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宗教2世のサザエさん

サザエさん一家のおうちがある設定の東京都世田谷区の桜新町に創価学会の東京池田講堂というでっかい会館があります。都議選の時何回か行きました(都民ではありませんが)。というわけで(どういうわけで?)↑知名度の高いサザエさんが創価2世だったら…というお話を書いてみることにしました(いまわかはヒマだなあとお笑いください)。本家サザエさんとは何の関係もないいまわかの二次創作であることをご了承いただきまして、よろしければお付き合いください。

フグ田サザエさん34歳、テレビでおなじみの磯野家からは10年の月日が経ち、夫マスオさんは働き盛りの38歳、一人息子のタラちゃんは13歳、中学1年生。
そんなサザエさんの現在最大の悩みは、両親と意見の食い違いが目立ってきたことです。
サザエさんの両親、同居している磯野夫妻はそのまた両親から続く熱心な創価学会信者で地域の中心的存在です。
平屋だったおうちを手狭になったからと二世帯住宅に建て直しすることにはサザエさんもマスオさんも賛同しましたが、と同時に磯野家居住部分に広い仏間を設け、地域の拠点として提供することは聞かされていませんでした。

サザエさんは両親・祖父母の信仰する宗教を尊重しようと思ってきましたが、夫のマスオさんは未入会でもあり、家にしょっちゅう創価学会の人が出入りする『拠点』を提供することについて、自分たちに何の相談もなかったというのは納得がいきません。
玄関は別々ですが座談会が行われる日などは夜遅くまでガヤガヤ、特に選挙の投票日は朝から晩まで人が出入りし落ち着きません。
昨年はタラちゃんの中学受験を控えていたのですがそういうことへの配慮も全くない。自分の家でありながら自分の思うとおり生活できないことへの不満が募りました。
マスオさんには「お父さんお母さんの考えがあってのことだから」と止められましたが、一度はサザエさん、「拠点はやめてほしい」と話をしてみました。しかしサザエさんのお母さんのフネさんは
「地区の皆さんに題目をあげてもらって、我が家に福運がつくのよ」
「タラちゃんにもきっと功徳があるわ」
と根拠のないことを言うばかり。そしてその話になると必ず出てくる
「サザエも組織について信心しなさいよ、そうすれば拠点に使っていただくありがたさがわかるわ」
という話に行きつきサザエさんは閉口してしまいます。

サザエさんは3世として生まれてすぐに創価学会に入会させられ、未来部と呼ばれる小学生~高校生くらいまでは会合にたまに参加したりしていましたが、大人になってからは全く必要性を感じず未入会のマスオさんと結婚したこともありすっかり組織から離れています。
それでも地区の人が時々『家庭訪問』に来たりします。
「サザエさんも座談会にいらっしゃい、お母さん喜ぶわよ」
などと声をかけられ、フネさんを立ててしぶしぶ参加した座談会にはフネさん・波平さんと同年代の人たちばかりでサザエさんが楽しいと思えることは一つもなく、家事と育児と仕事と毎日精一杯の忙しい日々を送るサザエさんには盛大なる時間の無駄としか感じられませんでした。

なんといっても一番身近で見てきたフネさんが、創価学会の活動で幸せになっているとは全く感じられないのです。
長年聖教新聞の配達をしていたフネさん、雨の日も風の日も具合の悪い日も「先生のお手紙をお届けする大事なお仕事」と言って早朝から出ていた後姿を見てきたサザエさんでしたが、『大事なお仕事』のわりにはものすごくちょっとの報酬しかもらえないことを知った時はなんだかなぁと思ったものです。「お金のためじゃないの、お母さんが新聞配達することで磯野家みんなが護られるのよ」とフネさんが言ったのには、さらにモヤモヤが深まりました。

新聞配達以外にも、会合に時間を取られたり、組織の人間関係に振り回されたり、選挙に振り回されたり。創価学会員でなけでば、お母さんはもっと私たちと一緒に過ごす時間があるんじゃないか。もっと心に余裕があるんじゃないか。サザエさんはそう思わないではいられませんでした。

2世帯住宅に建て直しの際には、マスオさんも住宅ローンを組み、タラちゃんの教育費もこれから増えるばかりですから、サザエさんもお仕事を本格的に始めました。タラちゃんにはスイミングやピアノといった習い事の傍ら小学校三年生から中学受験に向けた塾通いを開始。
これにもフネさんは難色を示していました。
「そんなに背伸びして受験させなくても…」
「おまえも無理して働かなくても、家にいて、母さんと学会活動しよう?」
中学受験を『背伸び』と言うフネさんですがこれが創価学園だったら話が違う、ということが想像できてしまうのももやもやするサザエさんです。
性懲りもなく家庭訪問に来たフネさんと同年代女性部から
「タラちゃん一人っ子だからそんな力入っちゃうのよ、サザエさんまだ若いんだからもう一人くらい産めば?」
なんていうデリカシーのかけらもない発言を食らった日から、もう絶対に創価学会の会合なんか二度と出るものかと決意したサザエさんなのでした。







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