【Ben Folds Five / Philosophy】日々のサントラ
休日の午前中、心の曇りまで弾き飛ばすピアノ・ロックの傑作です。
ギターレスという編成――ピアノ、ベース、ドラムの3ピースが生み出す圧倒的な躍動感。
どこまでも美しく澄み切ったピアノのイントロ。その優美な旋律に浸っているのも束の間、楽曲は鮮やかな変容を遂げていく。
空気を震わせるファズが深く効いたブインブインとうねる凶暴なベースライン。そして、フロントマンであるベン・フォールズが奏でる、まるで鍵盤を叩きつけるような打楽器的アプローチのピアノ。クラシックの端正さとロックの衝動は、気分を一気に跳ね上げてくれる。
ラストは疾走感の果てに訪れるアウトロのピアノソロ。クラシカルな超絶技巧から、ガーシュウィンの『ラプソディー・イン・ブルー』のフレーズに雪崩れ込んでいくアレンジは、まさに鳥肌モノの美しさ。
わたしの掃除用BGM。
アルバム1枚聴き終える頃には部屋はピカピカ。
I got my philosophy
俺には独自の哲学があるんだ
And I trust it like the ground
俺はそれを強く信じている
