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映像が見えるように描く――私は "現場検証"をする

以前(2/6)、NHK「あさイチ」に
音楽プロデューサーの武部聡志さんが出演され、

インタビューで
「映像が見える音作りをしています」
とおっしゃったとき、
私は「やっぱり!」と膝を打ちました。

たとえば、斉藤由貴さんの「卒業」の編曲では、
その学校の校舎はどんな校舎だろう、
ということまで想像する。

イントロの音は、始業のチャイムをイメージしたと
おっしゃっていました。

「映像が見える」

私も、自分が描く物語(ラブストーリー・オブ・エレガンス
において、それを最も重要視しています。

「映像が見える」を意識することで、
迷わず自然に書くことが出来るからです。

私が描く物語に登場する場所や店は、
90%以上、実在する場所です。

現場検証の実施

そのため、私は、"現場検証" を行います。

たとえば――

主人公の「僕」が「君」を見かける、丸の内仲通り。
季節は冬、時間は夕方~夜。

この状況を書くための、"現場検証"では、
夜の仲通りで、通りの向こう側にいる人を、
肉眼でしっかり見分けられるか?

を確認しました。

実際に、冬の夜、仲通りを歩き
仲通りの幅、周囲の明るさ/暗さ、人々が歩く様子
を観察しました。

その結果、丸の内・仲通りの夜は、
ショウウインドウが綺麗で比較的明るいものの、
“通りの向こう側にいる人”を
100%確実に見分けられるとは言い切れない、

と言う結論になりました。

そこで、"通りの向こう側"にいる"君"ではなく
“僕が歩いている視線の先に君がいる”
という設定に変更しました。

それなら距離的に近く、
見分けられると判断したのです。

また、南青山、季節は秋。
"黄色く色づき始めた街路樹が濡れている"
と書きたい。

では、その場所を、南青山のどこにするか。
ここでも現場検証です。

条件は、南青山で、街路樹がある通り

港区・南青山には、骨董通り、みゆき通り、という
2つの人気ストリートがあります。

この2つの通りを実際に歩き、比較観察した結果、
骨董通りより、みゆき通りのほうが、
街路樹の数が多く、街路樹があること自体が目立つ、
と感じました。

特に、みゆき通りにおいて、
プラダのビルを過ぎて、根津美術館方向へ向かうあたりで
街路樹が綺麗であると感じました。

そこで、みゆき通りに決定。

このように、実際の場所をモデルにし、
"現場検証"をすることで、
私は、リアルに映像が浮かび、スムーズに物語が書けます。

まるで刑事のような私・・・

みなさんはnoteを書くときに、
どんな工夫をしていますか。


"現場検証"の結果、男の美学が生まれました。
こちらから覗いてみてください。




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ホンミ弘美|"男の美学"を発信 ありがとうございます。とても励みになります。心から感謝申し上げます!