頼れないと分かったら、見限る生き方
植物の「つる」をご存知ですか。
木に張り付いて伸びる、あの「つる」です。
実は、つるは驚くほど利口な戦略家です。
つるは、樹木の様に自立できません。
一人では立てないので、樹木に絡みつき、
樹木と一緒に伸びて成長します。
しかし!
そこに一つ、重大な問題が。
ご主人様である樹木はやがて年を取り、枯れて死を迎えます。
または、自然災害で倒れてしまう場合もあります。
もしつるが、そのままご主人様にしがみついていれば、
自立できないつるは、ご主人様と共倒れの運命に……。
「そんなの嫌だ」
と、つるは考えます。
そこでつるが取る行動は、非情です。
今までさんざん頼っていたご主人様が死にそうになると、
さっさと見限り、
近くにある別の若い樹木に移動するのです。
おそるべし、「つる」の生存戦略!
しかし、見限るタイミングを誤れば、
残念ながら、共倒れ――
こんな人、人間の世界にもいるかもしれませんね。
ただ「生き抜くこと」に心血を注ぐ。
「つる」は、生きるために必死です――。
植物の必死な生存戦略に、私は「強さ」の根源を見ました。
「つる」の一例をお見せしましょう。

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