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サントリー『響』を、手放せない気持ちについて

皆さん、サントリーのウイスキー「響」をご存じでしょうか。

繊細な香りと滑らかな口当たりで知られる、
サントリーのブレンデッドウイスキーの最高峰です。

近年は価格が高騰し、店頭ではほとんど見かけなくなりました。

実は私、サントリウイスキー響 (響 JAPANESE HARMONY)を1本持っています。

今や入手困難な「響」。
喉から手が出るほど欲しい方も多いでしょう。

しかし私は、今、非常に欲深い女になってしまいました。

誰にもあげたくない。

価値が上がった瞬間、人は変わります。
恥ずかしながら、それが今の私・・・

私が「響」を買ったのは、たぶん6年前ほど前で、
当時 5,500円(税込)だったと思います。
2本買って、そのうちの1本は贈答として知人に差し上げました。

私はお酒をあまり飲まないので、自分で響を飲んだことはありません。
誰かお世話になった人への贈り物として、ずっと持っていました。

ところが今、価格は爆上がり。
もはやこれは、ただのお酒ではなく、
換金性の高い金塊に見えてきました。

豹変する時価と、私の下心。
私は何という欲深い女になってしまったのでしょう。

昔の私なら、5,000円のケーキを贈る感覚でした。
しかし今の私は、数万円の札束に熨斗(のし)をつけて渡すかどうかを悩んでいる。

私はたぶんこのまま、しばらく持ち続けると思います。
そしていつか、自分が納得する状況で、納得する相手に差し上げるか、
あるいは一緒に飲むという選択をするでしょう。

それまでは、「響」様には、クローゼットの奥で
静かに眠っていてもらいます。

さて、皆さんも、「損得勘定」で行動することはありませんか。
あなたが持っているものが、思いがけず高価だと気づいたとき。

そして友人から「譲ってほしい」と言われたとき。
あなたなら、どう判断しますか。

損得勘定のメリットは、合理的に判断できること。
しかし、見返りを求めすぎると、相手に“自分勝手”という印象を与え、
信頼関係を壊すこともある。

価値あるものをどう扱うかは、
その人の美学が最もよく表れる場面なのかもしれません。

今日、あなたが持っているものの中で、
「本当は手放したくないもの」をひとつだけ思い浮かべてみてください。

  • なぜ手放したくないのか

  • それは“価値”なのか、“思い出”なのか

  • そして、誰になら渡してもいいと思えるのか

その答えが、
あなた自身の“美学”を静かに教えてくれるはずです。

響の瓶を手に取ると、夜の滑走路の灯りのように
静かに決断を照らす瞬間があります。

その “引き返せない夜”を描いた物語があります。
ラブストーリー・オブ・エレガンス「19話 夜の滑走路」。
色とりどりのライトがきらめく、夜の羽田空港、滑走路で
「僕」は何を思うのか――そっと覗いてみてください。↓

「第1話」からはこちら↓

マガジンでも「第1話」からお楽しみいただけます。


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ホンミ弘美|"男の美学"を発信 ありがとうございます。とても励みになります。心から感謝申し上げます!