

🌹老子第1章|人生の午後に読む老子の言葉|新しい何かを始めたい人へ

人生の午後|新しい何かを始めたい人へ|老子1章

こんにちは。
Framing|花子です🌸
本日も読みに来てくださり、
ありがとうございます。

本日も、人生の午後に響く逆説の知恵、
老子の言葉をご紹介します。
今日は老子第一章。

人生の午後、
新しい何かを始めたい人への
老子の言葉です。

実は
第1章は、
こうして言葉を綴る身としては、
少し書きにくい章です。

なぜなら老子は、
「言葉では、本当に大切なものは伝えきれない」
と言っているようにも読めるから。

でも、
だからこそ人は、
言葉を探し続けるのかもしれません。

たとえば「大丈夫」という一言。

同じ言葉でも、
安心する時と、
どこか寂しく響く時があります。

私たちは、
つい「ちゃんと言葉にしなきゃ」と思ってしまう。

けれど、
言葉にならないものがあること自体、
悪いことではないのかもしれません。

この私のnoteも、
「すべては言葉にはできない」
という前提で、
気楽に綴っていけたらと思っています。

それでは最初に原文のご紹介です。

原文
道可道、非常道。
名可名、非常名。
無名天地之始。
有名萬物之母。
故常無欲、以觀其妙。
常有欲、以觀其徼。
此兩者、同出而異名。
同謂之玄。
玄之又玄。
衆妙之門。

ー書籍にてファクトチェック済ー

書き下し文
道の道とすべきは、常道にあらず。
名の名とすべきは、常の名にあらず。
名無しは天地の始め。
名有るは万物の母。
故に常に無欲にして、もってその妙を観、
常に有欲にして、もってその徼を観る。
この両者は、同じきより出でて名を異にす。
同じくこれを玄という。
玄のまた玄。
衆妙の門。

現代語訳

「世人が一般に守るべき道だとかんがえているもの、
それは恒常不変の道ではない。」
「天地が開ける以前には名がなかった。」

『新釈漢文大系7 老子・荘子 上』より一部抜粋)

言葉で説明できる“道”は、
本当の“道”そのものではない。
名前をつけられるものも、
永遠に変わらない本質ではない。
天地が生まれる前には、
まだ名前はなかった。
名前がつけられることで、
世界は形を持ち始めた。
欲を手放して見る時、
私たちは物事の深い“本質”を見ることができる。
一方で、
欲や関心を持つことで、
世界の具体的な姿を見ることもできる。
どちらも、
同じ一つの源から生まれている。
その奥深い働き。
それを老子は
「玄」と呼ぶ。
そこには、
まだ言葉にならない不思議が満ちている。

花子の解釈
老子第一章を読むと、
「名前がつく前のもの」
について考えさせられます。

人は、
名前をつけることで安心します。
役割。
肩書き。
評価。
「これはこういうもの」
と説明できると、
少し安心する。

でも人生には、
まだ名前になっていないものがあります。

うまく説明できない違和感。
なぜか惹かれるもの。
まだこの世に誕生していないもの。

「言葉にできない」と
歌詞でどの時代も歌われるように、
言葉にできない感覚や物事は
不変に感じます。

これから少しずつご紹介していく
老子の言葉には、
弱いものや役に立たない物の価値を
説く章が多くあります。

弱いまま。
役に立たないまま。
何者でもないまま。
名前のないまま。
そんな時間は、
社会の中では
不安に感じることもあります。

でも、
あくせく役割をこなすことから
少し離れた時、
見えてくる景色もある。

まだこの世に生まれていないもの。
まだ名前のついていないもの。

老子は、
そういう“余白”の中に、
新しいものが生まれる力を
見ていたのかもしれません。

私がAI画像を使った絵本制作を学んだ先生も、
老子がお好きな方でした。

その方の周りでは、
たくさんの生徒さんが、
自分の中に眠っていた物語を
形にしていました。

この世にまだ生まれていないものに出会うためには、
一度、今ある役割から降りて、
「何者でもない自分」へ戻る時間も
必要なのかもしれません。

人生の午後の視点


人生の午後。
少し肩の力を抜いて、
「やってみたい」
を大切にしてみる。
誰にも頼まれていないけれど、
なぜか気になるもの。
理由はうまく説明できないけれど、
心が少し動くもの。
老子は、そういう
“まだ名前のついていないもの”の中に、
道を見ていたのかもしれません。
noteやMidjourneyでの画像生成は
私にとって、
役割から降りて
やってみたかったことでした。

大好きな老子や荘子などの諸子百家の言葉を
Midjourneyで作成した画像とともに
ゆるゆるとご紹介していきます。

あなたは、人生の午後、
何をしてみたいですか?

今日の一句
名前なき 風をたよりに 午後を行く

出典・参考文献
『老子』第一章

新釈漢文大系7 「老子 荘子 上」 明治書院
阿部吉雄 山本敏夫 市川安司 遠藤哲夫著

シンプルな老子はコチラがおすすめ。
簡単にサクサク読めます。


いいなと思ったら応援しよう!

花子🌹 人生の午後のアトリエ よかったら応援の気持ちのチップをお待ちしています♪創作活動に使います!