矢沢永吉さん:東京タワーの夜景が日本一似合う男の「真実」を分析
2025紅白歌合戦。
私は、矢沢永吉さんに心臓をわしづかみにされました。
東京タワーの夜景が、日本一似合う男!
男が惚れる男!
そんなキャッチコピーが浮かびましたが、note で「男の美学」を書く身として、僭越ではございますが、矢沢永吉さんの素敵なバラード「真実」を考察してみました。
何を語るか、より何を語らないか
東京タワーの夜景が見える、高級感ある大人のバーで歌われた「真実」。
まず、歌詞が秀逸です。作詞は言わずと知れた大ヒットメーカー森雪之丞さん。
歌詞には、こんな一節があります。
人は はかなく
永遠など ない
知っているのに 二人
この二人は、永遠などないことを知っている。
人生の場面をいくつも経験してきた大人の男女だからこそ
成立する設定です。
そして、続く部分では──
こんな嘘だらけの
世界で たったひとつ
Love is true
信じて
嘘だらけの世の中で、愛を信じる、のですよ!
経験を積んだ大人だからこそ響く。
言葉を減らす美学
この歌は、歌詞を見るとお分かりのように、
一小節にのせる言葉が、とても少ない。
最近のヒット曲は、情報量の多さで情景を描く傾向がありますが、
「真実」はその逆を行きます。
言葉が少ないことは何を意味するか?
私は、
語らない裏側にある情景や信条を、聞き手に想像させる技
だと考えます。
これは俳句に近い。
17音に情景を凝縮し、読み手の想像力を引き出すように、
この歌も“語らない部分”が想像を生む、と私は思いました。
そして、そのような“間”を表現できるのは、
高度な歌唱技術を持つ人だけです。
「語らない部分」を表現できる男
矢沢さんが、本当に素晴らしいと私が思った理由は、
歌詞に書かれた言葉だけでなく、
言葉にしない部分の情景を、聞き手に想像させる力がみごとで、
「語らない部分」、すなわち、この歌の男と女が「言葉に出さない」深い情景を、聞く人に想像させ、五感で感じさせ、感動させることができる方なのだ、と感服したからです。
この歌唱技術が難しいのは、歌詞の間にある、余白、つまり「間」で、表現することだから。「間」つまり、”何もないところで”、表現するのです。だから素人には至難の業なのです。
最後の一言に宿る美学
歌い終えた後、司会の有吉弘行さんが「最後に一言ください」と促したとき、矢沢さんはこう言いました。
「紅白歌合戦、出さしていただいてありがとうございます」
この謙虚さ。
圧倒的な存在感を持ちながら、最後に礼を言う。
その姿勢に、私はさらに深く感動しました。
今日からできる、男を上げる行動
矢沢さんの「真実」には、男が今日から実践できる美学があります。
語りすぎないこと。間を大切にすること。そして、最後に礼を言うこと。
この3つだけで、男の品格は確実に変わるでしょう。
矢沢永吉さんが歌った「真実」。 その熱量に触れた今、もしあなたが「大人の男の美学」を求めているなら、まずはこの世界観を覗いてみませんか。
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